書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

EVの日産アリアで体験した、プロパイロット2.0(自動運転レベル2)でも前を見ておくべき理由

日産アリアで、横浜→京都→姫路→横浜を走った話を書いた。その時に、ちょっと驚くようなアクシデント(回避できたが)があったので、書いておこう。高速道路本線上で、バイクが事故に遭ってたのだが、プロパイロット2.0は回避してくれなかったのだ。

EVの日産アリアは、横浜→京都間を一気に走れるか? プロパイロット2.0はどのぐらい使えるのか?

EVの日産アリアは、横浜→京都間を一気に走れるか? プロパイロット2.0はどのぐらい使えるのか?

2025年10月27日

アリアは548km(姫路→横浜)をノンチャージで走れるか?【EV日産アリア長距離チャレンジ】

アリアは548km(姫路→横浜)をノンチャージで走れるか?【EV日産アリア長距離チャレンジ】

2025年10月27日

プロパイロット2.0ではまだ回避できないモノがある

プロパイロット2.0はかなり高性能な運転支援システムだ。

しかし、ご存知のように日産は『自動運転』という言葉は使わない。あくまで『運転支援』だというのだ。

その日産の主張の意味を体感する体験をしたので、それについて書いておこう。

実際のところ、プロパイロット2.0はかなり優秀で、ハンドルから手を離すことはできるし、よそ見をすることも可能だ。『やってはいけない』となっているが、ちょっとスマホを見たり、マンガを読むことぐらいはできるかもしれない。

しかし、やはり運転中は前を見て、いつでもハンドルを持てるようにしておいた方がいい。

正直、その瞬間には何が起こっているのか分からず回避してしまった

それは関西からの帰り。伊勢湾岸道で、刈谷PAを通り過ぎ、東名自動車道の分岐を越え、新東名自動車道を走っていた時のことだ。

(これは違う場所だが)下の写真のような感じの広い3車線道路で、おそらく制限速度は120km/hのエリアではなかったかと思う。この写真と同じような感じで、前に何台かトラックが走っていて、筆者は中央車線を走っていた。プロパイロット2.0をオンにして、前のトラックについて100km/h強ぐらいのスピードで走っていたと思う。

そんな時、前のトラックがスッと、左の走行車線に車線変更した。

開けたレーンを見ると、何かが車線のど真ん中に立っている。

「!?」

あわてて、プロパイロット2.0の制御を無視して、ウィンカーを出して左側の走行車線に回避する。プロパイロット2.0の制御中でも、人間の操作の方が優先されるので、それは問題なく回避できる。

なんと、中央車線に立っていたのは、オートバイだった。そして、ライダーは、中央分離帯のところにいた。

何が起こったのか分からなかったが、記憶に残った映像を思い返してみると、どうもタンデムシートに乗せられていた振り分けバッグが、後ろにズリ落ちて、それでバイクが停止して立っていたようなのだ。バイクは多分、ライムグリーンのカワサキだったように思う。

ライダーは転んだ風には見えなかったのだが、慌てててしまって中央分離帯の方に退避してしまったようだ。なんとか、路側帯まで移動して欲しかったし、逃げるなら路側帯側だろう! と思ったが、仕方ない事情もあったのかもしれない。ともかく、自分の見たものが信じられないような奇妙な光景だった。

プロパイロット2.0は回避できたのか?

運転しながら思い返してみると、直立したバイクに対して、プロパイロット2.0は反応しなかったように思う。

もし、ハンドル操作をしなかったら、その先で緊急ブレーキが動作したり、ハンドルが動作して回避したのかもしれないけど、さすがにそれを限界まで試す余裕は筆者にはなかったし、とっさにハンドルを操作して回避してしまった。

では、ハンドルを操作していなかったら、どうなっていたのだろうか?

広報車を日産に返却する時に、この点を聞いてみた。

すると、「おそらく現在のプロパイロットでは、その状況は回避できません」とのことだった。

あそこで、ハンドル操作をしていなかったら、激突していたことになる。バイクといえば200kgぐらいある金属製の物体である。アリアで激突していたら、かなり大変なことになっていただろう。

ちなみに、現在開発中の将来世代のプロパイロットでは、こういうシーンでも回避が可能になるとのこと。


↑この映像、すごい技術なので、ぜひ見て下さい!

クルマの緊急回避性能を飛躍的に向上させる運転支援技術【日産】
https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/TECHNOLOGY/ARCHIVE/ADVANCED_DRIVER_ASSISTANCE_TECH/

筆者の運転歴の中では、事故ったクルマの破片が一面に散らばっていたこともあるし、高速道路上を逆走して来たクルマに遭遇したことや、歩いている人を見たこともある。角材や、トラックのチェーンが落ちていたこともあるし、トラックがひっくり返って一面にマヨネーズが散らばっていたことも、首都高のコーナーを抜けたら路面全面に缶ジュースが散らばっていたこともある(ブシュブシュ踏みながら通った)。バイクで鹿に激突してしまったこともある(ちょっと経験豊富過ぎる気もする……)。

実際、道路ではどんなアクシデントが起こっているか分からない。プロパイロット2.0など優れた安全支援システムを積んだクルマでも、回避し切れない何かが道路上では起こっていることもある。ぜひ、運転中は前を見て、いつでもハンドル操作できるようにして走行していただきたい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

Pick Up おすすめ記事

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...