実録! デニムの色落ちレポート【やっと半年の穿き込み。タテ落ちがはっきりと出てきた編】

  • 2024.02.14  2024.01.20

ジーンズ愛好家がもっとも楽しみにしているのはデニムを穿き込んで育てること。育てる? どういうこと? な人もいるかもしれないけれど、デニムは穿き込むことで色落ちし、生地が変化し、穿き手それぞれのライフスタイルが刻まれるかのように経年変化していくのがおもしろさのひとつ。とくにジャパンブランドのデニムは、ヴィンテージジーンズさながらの生地や仕様を踏襲しているモデルが多く、経年変化の美しさは群を抜く。そこで、1本のジーンズがどのように色落ちしていくかをレポートするのがこの記事なのです。6回目となる今回はデニムも穿きやすい季節になって、生地の変化がいよいよ際立ってきた。

何はともあれ新品の状態を確認しときましょ。

レポートするのは雑誌ライトニングと日本のデニムブランド「ピュアブルージャパン」がコラボし、誌面で受注販売したマルチインディゴ・クラシックストレートが実験台。

通常のインディゴ染めの生地と、本藍染めデニムの2種類の生地を使っている(さらにポケットスレーキにはライトオンスのデニムを使用)ので、それぞれの色落ちもレポートしていきたいところ。

シルエットはクラシカルなスタイルをイメージしたゆったりとしたストレートなので、バリバリのヒゲは出ないと思うけど、生地の凹凸が激しいスラブ感のあるデニムはピュアブルージャパンならではの色落ちが期待できる。

ちなみに前回までの記事は下記で確認されたし。

実録!! デニムの色落ちレポート【猛暑の夏前編】

実録!! デニムの色落ちレポート【猛暑の夏前編】

2023年08月23日

実録! デニムの色落ちレポート【真夏の修行編】

実録! デニムの色落ちレポート【真夏の修行編】

2023年09月16日

実録! デニムの色落ちレポート【酷暑の夏は汗との戦い編】

実録! デニムの色落ちレポート【酷暑の夏は汗との戦い編】

2023年10月19日

実録! デニムの色落ちレポート【夏よさらば編】

実録! デニムの色落ちレポート【夏よさらば編】

2023年11月16日

実録! デニムの色落ちレポート【季節の変わり目に洗濯したぞ編】

実録! デニムの色落ちレポート【季節の変わり目に洗濯したぞ編】

2024年01月19日

先月の洗濯が作用したのか、色落ちのメリハリがはっきりとしてきた。

前回の記事で、猛暑の夏も洗濯せずに穿いてきたので、季節の変わり目に一度洗濯をしたという内容だったけど、そこからさらに穿き込んでいく。そこで顕著にわかったのは、洗濯によってキレイになったのか、色落ちして見えてくる各所の白い色がはっきりとしたおかげで、インディゴブルー、明るめのブルー、ホワイトといったデニムの生地を構成する色味それぞれのメリハリが出たような。

それによってはっきりとわかるのは生地のタテ落ち感がはっきりと見えてきたということ。心なしか経年変化が加速したような。もちろん、洗濯することでインディゴ染料も色落ちしたであろうけど、白い部分が、洗濯によってさらにキレイな白になったことも視覚的に「メリハリ」になったんだと推測。

あまり洗濯をしない方がコントラストの強い色落ちになると言われているけれど、たまに洗濯することで、ブルーと白のメリハリ感が強調されるので、雰囲気は格段に上がったような。

さらには洗濯と乾燥によって、生地自体も一度縮み、また穿くことで伸びる部分は伸び、より私の体型に馴染んできたことも雰囲気を増すひとつの理由になっているみたい。

何も気にせず穿いているので膝の部分は生地が膨らんできたし、いつもシワが寄ってしまうところはヒゲ落ちへと変化が見られる。

前回の記事でも伝えたが、さすがにもう新品のジーンズには見えない色合い。全体的にもブルーのトーンが明るくなった気がする。

といってもまだまだ全体的には濃紺。「けっこう穿き込んでますね」と言われるまでには到達していないので、ここからさらなる穿き込みに精進していこうとさらなる決意をするのであった。

やっと半年の穿き込みでご覧の状況。これが経年変化として早いのか遅いのかは個人差や普段の穿き方で変わると思うけど、個人的には色落ちした方なのではないかと。目標は全体のトーンが深いインディゴブルーから明るめのインディゴブルーになるまで。そこまではレポートしたいので何卒お付き合いいただきたい。

やっと半年。色落ち、アタリもはっきりとわかるようになってきた。

もっとも経年変化が進みやすい正面の膝から腿にかけてはこんな感じ。いつも穿いているので生地にはヒゲ落ちの癖が付いて膝も出てきた。生地の「こなれ感」が出てきている。よくこすれる部分には細かいタテ落ちも始まって、膝の当たるところは全体的にブルーがフェードしてきた。さらに穿くことでタテ落ちのメリハリはさらに出てくるのか?

バックポケット右側は普段からロングウォレットを入れているので、ウォレットのカタチに生地も癖がついて、ポケットにもタテ落ちがはっきりと見えるようになってきた。ポケット上部の縫製部分のパッカリングも色落ちが加わってワイルドな雰囲気に。

フロントの左側のポケットにはいつもスマホを入れているので、出し入れが多いせいか色落ちの進行は早め。ポケットの縁は色のメリハリがよりはっきりとしてきた。普段はベルトをしているのでウエストの帯分もベルトでこすれる部分は色落ちがはっきりと見えてきた。

裾部分の色落ちは前回からは劇的に変化はしていないけれど、サイドシームのセルビッジのアタリがしっかりと出てくれているところにヴィンテージ感が出てきたのは洗濯をしたせいか。セルビッジの幅に合わせて両サイドにタテに出現する色落ちに期待。やっぱりデニムはセルビッジ付きだとサイドの表情が豊かになっていいなと再認識。

本藍染め生地のデニムを採用したベルトループ。前回の記事でセンターのベルトループにダメージがあることがわかったけど、そのダメージがさらに進行(爆)している。これは普段バックパックを背負っているためだと思われる。

【基本データ】
トータル穿き込み期間:約6カ月
穿き込み頻度:週6日程度
トータル洗濯回数:4回

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部