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日産、新ブランドアンバサダーに鈴木亮平さんを起用、再起の起爆剤に

日産自動車は、4月22日に新ブランドアンバサダーに鈴木亮平さんの就任を発表。本社1階のグローバル本社ギャラリーでメディア向けの発表会『NISSAN START AGAIN 2025』を開催。新テレビCMシリーズ『心にグッッッッッっとくるクルマ』篇を公開した。

個性派イケメン俳優、鈴木亮平さんをブランドアンバサダーに

ご存知のように日産では、中国市場の低迷、米国のインフレによる収益悪化で、昨年利益の大幅な下方修正を余儀なくされ、ホンダへの経営統合が検討されるほどの事態になっている。

そして、4月1日には経営陣も一新。イヴァン・エスピノーサ氏を代表に、役員も大幅にスリム化して難局に挑む。

それを受けての鈴木亮平さんのブランドアンバサダー就任となったようだ。これまで、日産のブランドアンバサダーは、矢沢永吉さん、大坂なおみさん、木村拓哉さんなどが務めており、『HK 変態仮面』『西郷どん』『シティーハンター』『TOKYO MER』などで個性的な役柄を演じてきた鈴木さんの、個性的ながら本音で語るところが人好きのする、魅力的なキャラクターが期待されたと思われる。

Zのワクワク、ARIYAのプロパイロット2.0に乗った興奮を自分の言葉で表現

発表会では、鈴木さんがワンガンブルーのフェアレディZに乗って登場。

フェアレディZに乗った興奮や、ARIYAのEVパワー、プロパイロット2.0のワクワク感、eペダルの快適さについて熱く語った。

その後、日産のEVや、自動運転などの新技術の開発を担当するエンジニアと壇上で対談。テクノロジーのもたらす未来について語った。

途中、エンジニアの方がクイズ形式で技術をアピール。技術の日産ならではの個性を表現。そのクイズにも鈴木さんは、感じの良い笑顔で答えていた。

EVにしても、自動運転にしても、米テスラや、中国の新興自動車メーカーの先進性ばかりが話題になるが、『人の命を預かる自動車を100年近く作ってる企業』として、信頼できるEV、自動運転車を作るメーカーとしての価値はあるはずだ。

実際に複数の日産車に試乗し、その興奮を体感した鈴木亮平さんは、『この興奮を伝えたい』と語った。

『やっちゃえNISSAN』でいいのか?

経営陣を一新するなど手を打っている日産だが、続く中国の不況、高額なトランプ関税の出現などで、さらに状況が悪化していく可能性がある。経営の立て直しのために、大幅なリストラも検討されており、見通しは明るくない。

ブランドアンバサダーは鈴木亮平さんになったが、2014年から使われている『やっちゃえNISSAN』のキャッチコピーはそのままだ。

ゴーン体制移行の、革新的な技術に対して『挑戦しよう』『迷わず進もう』という思いを込めたキャッチコピーだと思うが、「やっちゃったNISSAN」などと揶揄されがちなコピーでもある。未曾有の危機に際して、このキャッチコピーもより時代に即したものにアップデートしても良かったのではないだろうか?

座ったり立ったりの立ち居振る舞いがいちいち丁寧で、壇を降りる際にも司会者や聴衆であるメディアに対して折り目正しいお辞儀をしていた鈴木亮平さんの好感度は非常に高い。

日産が本当の意味で企業内の旧弊を刷新して、新しい魅力的なクルマを作り、『START AGAIN』に成功することを祈るばかりだ。

新型エルグランド初見せ

冒頭の挨拶で、日本マーケティング&セールス/日本アフターセールス執行職 杉本全(あきら)さんが、「日本市場において2026年度までに4車種を発表予定」とし、先ごろ発表された第3世代リーフとともに、近い将来発表されるエルグランドのシルエットを初公開した。

環境問題に関しては、クリーンディーゼルが推奨されたり、EVに期待されたり、PHEVが推されたりと状況は刻一刻と変わる。自動運転に関しても、一時の期待一辺倒ではない状況も生まれつつある。

日本を代表する自動車メーカーのひとつ『技術の日産』には、なんとか状況を覆して、未来を切り開いていっていただきたい。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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