書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

「あなたにピッタリ!」M2 ProとM2搭載Mac miniは、コスパ高し!【先行レビュー】

  • 2023.02.02

仕事やプライベートにMacを使いたい。「でも、自分が必要なぐらい性能がいいのは高いしなぁ……」と諦めていたあなた! 「新しいのを買うお金がないからなぁ」と諦め顔でインテルMacを使ってるあなた!

あなたのためのMacが出ましたよ!

これなら、作業はサクサク進むし、レインボーカーソルがクルクル回っているのを待つ必要なんてない!

2020年6月登場のM1(Apple Silicon)の登場で、Macの世界は大きく変わった。たとえば、それ以前のインテルのCore i5を積んだMacBook Airと、M1搭載MacBook Airを比べると、CPU性能で2倍、GPU性能で2〜3倍の性能差がある。

普通、何年もかけて、1割、2割と進歩していくのに、一気に2〜3倍も性能が上がると世界が変わる。それが今のMacの世界だ。もし、いまだにインテルMacを使ってる人がいたら、もう乗り換え時だ。そのレインボーカーソルを見ている時間がもったいない。

まだインテルMacを使ってる人、ビデオ編集をする人に超オススメな2種類のMac mini

本機は2023年2月3日に発売になる。

今回登場したのはMac miniとMacBook Proの14/16インチ。ここではMac miniをご紹介しよう。

Mac miniは、今回大きく分けて2種類のモデルが登場した。

M2搭載モデルが最も低価格なMac。M2 Pro搭載機が安いのに、一般的なプロユーザーがまったく不満ないほどの高性能を持つ据置型マシン。

M2搭載機は一番安いモデルが8万4800円。一番安いといっても4K動画の編集レベルならかなりの本数があっても平気で動作する。とても重い写真を多数加工するとか、プログラムのビルドを行うとかでも、本当にガチプロが唸るような重いデータでなければ本機で十分だ。なにしろ、M1でさえ、Core i5のMacの2〜3倍のパフォーマンスがあるのだ。

今となっては、Core i5のMacBook Airだと、ビデオ会議で背景をボカすフィルターをかけられないとか、ビデオ会議しながら、重いパワポを触ると動かなくなるとか言っていたのが信じられない。M1 Macだったら、ビデオ会議しながら動画を編集したって平気なぐらいだ。

とにかく、インテルMacや、Windows機で、「動きが重いなあ……」と思っている人は、すぐにこの8万4800円のM2搭載Mac miniを買って欲しい。

M1世代にはなかった『Pro』が、多くの人にジャストフィット

M2 Mac miniのさらに2倍ほど性能が高いのが、M2 Proを搭載したMac miniだ。

CPUは高性能コア8コア、省電力コア4コアの計12コア。M2に比べて、高性能コアが4個増えてるので、CPU全体の処理能力としては約2倍になる。GPUも個数に準じるとしたら、10コアから、16〜19コアになっているので2倍近いパフォーマンスを持つ。

このマシンが、なんと18万4800円からという低価格で購入することができるのだ。

同時に発売された、同じスペックのMacBook Pro 14インチが28万8800円でることを考えると、Mac miniは可搬性を捨てることで、10万4000円の節約に成功しているのだ。

M2搭載機と、M2 Pro搭載機では、拡張性も異なる。

M2搭載機はThunderboltポートを2つしか持たないが、M2 Pro搭載機は4つ持つ。また、M2搭載機はThunderboltポートに6Kディスプレイを1枚しか接続できないが、M2 Pro搭載機は6K×2+HDMIポートに4Kを接続可能だ。

多数のディスプレイやSSD、コントローラなどを接続して使う動画編集者などにとっては、拡張性の大きさは大きなメリットだといえる。だから、そういう人にとっては、M1搭載機では不足だからM2 Pro搭載機のメリットは大きく。

Mac Studioがよく似合うが、21万9800円から、と本機に使うには少々高価かも。

M1世代では、M1 ProのMac miniは存在しなかった。M1 Max、M1 Ultra搭載のMac Studioは存在するが、それはかなり高価になる(27万8800円から)。Mac Studioの性能(4Kの4倍のデータ量を持つ8K動画7ストリームを同時に編集可能)を必要とする人はさすがに多くはないが、M1 Proクラスの性能の据置機をリーズナブルに欲しいという人はかなり多いのではないだろうか?

そういうワケで、筆者はこの2種類を多くのユーザーの方にお勧めしたいと思っている。

ベンチマークテストから分かる、M2 Pro Mac miniの高性能

ちなみに、Mac miniは2010年の登場以来13年間、ほとんどデザインが変わっていない。2010年モデルはSuper Driveが付いていたり、電源ランプも位置が変わったりしているが、そのレベルだ。アップルがもっとも好む角丸の正方形の中央にアップルマークを配置。このデザインには『変える余地はない』と考えているのだろう。実際、手にしてみると美しい。

インテル版のMac mini(右のスペースグレイ)と。背面ポートも含めて、ほとんど同じだ。

それだけに、違いはスペックのみということになる。変更点はほぼチップセットのみだ(正確にはWi-Fiが6Eに対応し、Bluetoothが5.3対応となった)。

というけで、注目はベンチマークテストとういうことになる。

比較対象として挙げたのは、

M1 MacBook Air 2020——初代M1のスタンダード機。2020年10月発売。
M1 Pro MacBook Pro——筆者の愛機。一番低スペックなM1 Pro機。2021年10月発売。
M2 MacBook Air——M2のスタンダード機。2022年6月発売。
M2 Pro Mac mini——本機。
M2 Pro MacBook Pro 16インチ——同時に発表された高性能ノート。

それぞれ、本機(M2 Pro Mac mini)の立ち位置を明確にするためにピックアップした。

そこから分かったことは……非常に圧縮すると

●初代M1 MacBook Airと比べると、CPU性能は約2〜3倍。GPU性能は約2.5〜3倍。
●M2 Macbook Airと比べると、CPU性能は約2〜3倍。GPU性能は約2.5〜3倍。(M2との比較)
●M1 Pro MacBook Proと比べると、CPU性能は約1.6〜1.7倍。GPU性能は1.3〜1.5倍。(前モデルM1 Proとの比較)
●M2 Pro MacBook Proと比べるとほぼ同じ。つまり、Mac miniとMacBook Proに搭載されたM2 Proに差はない。
●MacBook Airに搭載されているSSDと、MacBook Pro 14/16インチ、Mac miniに搭載されているSSDは読み書きの速度に差がある(容量の影響かもしれないが)。

というようなことだ。

総論としては、冒頭に述べたように、M2 Pro搭載のMac miniはかなりお買い得。モバイルマシンでなくていいのであれば、かなり多くの人にお勧めできる製品だということだ。

本機をデスクトップに置いて、モバイルは安価なMacBook Airか、iPadを使うというの手かもしれない。

ディスプレイは、デザインの統一感があり、クオリティの高いビデオ会議を実現するカメラとマイクを内蔵したMac Studioもいいが、Mac miniと組み合わせて使うには価格(21万9800円)のバランスが悪いかもしれない。4Kディスプレイは5〜10万円ぐらいからあるから、そこのコストはセーブしてもいいかも。キーボードやマウスも純正でなくても、気に入ったものを買えばいい。

そのぐらいの製品と組み合わせた方が、安価なM2 Mac miniと、高性能でコスパの高いM2 Pro Mac miniと一緒に使ってフィットするように思う。

コストはセーブしていいから、ぜひM2世代のMac miniのコスパの高さを多くの人に体験していただきたい。

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部