- 2023.10.03
年表で振り返る! 2000年以降の第四次アイビーブーム「日本のアイビーカルチャーはいまや世界へ」
アメリカ東海岸の私立大学に通う学生たちのファッションやライフスタイルを手本とする和製アイビー。1950〜60年代に情報が乏しい時代ならではの独自解釈や、時に大いなる誤解を交えながら第一次アイビーブームが日本全国を席巻した。 その後も70年代に第二次、80年代に第三次、そして2000年代初頭から...続きを読む
アメリカ東海岸の私立大学に通う学生たちのファッションやライフスタイルを手本とする和製アイビー。1950〜60年代に情報が乏しい時代ならではの独自解釈や、時に大いなる誤解を交えながら第一次アイビーブームが日本全国を席巻した。 その後も70年代に第二次、80年代に第三次、そして2000年代初頭から...続きを読む
和製アイビーはアメリカ東海岸の私立大学に通う学生たちのファッションやライフスタイルを手本とすることから始まった。 第一次アイビーブームは1950〜60年代情報が乏しい時代ならではの独自解釈や、時に大いなる誤解を交えながら誕生。その後、70年代の第二次は本物のアメリカを求めて物欲が高...続きを読む
アメリカ東海岸の私立大学に通う学生たちのファッションやライフスタイルを手本とする和製アイビー。情報が乏しい時代ならではの独自解釈や、時に大いなる誤解を交えながら第一次アイビーブームは1950〜60年代に日本全国を席巻した。 その後も現在に至るまで幾たびかの流行が訪れ、長きにわたるアイビーブーム...続きを読む
教科書的なアイビースタイルにおいて、絶対にワードローブに加えねばならないアイテムは5つ。ネイビーブレザー、タイ、パンツ、レザーシューズ、そしてBDシャツ。特にオックスフォード生地のBDシャツは、アイビーリーガースにとても好まれる。たとえ横着して洗濯を怠ったとしても、そのシワクチ...続きを読む
教科書的なアイビースタイルにおいて、絶対にワードローブに加えねばならないアイテムは5つある。まずはこれらについての基本的な知識と、今買うならどんなアイテムを押さえるべきかを知っておきたい。 その1つでありアイビーにとっての最重要アイテムが「ネイビーブレザー」だ。もっともアイビー特有のディ...続きを読む
和製アイビーの開祖・石津謙介氏の長男にして、1960年からは自身もVANに参画した石津祥介さん。第一次アイビーブーム真っ只中の1965年には渡米して現地のリアルなアイビーライフを切り取った写真集『TAKE IVY』の監修にも携わる。和製アイビーをひとつのムーブメントまで押し上げた立役者にして、ニッポ...続きを読む
石津祥介さん、穂積和夫さんなどとともに、第一次アイビーブームを率いた当事者のひとりにして、雑誌『メンズクラブ』の人気連載企画「街のアイビーリーガース」の仕掛人でもあった服飾評論家のくろすとしゆきさん。 和製アイビーの端緒やブームの推進力、衰退の元凶、あるいは終焉の影など、意外と語られていないあ...続きを読む
ウィンザー公、ウディ・アレン、寅さん……。ひと癖あるトラッドアイコンは、皆ツイードが似合う男だった。この秋は久しぶりにツイードが気分。テキトーに羽織るくらいがちょうどいい。 乗馬服から着想を得た古着にはない着心地 昨年、再始動を果たした和製アメトラブランドの注目株「D.C.ホワイト」。な...続きを読む
ブランドの生みの親は「ゴルフの帝王」と呼ばれたジャック・ニクラウス。金髪をなびかせながらプレーする彼の愛称こそ〈ゴールデンベア〉だったんだ。そんな背景を持つブランドの根幹はもちろんトラディショナル。芝生の上だけじゃないデイリーでクリーンな一着をワードローブに加えてみない? Style.1 ジャケッ...続きを読む
New Balanceを欲しいと思っている人に向けてオススメのモデルの徹底ガイドとしてお送りする第二弾。前回記事では似た雰囲気の人気モデル2型「992と993」をその違いの説明とともにご紹介したが(記事を読みたい方はこちらから)、今回は個人的に推したいその他の品番をご紹介したいと思う。 1.レトロ...続きを読む
1980年に発行された『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』(リサ・バーンバック著)に掲載されている”プレッピーたちが通うべき17の衣料品店”。その中で40年以上が経っても変わらず営業を続けられている、プレッピーたちに愛され続ける店の一つ「J.プレス」。テーラードとカ...続きを読む
今やニューバランスは、アメカジ、ストリート、モードと様々なジャンルで人気のスニーカーブランドだ。どのモデルを買おうか迷っている人も多いのではないだろうか? 僕のベースでもあるアメカジやアメトラを意識したアプローチで、“僕ならこう履く”といったコーデとともに独断と偏見を交えながらご紹介していきたい。是...続きを読む
プレッピーの体現者たちは本場アメリカから日本まで世界規模で存在している(ごく少数ではあるが)。彼らの愛用品やルールを通して、プレッピーのスタイルやマインドをすこしずつ紐解いていく。お気に入りブランドやヴィンテージもミックスした店「ファイン&ダンディ」を共同経営する、マット・フォ...続きを読む
カジュアルよりはフォーマルな印象のローファーや海の匂いを感じるデッキスニーカー、手縫いのモカシンシューズが夏のマストアイテム。焼けた肌にショーツスタイル、そして裸足で履くのがこの靴のマナーと心得たい。3種類を4足ずつ紹介するので、それぞれの魅力を感じてほしい。 ▼プレッピーってそもそもなんだ?...続きを読む
ネイティブアメリカンが愛用した一枚革の履物に端を発するハンドソーンモカシン。かつて多くの職人がいた米北東部メイン州のファクトリーは急激に減少し、現在では僅か2社とも言われている。その工房を訪れ、失われゆく伝統技術の現状を確かめる。 数年でまた数を減らした絶滅危惧の伝統製法。 米国ニューイ...続きを読む
プレッピーのスタイリングは着こなしである前に、オーセンティックなもの選びからはじまる。夏の日射しに映えるビビッドなカラーリングに臆せず挑戦するには、まずボトムスから取り入れてみるのが鉄則。夏になれば膝小僧を出したくなり、秋には絶妙な中間色で洒落感を醸したくなる。ショーツを中心に10アイテムをピックア...続きを読む
ポップなカラーボーダーで装いを一気にプレップに変える必需アイテム「ラグビーシャツ」。ヘビーウエイトコットンとゆったりシルエットのオーセンティックなスタイルを中心にピックアップ。ポップでカラフルでありながら、どれも地に足の着いた歴史のあるスタンダードなものばかり。 ▼プレッピーってそもそもなんだ...続きを読む
プレッピーのスタイリングは着こなしである前に、オーセンティックなもの選びからはじまる。オックスフォードのBDシャツが熱くなったら、「ポロシャツ」の出番。モダンなシルエットやカラーリングでコーディネイトに効く、風通しのいい鹿の子生地を集めた。カジュアルなアイテムながら、どれも地に足の着いた歴史のあるス...続きを読む
プレッピーのスタイリングは着こなしである前に、オーセンティックなもの選びからはじまる。「クリケットセーター」は、スポーティなラインに英国の由緒正しき伝統を感じるケーブル編みのセーター。旧くは学生たちの制服としても用いられたこのアイテムこそ、まさにプレッピーを体現する。 ▼プレッピーってそもそも...続きを読む
本場アメリカから日本まで。世界規模でプレッピーの体現者たちは存在している(ごく少数ではあるが)。ストリートのエッセンスにトラディショナルのマインドを融合させた独自のテイストが持ち味のブランド「ノア」を展開するブレンドン・バベンジンさんもその1人だ。彼らの愛用品やルールを通して、プレッピーとはなんなの...続きを読む
1980年に発行された『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』(リサ・バーンバック著)には「WHERE TO SHOP」という項目があり、プレッピーたちが通うべき17の衣料品店がリストアップされている。その冒頭には「本当のプレッピーは衣類を普通のデパートやショッヒ...続きを読む
雑誌セカンドでいつも掲載しているフランスの人気セレクトショップ「アナトミカ」のディレクターであるピエール・フルニエが来日している! その情報を得て、セカンド編集部はある雑誌を手に駆けつけた。期待と緊張のなか、彼の人柄、魅力を伝えるべく、改めてここで紹介したい。 これが2020年11月号で制作したピ...続きを読む
1980年に発行された『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』(リサ・バーンバック著)にはプレッピーたちが通うべき17の衣料品店がリストアップされている。掲載ショップの半数以上は現存を確認できなかったが、とくに重要とされる3店のうちの1つがナンタケット島にある「マレーズトガリーショップ」。40年以...続きを読む
オフィシャル・プレッピー・ハンドブックの著者、リサ・バーンバック女史。彼女自身がプレッピーかどうかはさておき、少なくともプレッピーという概念を定着させた第一人者。我々はどうしても彼女に会いたいのだ。ならば、探しに行こう!(という名目の、セカンド編集部・パピー高野による、楽しい楽しい編集後記です) ...続きを読む
プレッピーのスタイリングは着こなしである前に、オーセンティックなもの選びからはじまる。ここにある10アイテムのマドラスはすべて、インド・マドラス地方で織られたもの。俗に“生地が泣く”と言われる、色が褪せたり滲む様は本物の魅力でありプレッピーならこだわりたい。 ▼プレッピーってそもそもなんだ? ...続きを読む
名門私立学校の学生の習慣から、模倣=ファッションに変わり定着したプレッピー。現代のプレッピーは大きく3つの潮流があるという。アイビー直系のクラシカルでキレイめなスタイル、アウトドアをベースにしたゴープコア、そして黒人文化に由来するストリート。アメリカントラッドに精通するファッションジャーナリスト、デ...続きを読む
YouTubeチャンネルで情報発信し、トラッドファッションを語らせると右に出る者がいないとまで言われる慶伊道彦さん。自身のファッションは60年代アイビーに根ざしているが、「アイビーは伝統を厳守するイーストコースト的で、プレッピーは西海岸的なファジーな感覚」と語る通り、出自を理解しつつ自由さ...続きを読む
本場アメリカに限らず日本にもプレッピーの体現者たちは存在している。その中のひとりが「キャシディ」店長・八木沢博幸さんだ。とはいえ、正統派から不良派まで、知識と経験に基づいたセンスでオリジナリティを確立している八木沢さんの愛用品やルールを通して、プレッピーの魅力を探っていこう。 ▼プレッ...続きを読む
男性向けのヴィンテージウエアを販売する「クラウリーヴィンテージ」のオーナーを務めるショーン・クラウリーさんは、自身をプレッピーではないと話すが、佇まいはプレッピースタイルそのもの。プレッピーの体現者の愛用品やルールを通して、プレッピーとはなんなのか? そのスタイルやマインドをすこしずつ紐...続きを読む
日本でプレッピーが認知されて、もう40年以上が経つ。当時は新鮮だったアイビーを「粋に着崩す」スタイルは今やサマートラッドの古典といってもおかしくない。とはいえ、もはやスタイルの一つとして定着しているからこそ、その派生や流れを知らない人も多いのでは。本来「プレッピー」はアイビーリーグ8校などの著名大学...続きを読む
貴方がプレッピーであることを周囲に気づかせるために、装い以上に雄弁なものはない。ポロシャツの襟を立てることや、素足でローファーを履くことは、アイビーの凝り固まった習慣から逸脱して、より自由に自らを開放するプレッピー精神そのもの。そしてそれすらも抗うことは、プレッピーとして正しい選択とも言えるだろう。...続きを読む
そもそもプレッピーという言葉はどのように生まれ、どのように広まって、どのように消費されていったのか。はっきりと全貌が掴めないからこそ様々に解釈される“プレッピー”の輪郭を少しでもはっきりさせるべく、服飾評論家の遠山周平さんに話を聞いた。 プレッピーと呼ばれる人は大学に入ってからも、社会へ出てからも...続きを読む
かれこれ12年。上京当時から長らく通い続ける古着店が学芸大学駅にある。駅を降りて徒歩2分という好立地だ。本当は教えたくないけど……「洋服好きのタメになる情報は共有すべき」と大人になった僕が太鼓判を押す「7th」という店の魅力をたっぷりとご紹介したいと思う(笑)。 オーナーの平林さんは、...続きを読む
プレッピーはアイビーリーグ8校などの著名大学に入るための予備校に通う生徒たちやそのライフスタイル、服装を指す。親や同輩から基本的な原則を学ぶプレッピーたち。ファッションに欠かせないプロダクトは、共通認識として自然に身についていった。これらのプロダクトには、いくつかの必要...続きを読む
「2nd」2023年7月号のスナップで意外に着用率の高かった「コードレーン」。シアサッカーと混同しがちだが、アイビー文脈ではこちらの方がより正統でクラシックな印象を与える。そんなコードレーンの良品をご紹介しよう。 1.CASSIDY HOME GROWN エルボーパッチやチンストラップ、...続きを読む
ワードローブから切り離せないBDこそ夏には夏の1枚を。トラッドの厳格な着こなしルールにおいても、タックアウトで着ることを許されている唯一のシャツ、それが「半袖プルオーバーBDシャツ」だ。トラッドな夏の着こなしはキーアイテムを揃えれば格段にバリエーションが広がる! 1.INDIVIDUALIZED ...続きを読む
通気性や速乾性に優れた春夏素材の定番であるウールトロピカルを筆頭に、より軽やかなホップサック、リネンコットンなど、その生地選びだけ見ても豊富な「夏素材のネイビーブレザー」。トラッドの王道であり、夏も着こなしたいアイテムだろう。 1.J.PRESS ORIGINALS × CIOTA 本国...続きを読む
トラッドな夏の着こなしで活躍する「マドラスチェックシャツ」。インドの名産織物だったマドラスを一躍サマートラッドの定番にのし上げたのは、かのブルックスブラザーズ。その後アイビーリーガーに愛されたサマトラ定番で、シャツのバリエーションは随一といえる押さえておきたいアイテムだ。 1.D.C.WHITE...続きを読む
キーアイテムを揃えればトラッドな夏の着こなしは格段にバリエーションが広がる。フォーマットがあるトラッドスタイルを自分らしくアレンジするのに「クリケットセーター」はひと役買う。各ブランドの個性豊かなデザインをご覧あれ。 1.Alan Paine 1907年創業で古くより学生向けのスポーツセ...続きを読む
夏のファッションは案外難しい。シンプルな着こなしになるほど、お洒落の難易度は上がる。そんな時は頼りになるトラッドショップへ。50年近く日本のファッションシーンを牽引してきた老舗セレクトショップ「シップス」。その一号店となる銀座店はアメトラに重きを置いたセレクトで多くの洒落者たちに愛される名店だ。 ...続きを読む
キャンディストライプと並んで安定した人気を誇る「ギンガムチェック」。ブロード、リネン、オックスなど生地によって雰囲気が変るので自分好みを吟味したい。トラッドな夏の着こなしはキーアイテムを揃えれば格段にバリエーションが広がる! 1.THE BAGGY ギンガムチェックと言えばブルー、しかし...続きを読む
今回は、迫りくる夏本番に向けてショーツ・スタイルを紹介しよう思う。 タイトルにも掲げた通り、私には3つのコンプレックスがある。 ・脚が綺麗ではない。 ・脚が決して長くない。 ・脚が太い。 そんな私だからこそ、工夫してご提案出来る内容があるのではないか?と思い、今回記事にした。最後ま...続きを読む
トラッドな夏の着こなしはキーアイテムを揃えれば格段にバリエーションが広がる。その中の一つが「シアサッカー」。1930年代にブルックスブラザーズが初めてシアサッカーのスーツを考案して以来、不動の定番。肌に触れる面積を少なくする凸凹生地のドライな着心地は格別だ。 1.BLUE BLUE 肩が...続きを読む
ビジネスウエアのカジュアル化が進み、趣味の服となりつつある現代。ドレススタイルの巧者たちも、よりカジュアル感の強い装いが気分と言う。しかしそれでも欠かせないのはジャケット。彼らの夏ジャケット選びの秘訣に迫る。 1.背広を、カジュアルに合わせた時の違和感が好き。|「ファイブワン 銀座本店」店長・泉敬...続きを読む
ファッション誌『クラッチ マガジン』の世界観とアイテムをそのままにセレクトしたショップが英国ロンドンにある「clutch cafe London」。ヘリテージブランドやジーンズカジュアルブランドなど扱うブランド数は世界随一で、トラッドには一家言ある英国の洒落者たちで賑わっている。そこで働くスタッフた...続きを読む
ビームスで2003年にスタートした「フェニカ」は“デザインとクラフトの橋渡し”をコンセプトのセレクトショップ。トラッドショップの中でも、ジャパニーズトラディショナルを提案する同店、スタイリングにもジャパンクラフトが散りばめられており、新しいアイテムとの出会いが楽しめるだろう。 日本各地の手仕事を衣...続きを読む
夏のファッションは案外難しい。シンプルな着こなしになるほど、お洒落の難易度は上がる。そんな時は頼りになるトラッドショップへ。「ユーソニアングッズストア」はサマートラッド愛に溢れた優良店だ。今シーズンはとくに1960年代のアイビースタイルをイメージしたスタイリングをオススメしているという同店...続きを読む
イェール大学内で創業、トラッドとはなんたるかを知る数少ないブランド「Jプレス&サンズ」。青山店はトラッドショップながら、ポップなカラーリングのアイテムが目を引く。トラッドを深く理解しているからこその、トラッドファッションの「今」を提案するスタッフが、この夏のコーディネイトを披露してくれた。 トラッ...続きを読む
トレンドの服を着ていても、メガネが合っていなければどこかチグハグな印象になってしまう。ファッション性の高いセレクトで一目置かれているメガネ店「G.B.ガファス」は、メガネだけでなく全身のファッションまでを考えたトータルコーディネイトが得意だ。そしてここで働くスタッフもまた洒落者たちが多い。メガネでト...続きを読む
日本国内のみならず各国から厳選したアイテムを揃える、愛知県名古屋市に1998年に創業したセレクトショップ「エクスプローラー」。時代に合わせたセレクトに固執せず、国内だけでなく、各国から厳選した品揃えに全国から来店客が訪れる。そんな同店のスタッフたちが纏う今夏のファッションを追った。 生産背景にこだ...続きを読む