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Apple Park Visitor Centerで買ったマグカップは、日本の波佐見焼だった

アップルは基本的にノベルティグッズを作らないと言われている。たしかに、オンラインやApple Storeで、アップルロゴ入りのグッズを買うことはできない。例外なのが本社のカンパニーストア。ただし、Infinity Loop 1の旧本社のカンパニーストアは閉鎖されてしまった。だから現在アップルのロゴ入りの公式グッズを買えるのは、Apple ParkのVisitor Centerだけだ(ここはApple Storeの特別版のようなもので、一般の人も行けば入れる)。この他には、Apple Storeの新規店舗が開店する時に無料配布されるグッズだけが、公式に認められたアップルのノベルティだ。基本的には、アップルのマークをつけて販売するのはアップルのコンピュータやスマートフォンとその周辺機器だけということらしい。

(2019年9月撮影)

カンパニーストアで売ってたマグカップがVisitor Centerに

Apple Park Visitor Centerにはいくつかお土産として買えるノベルティグッズがある。時折デザインの変わるTシャツなどが中心だが、今回見に行ったらマグカップやノートなどもあった。

今年のTシャツのラインナップ。今年は、白い旧ロゴに虹色リンゴのパーカーもあった。

ここでしか買えないとなると欲しくなるが、Tシャツ一枚40ドル。税込で約6500円と高価なので、なかなか買えない。古いデザインには一切こだわらないアップルだが、ここだけは虹色リンゴや旧ロゴなどがしっかりと使われているのが面白い。

おそらく、旧カンパニーストアが閉鎖されたからか、同店舗で売っていた商品の一部がApple Park Visitor Centerで販売されるようになっていた。

人に頼まれたTシャツを買うために行列に並んだので、つい、今回取材の旅の記念として、仕事をする時に飲むコーヒー用のマグカップを1つ買うこととした。色は3色。MサイズとLサイズがあり、私が買ったのはMサイズで25ドル。税金を合わせると4000円ぐらい。マグカップにしては高い買い物だ。また、スーツケースに入れると、割れないかどうか心配。

パッケージを開けると波佐見焼とあった。

あまり焼き物には詳しくないので調べてみると、波佐見焼というのは磁器の一種で、丈夫で日常使いできるものだそうだ。

波佐見町は長崎県だが、佐賀県の有田町の隣にあり、昔は『有田焼』として出荷していたらしい。しかし波佐見焼自体は400年以上の歴史を持っているということで、近年『波佐見焼』としてのブランドが確立され、その名で市場に出回るようになったらしい。

HASAMI PORCELAIN(波佐見磁器の意)というブランドは、日本のブランドを海外に知らせる活動をしているロサンジェルス在住の篠本拓宏さんによるもの。シンプルな円と、直線を使ったデザインはアップルのモノづくりに通じるものがあるのかもしれない。

HASAMI PORCELAIN
https://hasami-porcelain.com/

そして、今回も、WWDCの基調講演はMac Caféのテラスで行われたので、マルニ木工のHIROSHIMAに座ることができた。

マルニ木工  HIROSHIMA
https://webshop.maruni.com/c/series/hiroshima

HIROSHIMAのチェアやHASAMI PORCELAINのマグカップなど、日本のプロダクトがアップルで評価されているのを見るとなんだか嬉しいが、海外で再評価されるまで、我々が良さに気付きにくいというのも、なんだかもどかしい気がする。

良いものは良いと、気付ける審美眼を養いたいものだ。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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