【1970年代】インディアンジュエリーブームの影響もあり、ターコイズが急騰!
’70年代は、ハリウッドスターやロックスターがこぞってインディアンジュエリーを身につけたこともあり、空前のブームとなる。それに加えて、ある経済誌がこれからターコイズの価値が上がるため、投資として最適だとの記事が出たことで、トルコ石の価値が急上昇。
それを煽るかのように、雑誌『アリゾナハイウェイズ』では、度々ターコイズに関する特集が組まれている。そこにはターコイズコレクターとしても有名で、数々のアーティストを育てたC.G.ウォレスも協力。グレードの高いターコイズに特化したジュエリーも多く見られる。
多くのターコイズ特集を企画!
アリゾナに特化した情報誌である『アリゾナハイウェイズ』。’70年 代にはターコイズの関する特集をいくつも掲載している。そのクオリティの高さも素晴らしい。それもそのはず、C.G.ウォレスを始め とする歴史的なコレクターたちが惜しみなく撮影に協力していた。
【豆知識】知っておきたい3大ターコイズ。
アメリカで採掘されるターコイズのトップ3と言われているのがこちら。次にビズビーやレッドマウンテンなどが数えられる。簡単に手が出るものではないが知っておきたい。
ランダーブルー
ローンマウンテン
ナンバーエイト
▼ターコイズのグレードなど見分け方が知りたい方はこちら!
【1980~2010年代】脈々と受け継がれる伝統と日本ブランドの躍進。インディアンジュエリーの進化は今なお続く。
今のインディアンジュエリー界で、名実ともに頂点に君臨しているのが、マッキー・プラテロ。’80年代から活動し、常に斬新な作品を作り続けている。いろんなショーに出展し、そこでアワードを受賞することが大作家になるためのセオリーなのだが、マッキー・プラテロはショーに出ることはなく、そのセンスだけで今の地位を築いた。
また注目したいのが日本ブランド。インディアンジュエリーを深く理解した上で、日本人の感性や技術で作り上げるプロダクトは、一種独特の魅力を持ち、新たなジャンルを築いた。
Mckee Platero(マッキー・プラテロ)
マッキー・プラテロはナバホ族のアーティスト。世界中に多くのファンを持ちつが、年に数個しか作らないためその作品が市場に出ることは稀。トラディショナルな手法を駆使しながらも、それまでにない斬新な作品を飛び抜けたセンスと技術で作る。
独自に解釈した実力派のジャパンブランド。
SKY BLUE HAWK
LARRY SMITH
本物のインディアンジュエリーを手に入れたいなら有名店で購入するのが確実。
今回、この記事を作成するにあたって協力いただいたのが「スカイストー ン・トレーディング」だ。確かな知識と経験により、安心して購入の相談ができる。この記事を読んで歴史や巨匠たちの名前を学んだ上でぜひ本物を手に入れてみてほしい。
【DATA】
スカイストー ン・トレーディング
https://www.skystone.jp/ja/
(出典/「Lightning Vol.256」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/S.Sawada 澤田聖司、M.Watanabe 渡辺昌彦 問い合わせ/ スカイストーン・トレーディング TEL0267-41-1717 バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター TEL0120-137-007 ラリースミス TEL03-5794-3755 取材協力/ 中野光章(バーニーズ ニューヨーク)
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