書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

Vision Proに対抗? Android XR搭載の『XREAL Project Aura』も気になるが……

XREALは先にレポートした『XREAL One Pro』の発表会において、同社の次なる一手となる新プロジェクト『Project Aura(プロジェクト・オーラ)』の詳細を明らかにした。本稿では、このProject Auraについて、現時点で公開されていることをレポートしたい。

XREAL One Proを体験してきた。いよいよ、これは買うべきかも

XREAL One Proを体験してきた。いよいよ、これは買うべきかも

2025年10月27日

チー・シューCEOサプライズ来日とProject Auraへの言及

XREAL One Proの発表会の最後に、サプライズとして本国から徐馳(Chi Xu:チー・シュー)創業者兼CEOが登場し、次世代戦略の中核として位置づけられる本プロジェクトの概要を語ってくれた。

Project Auraは、Android XRデバイスとして登場する。Android XRは、実空間にウィンドウや3Dオブジェクトを固定する『空間コンピューティング』を実現するデバイスになるはずだ。実際の視界に、表示をオーバーラップするオプティカルシースルー(OST)方式は、初期に「アップルが諦めた」と言われている。アップルは次善の策として、実際の視界をカメラで取り込みコンピュータ表示を合成するビデオシースルー(VST)方式を採用したという噂なので、Project AuraがOSTでどこまで理想に近づけるのかは非常に興味深い。

しかし、現状のXREAL OneやOne Proの出来を考えると、あながち「アップルができなかったから無理」というものでもないような気がしてくる。

期待されるスペックと、XREALの戦略

Project Auraは、従来のXREAL OneやOne Proで採用されていたX1チップの改良版X1Sを搭載し、パフォーマンスは従来比で約25%向上するとされる。マルチタスク処理においても大幅な改善が図られて、よりスムーズな操作体験が期待されているようだ。

また、視野角は70度とされており、オプティカルシースルータイプのARグラスとしては驚くほど広い点も注目に値する。X1Sチップとデバイス側でSnapdragonの利用が想定されており、それぞれ、Apple Vision ProにおけるR1とM2を組み合わせた構成に対応するカタチとなる。

Apple Vision Proは素晴らしいが、重く、そして高価過ぎることは確か。もし、Project Neoが現在言われているような性能を実現するのであれば、軽くコンパクトなもうひとつの選択肢になりそうだ。もちろん、価格は現時点では未発表だが、たとえばREAL One Proの倍、たとえば20万円で出たとしたら、Apple Vision Proよりかなり手が届きやすいデバイスになる。

もちろん、アップルもvisionOSの熟成を進めていることを考えると、今後それを搭載したモデルが登場することになるだろうから、現行Apple Vision Proと比べても仕方ないかもしれないが、より安価で、対抗軸となり得る空間コンピューティングデバイスが登場したら、それはそれで楽しいことになりそうだ。

Project Auraは2026年登場。細かい時期については明言されなかったが、「なるべく早く提供したい」とのことで、XREALのスピード感からいえば、前半に登場しそうな雰囲気である。

登場が楽しみだ。

しかし、同時に、これはAndroidデバイスなので、アップルエコシステムの中にいる筆者としては、現行のXREAL One Proがけっこう買い時なのではないかとも思える。

まぁ、悩みは尽きないわけだが(笑)

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...