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ベトナム戦争初期の最新スペックを搭載。

すでにストリートファッションでもお馴染みのジャケット「M-65」。呼称からも察することができるが、誕生は1965年前後。前身のM-40、M-43(M-50)、M-51と続いてきたアメリカ陸軍のフィールドジャケットを引き継いたモデルで、文字通りベトナム戦争初期にデビューしたことになる。
特徴としては前側に付いた4つのポケット、綿テープを使った袖口、シェルにナイロンを混紡(リアルマッコイズのM-65はコットンシェル)したことなど、当時としては機動性を高めるための最新スペックを搭載していた。
なぜ熱帯で活躍するはずのM-65に、ライニングが付属していたのか……?

知る人ぞ知るという点で言えば、M-65にはライナーがオプションで付いていたということ。ベトナム戦争といえば熱帯での活用を前提としているのに「なぜ?」という疑問がわくが、当時は対ソ連(現ロシア)想定も本格化していた時代で、実際にベトナム戦争に使われたジャングルファティーグなどの熱帯地域用の開発と並行して、こうした寒冷地対策も行われていたようだ。ライナーを装着すれば保温性は格段にアップ。初冬までのM-65の着用を可能にする理想的なオプションと言える。




動きやすく、また防寒性にも優れたフィールドジャケットは、冬のタウンユースに、そしてアウトドアシーンでも活躍すること間違いないスペックを有する。ひとつあれば、いつでもカッコよく防寒できるはず。持っておいて損はない。
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※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「LIGHTNING 2018年11月号 Vol.295」)
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