1.ロースター
前章でも紹介した手網焙煎をはじめ、ちょっとリッチなギアも紹介。コンパクトながら本格的な手焙煎が楽しめるものばかりなので、まずはここから始めてみよう。
コーヒーロースター・レトロ(HARIO)
熱源にアルコールランプを使用することでデスクトップでも焙煎が楽しめるロースター。シリンダー部は耐熱ガラスで豆の焙煎具合を確認しながら行えるから失敗も少ない。(ハリオ TEL0120-398-207 https://www.hario.com)
煎り上手(発明工房)
生豆を焙煎器に入れてガスコンロで3~5分火にかけながら左右に振るだけ。底部の形状のかげで生豆が回転するような作りになっているので、初心者でもムラなく焙煎できる。(発明工房 TEL0463-74-1717 http://invention.co.jp)
焚き火ロースター(UNIFLAME)
底部に細かいメッシュの特殊耐熱鋼を使用することで炎を通さず熱に変換するため焙煎ムラが少ない。ハンドルは折りたためるだけでなく伸びるので焚き火でも熱くなりにくい。(ユニフレーム TEL03-3264-8311 http://www.uniflame.co.jp)
2.コーヒーミル
アールグレイのようなフロな風味が特徴。口あたりはまろやかだがレモンの酸味も感じられる。柑橘の爽やかさとまったりした紅茶を掛け合わせたイメージ。
コーヒーミル(PORLEX)
シンプルなルックスと耐久性の高さ、セラミック刃を使用することでコーヒーの香りを損ねず挽けるなど、古くからハンディサイズのコーヒーミルの名品として名高い一品。(ジャパンポー レックス TEL072-724-0250 http://www.porlex.co.jp)
ミルラパス(ZASSENHAUS)
1867年創業のドイツの名門・ザッセンハウスの手挽きコーヒーミル。シャープな切れ味の硬質特殊鋼製ミル刃で香りを損ねず挽くことが可能。インテリアとしても絵になる。(メリタジャパン TEL03-5386-2702 https://www.melitta.co.jp)
キャニスターコーヒーミル(HARIO)
ミルと密閉型保存容器が一体に。容器底にはシリコンカバー付きで滑りにくく挽きやすい。約120gの粉を保存可能だから、毎回挽くのは面倒臭いという人にピッタリ。(ハリオ TEL0120-398-207 http://www.hario.com)
コーヒーグラインダーバリオV(Melitta)
最高級鋼を使用したコニカル形式のミル刃を使用。引き具合は細かく40段階で調整が可能。上部のホッパーは豆を220g、受け皿は容量が140gあるから大人数でも対応可。(メリタジャパン TEL 03-5386-2702 http://www.melitta.co.jp)
コーヒーグラインダー 7660JP(Russell Hobbs)
指でスイッチを押すだけの簡単操作。独特の形状が挽きムラを軽減するという中のボウルは取り外せるので、挽いた後も豆をこぼすことなくフィルターに移すことができる。(大石アンドアソシエイツ TEL03-5333-4447 http://russellhobbs.jp)
ネクストG(Kalita)
レトロな色合の外観とは裏腹に静電気除去装置搭載で粉の飛散を防止、モーターの回転数を従来の50%に低減することで摩擦熱も防止するなど中身は最新スペックを誇る。(カリタ TEL045-440-6444 http://www.kalita.co.jp)
BISTRO 電動コーヒー グラインダー(BODUM)
回転速度が遅く摩擦熱による豆の風味を損なうことなく、均一に挽くことができるコニカル刃を使用。コンテナはガラス製でプラ製に比べて静電気が少なく粉の飛散も少ない。(ボダムジャパン TEL03-5775-0618 http://www.bodum.com/jp/ja)
3.ドリッパー
コーヒを淹れる道具としては王道ともいうべきスタンダードなアイテム。その分種類も多いため自分好みのベストギアを見つけよう!
サイフォンドリッパー(Kalita)
カリタ定番の底面の3つ穴ではなく、側面のひとつ穴から抽出する。下から突き出たパイプのおかででドリッパーに長く湯だまりができるためサイフォンのような風味になる。(カリタ TEL045-440-644 http://www.kalita.co.jp)
102-CU(Kalita)
熱伝導率のよい銅を使用した高級感溢れる3つ穴式ドリッパー。持ち手には樹脂製のカバーが付けられているので使い勝手もいい。やはりこだわるなら使用感の高い銅製に限る。(カリタ TEL045-440-6444 http://www.kalita.co.jp)
ウェーブドリッパー 185(Kalita)
質感も美しいステンレス製。カリタのウェーブフィルター185(2~4人用)専用のドリッパー。独特の形状で長時間コーヒーがとどまらないのでスッキリした味が楽しめる。(カリタ TEL045-440-6444 http://www.kalita.co.jp)
V60 透過ドリッパー02 レッド/V60 カパードリッパー/V60 耐熱ガラス透過ドリッパーオリーブウッド(HARIO)
60度の円錐形、蒸らし効果とスムーズな抽出を促すスパイラルリブ、大きなひとつ穴。世界中で愛されている定番アイテム。淹れ方の加減で味が変わるので探求しがいもある。(ハリオ TEL0120-398-207 http://www.hario.com)
SLOW COFFEE STYLE コーヒーカラフェセットステンレス600ml(KINTO)
フィルター不要のステンレスフィルターはコーヒーの持つ旨味成分である油分をそのままドリップできるので本来の風味を存分に楽しめる。飽きのこないシンプルなデザイン。(キントー TEL0120-34-7830 http://www.kinto.co.jp)
フォールディングコーヒードリッパー 「焚火台型」(Snow Peak)
アウトドア総合メーカー・スノーピークの人気アイテム「焚火台」と同じ折りたたみ式のドリッパー。市販のフィルターが使用できる。キャンプのコーヒータイムに。(スノーピーク TEL0120-010-660 http://ec.snowpeak.co.jp)
TSUBAME RATTAN Dripper(GLOCAL STANDARD PRODUCTS)
一般的なスチールではなくステンレス材を使用することで軽くて薄い仕上がりを実現。匂いがつきにくく本来の香りと味が楽しめる。持ち手には手作業で藤が巻かれている。(TRUSS FURNITURE & GENERAL STORE TEL078-978-0525 http://www.truss.jp)
名門2人用フィルター MDN-21(KONO)
1973年に発売開始(MD型)。円錐ドリッパーといえばKONOと言われる定番品。MDNはMD型よりも抽出効率を上げているため初心者でも雑味の少ない味で淹れられる。(珈琲サイフォンTEL03-3946-5481 http://coffee-syphon.co.jp)
REGULAR DRIPPER/ 鉄釉(amabro)
シンプルで定番的なフォルムに民芸の器でもよく使われる鉄釉を使用することで、ヴィンテージ感漂う雰囲気に。陶器製で匂い移りもなし。革紐のリング付きで収納も便利。(12amabro online store TEL03-5725-1210 http://www.amabro.com)
コーヒーメーカー3カップ(CHEMEX)
1941年アメリカ生まれの耐熱ガラス製のドリッパー。インテリアとしても映えるデザイン製と使いやすい機能性でMOMAのパーマネントコレクションにも選出されている。(TRUSS FURNITURE & GENERAL STORE TEL 078-978-0525 http://www.truss.jp)
コーヒードリッパーLサイズ(CLEVER)
底面にプッシュ式のストッパー付きで、ドリッパー内部にコーヒーを溜めておけるサーバー一体型タイプ。サイフォンのようにかき混ぜてからドリップできる。使い勝手抜群。(ブランディングコーヒー TEL03-5795-1701 http://0141coffee.jp)
チタンカフェプレス 3カップ(Snow Peak)
アウトドアや忙しい朝にいちいち人数分入れるのが手間なときに、手軽に香り高 いコーヒーが味わえるのがプレス式。チタン製だから直接火にかけることもできるスグレモノ。(スノーピーク TEL0120-010-660 https://ec.snowpeak.co.jp)
MT.FUJI DRIPPER(IFNi × ILCANA)
静岡市のコーヒーショップと山梨の器具ブランドがコラボした、富士山をイメー ジしたドリッパー。空気が通るワイヤータイプで蒸らし効果も高く素早く美味しく抽出できる。(cotogoto TEL03-3318-0313 http://www.cotogoto.jp)
MINI EXPRESS 2Cup用(BIALETTI)
底面にプッシュ式のストッパー付きで、ドリッパー内部にコーヒーを溜めておけるサーバー一体型タイプ。サイフォンのようにかき混ぜてからドリップできる。使い勝手抜群。(ブランディングコーヒー TEL03-5795-1701 http://0141coffee.jp)
4.スケール
美味しいコーヒーを淹れたいならば温度計やスケールなどをおざなりいけない。 しっかりと計測した分量こそ、美味いコーヒーへの近道なのだ。
コーヒースケール Pearl Model S(Acaia)
話題のIoT家電。0.1g~2kgまで0.1g単位で計量できるだけでなくスマホと連動し抽出のデータや状態をグラフ化。自分だけのレシピをSNSを通じて世界の人と共有できる。(FBC Int ernational TEL03-3436-2575 http://fbc-intl.co.jp)
ティー&コーヒーサーモメーター(CASUAL PRODUCT)
美味しいコーヒーにこだわるならお湯の温度管理は大切。収納ケースにもクリップがつくが、温度計にもクリップが付いているので容器に合わせて挟んで固定できる。(カジュアルプロジェクト TEL0120-137-149 http://www.aoyoshi.co.jp)
銅メジャーカップtypeL(Kalita)
新潟県燕市の金属加工業社とコラボした銅製メジャーカップ。金属加工はもちろん、研磨職人が丹念に磨き上げた製品はこだわる人の所有欲を満たしてくれる。1杯約10g。(カリタ TEL045-440-6444 http://www.kalita.co.jp/)
5.ポット
ポットだってコーヒー専用の細い注ぎ口のタイプを使いたい。クラシカルなモデルからデジタルガジェットのようなポットまで家のインテリアにあわせて使いたい。
細口ポット0.7l(Kalita)
注ぎ口が細く最後まで細いお湯で抽出していくことができる。取っ手部分が2重になっていて持ち上げやすいが火にかけると暑くなるので注意。満水で容量は約700mL。(カリタ TEL045-440-6444 http://www.kalita.co.jp)
V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノ(HARIO)
50~96 度で1度単位での温度設定が可能。加熱後は設定した温度で15分間保温も可能。持ちやすいハンドル形状と細くて長い注ぎ口でドリップのクオリティアップ間違いなし。(ハリオ TEL0120-398-207 http://www.hario.com)
BALMUDA The Pot(BALMUDA)
シンプルで無駄のないデザインとコーヒーなら約3杯分600mLという使い勝手のいいサイズ感の電気ポット。空焚き防止機能、自動原電OFF機能付きだから万が一の時も安心。(バルミューダ TEL0120-686-717 http://www.balmuda.com)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/別冊Lightning Vol.215「東京コーヒーロースターズ」)
Text/M.Terano 寺野正樹 Photo/A.Kuwayama 桑山章
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