革ジャン好きなら誰もが知る事実、それは「冬に革ジャンはあまりに無力だ」ということ。革ジャンは、遮風性はあるが保温性・防寒性はほぼなく(ムートンを除く)、冬になると戦力外通告を出されてしまう悲しい運命にある。しかし、それではあまりに惜しい。そこでここでは、革ジャンの下に着る「防寒インナー」について考察したい。寒さに負けない革ジャンの着方を、みんなでマスターしよう!
【ポイント①】Vゾーンを制する者、防寒インナーを制す!
防寒インナーを選ぶ際、革ジャンの下に着てもモコモコしすぎない薄手かつ保温性の高い、いわゆる“ハイテク素材”を使ったものを選ぶのがベター。その時に注意したいのがV ゾーンだ。革ジャンの胸元からインナーがどう見えるかで、スタイリングの印象が変わってくるぞ。
【Vゾーン浅め】
アウトドアブランドに多いのがV ゾーン浅めタイプ。革ジャンの胸元からは、スウェットかクルーネックのT シャツのようにインナーが覗くことになる。

【Vゾーン深め】
アメカジブランドなどがリリースするインナーに多いのがこのタイプ。V が深めに作られており、首元がすっきり見えるのが特徴。A-2 などにもおすすめ。

【ポイント②】インナーを見せたくなければ、襟付きタイプを選ぶべし。
革ジャンの胸元から防寒着なんて見せたくない! というロックな方も多いはず。そんな人には襟付きタイプが超おすすめ。写真のように襟を革ジャンの内側にしまい込めば、さもT シャツ一枚で革ジャンを着ているように見えるぞ。

【ポイント③】差し色としてインナーを使え。
アウトドアブランドがリリースする防寒インナーは、カラフルなものが多い。そんな時はインナーを思い切って見せちゃうのもアリ。防寒としてだけではなく、コーデの差し色として使えるのはありがたい。

※情報は取材当時のものです。
(出典「Lightning2022年3月号 Vol.335」)