L型を90年代のクルマにスワップ。進化した足回りで旧車の“音”を楽しむシルビア。

  • 2024.02.20  2024.02.16

旧車の楽しみ方は千差万別。ストック状態で楽しむ人から、チューニングして楽しむ人、そしてエンジンスワップをする人まで。ここで紹介するシルビアもそんな自分なりの楽しみ方を追求した1台。なんとこのシルビアの心臓は、L型エンジンが搭載されていたのである。

逆転の発想で誕生したL型を快適に楽しむ一台。

標準よりも外径の小さいタイヤを履き、BILSの車高調を使って適切なスタンスにロワード

ここに紹介するのは、おそらくLightning誌で紹介する車両の中ではかなり新しい部類に入るであろう、’97年式のシルビアQ’sだ。純正オプションのエアロに、SSRメッシュを履いたシンプルなスタイル。

「なぜビンテージオート誌に?」という疑問を抱くかもしれないが、その答えはエンジンルームの中にある。なんとこのS14シルビアは、フルチューンのL283.1リッターを搭載し、キャブレターの吸気音を堪能できる一台なのだ。これを製作したのは茨城県の谷島自動車だ。

フロントのみ社外のリップガードを装着するものの、純正エアロのみの装着で、驚くほどシンプルなフロント周り

製作を担当した谷島自動車のメカニックである齊藤さん。まずはこのクルマを作った経緯を聞いてみた。

「大前提として、自分はL型が大好きなんです。そこで、より剛性のあるボディと進化した足回りのボディにL型をスワップすることで、もっと快適になるはずと単純に思ったのがきっかけです」

ベースに選ばれたのは、NAエンジンを搭載したシルビアQ’sAT仕様。これをベースにソレックスのφ50キャブを装着し3.1リッター化したL28と、カメアリクロスを組み込んだ5速マニュアルトランスミ ッションを搭載。シンプルなシルビアの外観からは想像もできないL型の排気音とキャブの吸気音を堪能できるスペシャルな一台となった。

サイド及びリアも純正オプションのエアロを装着

「元々シルビアにはRBをスワップした事例もあったため、スペース的には問題なさそうということはわかったので、とりあえず搭載してみたんです。結果としてコアサポートを若干カットしてラジエターを前方に移動しただけでエンジンはすんなり搭載できました。エンジンルームはディテールアップするにあたり、サイクルフェンダー化しました。ブラックにペイントし、配線や配管もある程度ヒドゥンしています」

こうしてL型を堪能できる世にも珍しいシルビアが完成。Zやハコスカといった車両から考えると、かなり進化したシャシーと足回りを駆使して、L型エンジンをとことん楽しむことができるようになったそうだ。これまでありそうでなかった逆転の発想で完成したこのシルビアの登場によって、旧車を楽しむ新しい形が誕生したといっていいだろう。

’97年モデルゆえに後期型テールが備わる。こういったパーツもまだ入手が容易というのも大きなメリットだ
マフラーはこの車両のためにワンオフで製作したステンレス製。触媒を装着することで、公認も取得している
ホイールはSSRメッシュで、フロント16×8+12、リア16×9+22。これにそれぞれ205/45、225/45サイズのタイヤを履く
LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部