2ページ目 - フライトジャケットを代表する「A-2」の着こなし7つのポイント。似合わない人必見!

【ポイント1】台襟は“アリ”か“ナシ”か。まずはそこから。

A-2の種類を大別すれば、台襟アリとナシに分かれる。台襟アリならラフウェアが代表格。一方台襟ナシで人気なのはJ.A.デュボウだ。

「台襟次第で、着たときの見え方は違う。着やすいのは台襟ナシだと思いますが、私は台襟アリの襟の雰囲気が好きです」(亀屋)

【台襟アリ】TYPE A-2 ROUGH WEAR CLOTHING CO.

台襟の縫い合わせの部分が骨のように芯が通っているため、着たときに襟がペタッとしない。A-2をおろす際、まず最初に襟のロールの癖づけするのが亀屋流。

台襟があることでA-2の襟が立ち、誇らしい印象となるのが特徴。ロ ールしている襟のフォルムが、台襟アリA-2の一番の魅力

【台襟ナシ】TYPE A-2 BUZZ RICKSONS MFG.CO

開襟シャツのように襟が低く横に広がるので、中に着るシャンブレーシャツの襟のほうが高く見える。台襟の有り無しでここまで見え方が違ってくるのだ。

大戦後期になると台襟は省略されるようになる。J.A.デュボウは2度目 の納入から台襟のないモデルへ。ロングポイント襟が特徴

【ポイント2】裾の処理には気を付けろ。

A-2を着るときに気をつけなければいけないのがシャツを裾出しするときの処理の仕方。特に丈長のシャツの際は危険。ジッパーをしめることで、裾リブに締めつけられ裾がスカートっぽくなってしまう。

「A-2は着丈が短いのでそのバランスが重要なんです」(亀屋)

【NG】

(右)丈の長いシャンブレーは、裾を出すとだらしなく見える。「裾出しをするなら、それ前提の丈短めのシャツを選ぶことが大事です」(亀谷)

(左)ジッパーを閉じると、リブが締めつけられ、はみ出した裾がスカート状になってしまう。

【OK】ネルシャツだってパンツインします。

亀屋流は、シャンブレー をパンツインしてジッパー締め。ただスカーフを巻く場合は、ジッパーをあける場合もある。

▼襟とインナーの着丈のベストな着こなしについては編集部のモヒカン小川も解説しているので合わせて読んでみてほしい。

A-2の「襟」のクールな癖付けと、ベストなインナーの着丈をマスターしよう!

A-2の「襟」のクールな癖付けと、ベストなインナーの着丈をマスターしよう!

2022年10月13日

【ポイント3】ジッパーの位置にも正解がある。

ジッパーは、あげ過ぎると首元が苦しくなるし、中途半端な位置ではカッコ悪い。亀屋さんいわく「私の中の正解は、前立て裏に刻印されたエアフォースマークあたり。この位置でジッパーを留めるのが一番着ていて楽ですね」

【ポイント4】足元は茶系で揃える。

「最近は足元の外しとしてスニーカーを選ぶ人も多いですけど……」と断りを入れながらも教えてくれた亀屋さんの足元の流儀は、茶系ブーツにすること。

「A-2は茶系なので、同色にすると黒よりもまとまりがいいと思います」

【ポイント5】A-2の首元を彩る「亀屋巻き」をマスターせよ。

亀屋さんの着こなしの基本となるA-2×シャンブレーシャツ。普段着としてはOKだが、よそ行き感を出すのならちょっと色身が地味。そんな中、亀屋さんはA-2に合わせるスカーフやストールの巻き方を教えてくれた。

1.大判スカーフの場合。

スカーフを首に巻き、リングをスカーフ留めにするのが亀屋流。昔のシアーズカタログでリング型スカーフ留めを見つけ、ヒントにした。

How to put “SCARF”

1.まず裏返しにし、対角線で折り三角形をつくる。2. 角を折る。巻いた時を想定して、折った角が外側に出ないように、内側に留めておく。3.4. 折って、さらにもう一度折る。 5. 均等に首かける。6. 先をつまんでリングを通す。そのままトップまでリングを押し上げて完成
この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。