書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

XREAL One Proを体験してきた。いよいよ、これは買うべきかも

サングラス型ディスプレイにおいては、世界市場をリードするカタチになってきたXREALの新型、XREAL One Proが日本市場向けに発表された。価格は8万4980円で、7月2日から7月23日まで予約販売される。XREAL One(6万9980円)が今年1月に発売されたことを考えるとまさに矢継ぎ早の発売だ。発表会に行ってきたので、どんなことができるのか? XREAL Oneと何が違うのか? を中心に、簡単にお伝えしよう。

XREAL
https://www.xreal.com/jp/

XREAL One Proとは何なのか?

前回、ThunderVoltはXREAL EyeをXREAL製品としては初めてレポートした。これはXREAL Oneを試用せねばならぬと思ってXREAL Oneをお借りして、そのレポートをまだ書けていないのに、XREAL One Proが発売されてしまって、非常に困っている(笑)預かっている間に、下位モデルになってしまうとは……。

XREALの超小さな周辺機器『XREAL Eye』発表。わずか1.35gで大幅な機能拡張

XREALの超小さな周辺機器『XREAL Eye』発表。わずか1.35gで大幅な機能拡張

2026年08月31日

いや、いろいろな発表会取材が忙しくて……などと言い訳をしてもしょうがないので、ともあれ、今回発表されたXREAL One Proのお話を。

XREALは当初Nrealとしてスタートした中国北京に本社を置く企業で、2019年1月にCESでNreal Lightを発表。同年12月に日本でも発売を開始している。その後、2023年に社名をXREALに変更し、日本法人も『日本XREAL株式会社』としている。

商品の説明をしたプロダクトマネージャーの高天夫さん。

同社は『AR』を強く標榜しているが、筆者はメディアとして中立の立場で見た時にこの製品は『サングラス型ディスプレイ』としてレポートするのが正しいかと思っている。パソコンや、スマホ、ゲーム機と接続して、その出力をプリズムを使って目の前に投影するのが主な構造だ。Vision Proのように、実際に外部映像とミックスされて空間に投影されるわけではない。

ただ、XREAL Eyeなどを使って外部映像を取り込み、6DoFで空間での位置を把握して、映像を空間に固定したりはできるようになっているので、むしろスタート当初に標榜した理想に向かって今近づいているところ……と解釈するのが正しいのかもしれない。別記事で書くが、今回、開発について詳しく述べられたAndroid XR対応の『Project Aura』は、ARデバイスといっていいものに近づくかもしれない。

まったくの余談だが、発表会のプレゼン資料に前回XREAL Eyeの発表会で験している筆者が出てきてビックリした。ちょっと行儀悪いが、ソファーに座って中空に浮かべたNintendo Switchの画面でゲームをしていたところだと思う。

半年前発売のXREAL Oneから、どう進化したのか?

ただ、筆者はXREALの製品はサングラス型ディスプレイとしては非常に優秀で、素晴らしい進化をしてきていると思っていて、今回のXREAL One Proはひとつの到達点かなと思っている。

もともと、従来の同社製品は、本当にプリズムを使って目の前に半透過のディスプレイを投影するようなモデルだったが、今やMacBook Proを繋いでも、十分実用に足るサイズのディスプレイを眼前の空間にあるていど固定して投影できるようになっている。

ご覧のように、外見上は、XREAL Oneと大きくは変わらない。

最大の違いは、薄型化を果たし、視野角を広げた新しいプリズムだ。

従来のXREAL Oneまで使われていたシンプルな三角形のプリズムはBird Bathと呼ばれ、新型のプリズムはX Prismと呼ばれる。薄型化し、同時に視野角が広がっている。

実際、ご覧のように、厚みも減っており、同時に下から入る外光も減っていて、見やすくなっている。

これは筆者の体感だが、投影されるスクリーンは若干糸巻き型のひずみ(樽型ひずみの逆で、コーナー部が外側に引っ張られる)があるように感じた。今後、このあたりは取材を通じて確認したい。

視野角は大きく増しており、57°となっている。

これはXREAL Oneの50°より7°増しただけに思われるかもしれないが、面積ベースの画面サイズとしては約38%増えている。

試用会場で、自分のiPhoneやMacBook Proを繋いで試すことができたが、XREAL OneではiPhoneを縦持ちした時に上下が切れて気になったが、それがあまり感じられなかった。またMacBook Proでも実物のディスプレイより確実に大きく見えて、空間に浮かべられることからかなり便利に使えるように感じた。筆者にとっても一番現実的な用途である、出張時の簡単な外部ディスプレイとしては、かなり実用的な存在になったように感じた。また、最高輝度も600ニトから、700ニトに向上している。

画面解像度は約400万ピクセルということなので、2.5〜3Kぐらいの解像度。XREAL Oneはソニー製の0.68インチマイクロOLEDを使用しているが、XREAL One Proは次世代0.55インチマイクロOLEDを利用しているとのこと。

X1チップがもたらすアドバンテージ

このOLEDに加えてXREAL One Proの性能を支えているのが、同社独自のX1チップというSoCだ(これはApple Siliconなどと同様に台湾のTSMCが製造を担当しているそうだ)。

スマホやパソコン、ゲーム機の映像を、グラス側であらためて処理して、空間に表示されているように位置を修正したりしているのが、このチップだ。ちなみに、これはXREAL Oneとほぼ同じ。同社が3年かけて開発したというチップだ。

次はAndroid XR方向なので、アップル製品ユーザーとしては今が買い時!?

8万4980円のXREAL One Proと、6万9980円のXREAL Oneは併売される。

最大の違いは視野角が57°と50°であることだが、筆者としては1万5000円の差を飲み込んでXREAL One Proを推したい。この視野角の差はかなり魅力的だ。

とはいえ、6DoFで活用したいということを考えるとXREAL Eyeも必要。となると合計金額はほぼ10万円(正確には9万8960円)となる。次々と新型が出てくるXREALの製品は買い時が難しいが、次のモデルはAndroid XRに向かうことを考えると、アップル製品ユーザーとしてはこのXREAL One Proが買い時かなとも思える。いかがだろうか?

Vision Proに対抗? Android XR搭載の『XREAL Project Aura』も気になるが……

Vision Proに対抗? Android XR搭載の『XREAL Project Aura』も気になるが……

2026年08月31日

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「VINTAGE PEANUTS」が約10年ぶりに復刻! 「ウエアハウス」の新作Tシャツ一挙見せ!

  • 2026.09.08

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 装いのアクセントにユニークなTシャツを! ウエアハウ...

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

上海発・気鋭のアメカジブランド「REAL SIMONS」を知っているか?

  • 2026.08.30

近年アメカジが流行し、大きな発展を遂げている中国。同国で1984年に創業したレザーウエア工場の生産背景を元に2017年に始動したのが「リアル シモンズ」だ。ヴィンテージピースを現代的に再構築した高品質なプロダクトを手がける気鋭のブランドである。 元々は皆さんと同じ『Lightning』の読者だったん...

記念すべき第1弾の革をモヒカン小川がプロデュース! AJLP活動報告。

  • 2026.09.01

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトの活動報告。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく動き出した革のプロたちのリアルドキュメンタリーである。同プ...

Pick Up おすすめ記事

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

「VINTAGE PEANUTS」が約10年ぶりに復刻! 「ウエアハウス」の新作Tシャツ一挙見せ!

  • 2026.09.08

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 装いのアクセントにユニークなTシャツを! ウエアハウ...

上海発・気鋭のアメカジブランド「REAL SIMONS」を知っているか?

  • 2026.08.30

近年アメカジが流行し、大きな発展を遂げている中国。同国で1984年に創業したレザーウエア工場の生産背景を元に2017年に始動したのが「リアル シモンズ」だ。ヴィンテージピースを現代的に再構築した高品質なプロダクトを手がける気鋭のブランドである。 元々は皆さんと同じ『Lightning』の読者だったん...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR