メンズ向けブーツにはどんな形、種類がある? 基本の9種類を押さえよう。

ひと言でブーツと言ってもその種類は多岐に渡る。今ではファッションとして履かれているブーツのほとんどが、実は使用する環境や職種に合わせて作られた専門的なモデルだったりするのだ。

ブーツは大きくわけて、「レースアップブーツ」系と「プルオンブーツ」系の2つに分けられる。それぞれ、誕生時の用途や目的によって、紐で締め上げるたタイプか、機械などへの巻き込み防止に紐を排除したもの、と大きく2分化。型だけでなく、そもそもの用途も見ていこう。

まずはレースアップブーツに属する4種類を紹介する。

1.森林での作業用に誕生した「ロガーブーツ」

堅牢なワークブーツとしては最も旧いカテゴリーといえるロガーブーツ。その名のとおり木材を伐採するなど森林での作業用に作られたもので19世紀にはすでに存在していた。当時は膝丈で滑らないようにスパイクソールを装備していたが、それが進化し、現在では8〜10インチ丈のラグソールという仕様が一般化している。

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2.狩猟用に開発された「ハンティングブーツ」

ハンティングは英国の上流階級のスポーツが発祥だが、ここではアメリカでの狩猟で使われたブーツを指す。その象徴が、狩猟が盛んなミネソタ州に本拠を置くレッドウィングが、1950年代に開発したトラクション・トレッド・ソールのモデルを装備したモデル。8インチ丈のレースアップ仕様で、足音を立てずに獲物に近づくことができる。

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2023年01月23日

3.砂漠行軍用の靴「チャッカブーツ」

19世紀後半にポロ競技用のシューズとして生まれたチャッカブーツ。つまり英国発祥だ。それをもとに、第一次世界大戦時にはクラークスが英国軍の砂漠行軍用の靴の生産を請け負い、砂漠に同化するサンドベージュのスウェード素材、熱に耐える生ゴムソールを装備した、写真のデザートブーツが誕生した。

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2023年04月21日

4.足首をホールドする登山靴「マウンテンブーツ」

その名のとおり、登山靴として作られたモデル。足首をしっかりとホールドし、足の甲までシューレースでフィッティングを調整できる。アッパーは堅牢なレザーを使用しているものがほとんどで、グリップ性能の高いソールを装備しているのも特徴だ。旧くから登山が盛んだったヨーロッパのシューメーカーのものが多い。

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2023年02月06日

続いて、プルオンブーツの主な5つの種類を紹介しよう。

5.整備工のためのブーツ「エンジニアブーツ」

飛行機や列車のエンジニア、つまり整備工が作業で履くために作られたブーツが起源。つま先を防護するためにスチールが施され、工具や金属片から足を守る肉厚なレザーのシャフト、グリップ力のあるソールを装備するなどが特徴。その男らしい姿から後にバイカーのアイコン的存在となった。

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2023年01月25日

6.スペインの乗馬靴がルーツ「ウエスタンブーツ」

スペインからの移民がメキシコに渡り、そこから北アメリカに移って放牧民となったのがカウボーイの始まり。そして、ニューメキシコのネイティブアメリカンと交流し、自ら持ち込んだ刺繍の技術と彼らの銀細工の技術が融合。カウボーイの豪華絢爛な装飾ウエアはそうして生まれた。ウエスタンブーツもスペインの乗馬靴がルーツ。

7.農作業にも使用された「ファーマー&ローパーブーツ」

カウボーイブーツの中でもウエスタンブーツとは一線を画すのが、このファーマー&ローパーブーツ。1930年代以降、定番となったカウボーイブーツの形を踏襲しながら、シンプルに仕上げたプルオンタイプが特徴だ。ローパーとはそもそもヒール付きだが、後にファーマーやランチャーに愛用されるようになる中で、クレープソールのモデルも登場した。

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2023年02月06日

8.長靴のように履く「モカシンブーツ」

モカシンブーツというと漠然としているが、ここではモカシン縫いのプルオンタイプのブーツを指す。もともとはネイティブアメリカンが手縫いで仕上げたレザーシューズのモカシン縫いに端を発するが、そのデザインは後に様々な屋外での作業用ブーツに転用された。いわゆる長靴のような存在だ。蛇に噛まれないように膝丈のものが多かったが、後に足首丈のものも登場した。

9.着脱が楽々可能な「サイドゴアブーツ」

サイドゴアブーツは、チェルシーブーツとも呼ばれるように、英国が発祥のもの。もともとは、ヴィクトリア女王のために作られたのが発祥ともいわれている。足首両サイドにゴムが施され、脱ぎ履きしやすいように前後にストラップが付いているのが特徴のフォーマルな靴だったが、19世紀後半からはアメリカでも大衆的な存在になった。

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2023年01月25日

【番外】夏も快適に過ごせる、ローカットのワークブーツ。

ワークブーツのデザインを踏襲しつつ、脱ぎ履きしやすく、夏も快適に履くことのできる「ローカットタイプ」も人気がある。軽作業用に肉厚なレザーを使うなどワーク用でありながら着脱が簡単な履き口となっているのが特徴だ。

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2023年01月25日

(出典/「Lightning特別編集 ザ・ブーツバイブル」「別冊Lightning vol.190 ブーツの教科書」「Lightning vol.308」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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