Holoeyes代表の杉本さんと、AUGM Tokyoの中心人物村上丈一郎さんが主催
アップル本社がMacintosh誕生30周年を祝って作った記念サイト『Mac30』で、世界を変え続けるイノベーターとして紹介された杉本真樹先生と、AUGM Tokyoのリーダーである村上丈一郎さん、そして筆者が発起人となって、Mac 40周年を祝うユーザーイベントを開催した。杉本先生は外科医であると同時に、VR/AR/MR、3Dプリンターなどの先端技術を医療分野で活用するHoloeyes株式会社のCEOでもある。参加者はおよそ75人で、Macにゆかりの深い周辺機器メーカーの出展も行われた。
ちなみに、10年前にも同じようなメンバーで30周年を祝っている。
会場には杉本先生のコレクションである数多くのオールドMacが展示された。初代Macはもちろん、Apple IIもあって、多くの人が見入っていた。
展示機は、極初期のMacだけでなく、Color Macintosh、Macintosh Portable、PowerBook Duo 230、20th Anniversary Macintosh、初代iMac、G4 Cubeなどが展示されており、非常に価値のあるコレクションだった。
歴代Macを取材して来たメディア関係者も集結
基調講演はおなじみ、林信行(Nobi)さん。非常にレアな、Mac発売前のジョブズのプレゼンテーション動画にわざわざ字幕を付けたものの解説から始まり、MacがDTPマシンとして普及していったこと、ジョブズ不在の間の苦境、そしてジョブズの復帰とアップルの復活について、当時のエピソードを交えながらお話下さった。
話の途中には、なんと2004年から2006年までアップルの日本法人の代表を務めた前刀禎明さんが飛び入り参加。当時のエピソードを披露した。筆者などはアップルのユーザーのひとりだった時代に、雑誌の誌面などで目にしていた前刀さんの登場に非常に興奮した。
その後は、アップル関連メディアの執筆者などが登壇して、歴代Macのスライドを見ながら、当時のエピソードを語った。登壇者は、左から杉本真樹先生、元日経MAC編集長の林伸夫さん、筆者、Macお宝鑑定団のDANBOさん(下の写真ではたまたま不在)、ライターの本田雅一さん、弓月ひろみさん、林信行さん、そして村上丈一郎さん。
「最初に買ったのはこのMacだった」とか、「このMacの発表会の時にはこんなトラブルがあった」とか、とにかく話が尽きず、非常に盛り上がった。
ちなみに、下の写真は、参加者の柳澤英樹さんがお持ちになったQuickTake 200で撮影したもの。QuickTakeは、黎明期のデジカメを代表するモデルのひとつで1994年に発売された。
最初に発売されたのはQuickTake 100で、次に150、200という順で発売された。 CCDは35万画素で、記録画素は640×480ピクセル。上の写真は逆光なので少々厳しいが、順光だったら、今でもそれなりに写る。
こんな製品を参加者の方が持ってくるという意味でもユニークなイベントだ。ちなみに、筆者も想い出話のために、自分が昔使っていたPowerBook 2400cを持って行った。
次は50周年で会いましょう!
初期モデル登場40周年を祝うために、ユーザー自身が集うなんていうデジタルデバイスは少ないと思う。それだけ、Macintosh – Macは多くの人を魅了し続けているのである。
会合は10年後、『Mac 50th』での再会を約束しての散会となった。
(村上タクタ)
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