書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

3ページ目 - 10年後の未来を垣間見る——Scrum Venturesが3年ぶりリアルイベント『Scrum Connect 2023開催』

必要があれば同じディスプレイで100人の人に違う情報を提示できるのだという。ちょっと不思議な技術だが、すでにデルタ航空との提携が始まっており、この技術はデトロイト空港で使われているのだという。

また、スポーツ分野で応援しているチームごとに違う映像を見せたり、エンタメでいえば推しのアイドルの映像を中心に流したりと、さまざまな展開が期待できそうだ。

画像解析で労働災害を抑制! 大きな経済効果も!

ふたつめの[STARTUP PITCH]は、CompScienceの共同創業者兼CEOのJosh Butlerさん。

世界では3億4000万件の労働災害が起こっており、職場で230万人が亡くなっている。その経済的ロスは4兆円、これは世界のGDPの5%に相当するのだという。実に多くの人が労働中に事故に遭遇しており、人的被害だけではなく、その経済的なロスも甚大だ。

CompScienceは、AIによる画像解析で、労働災害が起こりそうな状態を検知し、それが発生する前にそのリスクを取り除くようにアラートを出す仕組み。これは、多くの悲劇を減らすことができるし、経済的にも非常に意義の多いチャレンジだ。

あなたの店にレジなしを導入するソリューション

ふたつ目の[FIRESIDE CHAT]は『レジなし、人なし、未来の小売り。顧客エンゲージメントはどう変わる?』と題してZippinの共同創業者兼CEOであるKrishna Motukuriさんが登壇。

ZippinはAmazon Goのようなレジのない買い物ソリューションを提供する。Amazon Goと違うのは、Amazon GoはAmazonの作った店でしか利用できなが、Zippinはレジなしの決済システムをショップに提供する。つまり、多くの店でZippinの仕組みが利用できるようになるのだ。

導入により売上2倍になった店舗もあり、USのNBAアリーナ、空港などで導入が続いている。すでに90店舗以上に導入されてるという。利用スタイルを限定するモジュール型のZippinレーンを導入すると1週間で導入可能なのだという。

日本ではローソンとの提携がすでに発表されている。もしかしたら、遠くない将来、ローソンで決済することなく買い物ができるようになるかもしれない。

単純に、レジが不要だというだけでなく、必要な商品を手に取って持って帰るだけだから、決済の行列も発生せずスムーズになるし、購入体験自体が向上し、売上も上がるのだという。

『アプリで病気が治る』って、どういうこと?

3つめの[FIRESIDE CHAT]は、ヘッジホッグ・メドテックの川田裕美さんで『アプリで頭痛を治療する時代、SaMD最前線』。

SaMD(サムディ)とは、Software as a Medical Deviceということ

アプリで病気が治る。とは不思議に感じるかもしれないが、アプリを使うことで行動変容を促すということ。病気の多くは生活習慣によって発生するのだから、これは理に適ってる。

ポイントはこのアプリが医師によって『処方できる』ということ。無料で使えるのであれば逆に普及しないが、医師によって処方できる、つまり診療報酬に反映されるから、医師が患者に利用を指示してくれるということだ。仕組みの問題で、そこは善し悪しはあるが、たしかに実際にSaMDを日本で普及させようとしたら、そういった『仕組み化』は必要だといえるだろう。

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...