2025年のテーマは「原点回帰」。「BOOTES」のAUROCHSを着る!
先日、弊社スタジオの隅にあるラックに掛けられた俺の数十着の革ジャンをボーッと眺めてて、ふと思ったことがある。「俺の革ジャン、案外牛革が少ないな……」
ショット、ラングリッツ、天神くらいかな、俺の持ってる牛革は。もちろんディアやシープもそれなりに持ってるけど、多数派は圧倒的に馬革。そもそも俺の学生時代、俺にとって革ジャン=牛だった。もちろん、ラムスキンなんかもアメ横でたくさん売っていたけど、俺のお目当ては断然牛革。そう、俺に革ジャンの楽しさを教えてくれたのは、紛れもなく牛革だったのだ。
それがいつ頃からか、ホースハイドの革ジャンが世に増えて、それに伴って、俺の着る革ジャンも馬革が主流となった。
そんなこんなで、2025年はちょっと重点的に牛革を着ていこうかな、と思ったわけ。
こちらの革ジャンはボーテスの「オーロックス」というモデル。ボーテスは、ファインクリークの山﨑さんが手掛ける牛革専門ブランドなのだ。
オーロックスは、俺が革ジャン初心者だった頃に着ていた牛革とは、もちろん比較にならないほど分厚くて上質。シボも強めで嬉しい茶芯仕様なのだ。俺に革ジャンの素晴らしさを教えてくれた牛革に敬意を表して、原点回帰しようかなと思っております。

クラシカルなDポケットを持つオーロックス。着脱可能なムートンボアが付属し、防寒性も高い。パターンを見直し、現代的なシルエットを実現した。
この圧倒的なシボ感がオーロックスの特徴。サンドウィッチ仕様の茶芯で、着込むほどにうっすらと面で茶が出現する。
襟のボアはムートン製。着脱可能なので、気温によってスタイルを使い分けることもできる。バイカーにもぴったりだ。
(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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