4ページ目 - フライトジャケットを代表する「A-2」の着こなし7つのポイント。似合わない人必見!

おすすめブランドの「A-2」をチェック!

TYPE A-2の面白さは、様々なコントラクターによって作られているため、一口にA-2と言っても多様なバリエーションが存在することだ。ここでは代表的なブランド各社のA-2を紹介する。

1.THE REAL McCOY’S(ザ・リアルマッコイズ)

[台襟あり] A-2が誕生した最初期のディテールに注目。【TYPE A-2 / SECURITY AVIATION TOGS】

初のジッパーモデルとして1931年に採用されたA-2の契約第一号コントラクター、セキュリティ・アビエーション・トグス。手縫いのネックフックやスナップ式ではない、ボタン留めのポケットフラップなど最初期の独特のディテールが興味深い。22万円(ザ・リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300)

[台襟あり] コントラクター「リアルマッコイズ」の渾身の作。【TYPE A-2 / REAL McCOY MFG.CO.】

ラフウエア社の23380をベースに、ボディを細身に絞り、袖も細くして洗練されたフォルムを実現(写真のラセットブラウンは現在取り扱いなし)。シールブラウンがラインナップ。もしリアルマッコイズが第二次大戦当時のコントラクターだったら、というイマジネーションが膨らむ1着。22万円(ザ・リアルマッコイズ東京)

[台襟あり] 銘品として名高い23380が現代に甦る。【TYPE A-2 / ROUGH WEAR 23380】

ラフウエア社といえば、A-2の契約に計5回の成功を果たしたA-2を代表するコントラクター。この23380は1942年の3回目のモデルで、堂々とした台襟フォルムが紡ぎだすルックスは、数あるA-2の中でも独特の気品が漂い、銘品と呼ばれるほどだ。20万9000円(ザ・リアルマッコイズ東京)

2.AVIREX(アビレックス)

[台襟あり]メリハリあるフォルムが魅力。【A-2 U.S.A.】

革本来の風合いが楽しめる「ネイキッドカウレザー」を採用したA-2。大戦中期の台襟付きモデルを細部に至るまでオリジナルを忠実に再現している。台襟付きのカラーに、大きめのフロントポケットなどメリハリのあるフォルム。左胸には型押の革製プレート。シンプルなデザインのA-2だけに、AVIREXロゴがよく映える。Made in U.S.A.。11万8800円(AVIREX 新宿 TEL03-5367-2013)

3.BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)

[台襟あり] 職人の手で染料が塗られる贅沢な仕様に。【TYPE A-2 / “ROUGH WEAR CLOTHING CO.” Contract No.23380】

ラフウエア社の3番目の契約である23380を、イタリア産の渋鞣しの馬革で再現した逸品。職人の手によりシールブラウンのアニリン染料が擦り込まれた“ハンド・アニリン・ダイ” という仕様で、多少の色むらも手作業の証。革愛好家からの人気も高い。18万4800円(バズリクソンズ TEL03-3632-2321)

[台襟なし] マッカーサー元帥が愛したモデルを再現。【TYPE A-2 / Contract No.AC27752】

製造メーカー名がメインラベルに記載されていないコントラクトナンバー27753だが、実はコントラクターはケーブル・レインコート社だった。かのマッカーサー元帥が1着目に選んで着用していた、同社が手掛けた2回目のロットをバズリクソンズが忠実に再現した。19万5800円(バズリクソンズ TEL03-3632-2321)

[台襟なし] 赤リブとシールブラウンとのコントラストが美しい。【TYPE A-2 / “BUZZ RICKSON CLO.CO.” Order No.18775-P】

数あるA-2のコントラクターの中でも最多の契約回数を誇るエアロレザーの6契約目の最後期型のモデルがモチーフ。台襟は省略され、またレンガ色のニットパーツ、通称“赤リブ”が付けられているのが特徴だ。ボディのシールブラウンと赤リブの対比が美しく、人気が高い。18万4800円(バズリクソンズ TEL03-3632-2321)

4.MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン メンフィスベル)

[台襟なし] 最もコストパフォーマンスの高いA-2。【TYPE A-2 / DARK BROWN】

ブランド名は、第二次大戦中の欧州戦線に従軍し、映画にもなったB-17爆撃機「メンフィス・ベル号」の機長だったロバート・K・モーガン氏に由来する。旧きアメリカのガーメンツを再現しつつも、手に入れやすい価格を実現しているのも嬉しい。牛革製。5万5000円(中田商店アメ横店 TEL03-3832-8577)

5.HOUSTON(ヒューストン)

[台襟あり] 国内ミリタリーの雄が放つ自信作。【A-2 / LEATHER JACKET】

日本で初めてオリジナルのフライトジャケットを生み出した、日本を代表する老舗ミリタリーブランド、ヒューストン。馬革を採用したこのA-2は、オリジナルに忠実ながら袖裏にはポリエステルを採用するなど着易さなどアップさせている。(現在取り扱いなし)(ユニオントレーディング http://www.union-trd.com)

A-2を自分でお手入れしよう!

お気に入りのA-2にカビが生えたり、カピカピに潤いのない経年変化とは呼び難い状態にしないために、適度なメンテナンスは必要。用意するのはワセリンと鉱油をベースとしたバズリクソンズのレザーコンディショニングクリームのみ。あとは自分の手の温度で溶かしながら浸透させてゆく。革の状態にもよるが、塗布は年に1、2回で十分。詳しいメンテナンスのポイントが気になる人は下記記事も合わせて読んでみて。

「バズリクソンズ」直伝! A-2の経年変化を楽しむためのお手入れ術と、着こなしメソッド。

「バズリクソンズ」直伝! A-2の経年変化を楽しむためのお手入れ術と、着こなしメソッド。

2023年04月21日

▼フライトジャケットをはじめミリタリージャケットについてはこちらの記事をチェック!

全部本物! フライトジャケットからフィールドジャケットまで、ミリタリージャケット主要10種類を解説。

全部本物! フライトジャケットからフィールドジャケットまで、ミリタリージャケット主要10種類を解説。

2023年07月17日

※価格などは取材時の情報です。

(出典/「Lightning Vol.272」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

Pick Up おすすめ記事

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...