調布ビアワークスのビールが飲める唯一のお店「ジャクソンホール」(調布)【東京クラフトビール図鑑】

  • 2023.12.12

人気漫画の影響で一躍有名になった調布の「ジャクソンホール」。ここでオーナーの池森薫さんっが2015年に創業したのがマイクロブルワリーの「調布ビアワークス」だ。調布ビアワークスのビールが飲めるのはこの店だけ。そんな貴重なビールを、絶品のアメリカンフードと、こだわりがつまったインテリアの店内でいただこう。

料理をする感覚で副原料も積極的に使う、個性的なビールがラインナップ。

今にもどこかからカウボーイが現れそうなウェスタンな風情が漂う外観。扉絵にも暴れ馬に乗ったカウボーイがあしらわれている

調布駅から天神通り商店街を通り抜け、甲州街道にぶつかると、そこにはジャクソン・ホールがある。2000年代に大ヒットした『NANA』という漫画の舞台となり、その後映画化もされた。店のコンセプトはアメリカワイオミング州のウィンターリゾート「Jackson Hole」を再現すること。オーナーの池森薫さんは、現地まで直接買い付けに行き、照明やポスター、鹿の剥製、椅子やテーブルなど、様々なインテリアを現地から取り寄せた。

壁や天井にはしっかりとしたウッドが惜しみなく使われ、まるで山小屋で寛いでいるような気分に浸れるソファ席。右側の奥にある二人席は、隠れ家的でデートに最適

1999年5月に開店し、今年は20周年を迎えた老舗だ。その池森さんが2015年6月、新たに創業したのがビールのマイクロブルワリー「調布ビアワークス」。2016年12月に醸造免許を取得。ビールのブランド名は「St.Robinson」。20年以上、料理人として活躍している池森さんは、「ビールは料理のようなもの。素材の相性を見極め、自分のイメージに合うようにレシピを決める」という。

全部で10タップ。調布ビアワークスが作るSt.Robinsonは、4〜5タップ程度。通常、毎週火曜日に新しいビールを開栓している。週に1回通えば、常に違うビールが楽しめるのでビール好きにはうれしいサイクル

そのコンセプトを実践し、毎週1回の仕込みで、すでに190種類以上のレシピでビールを醸造。料理人らしく、フルーツやスパイスなどの副原料を使うことにも積極的で、桃、洋梨、ふきのとう、ほうじ茶、黒糖などのビールがお客さんに大好評。調布ビアワークスのビールが飲めるのはジャクソン・ホールだけという貴重な店だ。

京王線国領駅から徒歩6分ほどにある調布ビアワークスの醸造所。醸造所ができてから約3年ほど、左側のスペースが立ち飲みのタップルームだった。この場所でクラフトビールの虜になった人は数知れず。今は、醸造タンクを増設し、以前より醸造できる量が増えている
醸造タンクがずらりと並んでいる。1回あたり200ℓで週に1〜2回程度醸造。材料の調達、レシピ作成、醸造作業まで池森さんがひとりで行なっている
建築士の資格も持っている池森さんは、醸造所の設備を自ら設計して作り上げている。DIYも得意であり、この流し場も自分で工事をしているという

「JACKSON HOLE」で飲みたいビールとフード。

ハニードリッパーズ

アカシアの蜂蜜を加えたペールエール。糖はしっかり切れていて、蜂蜜のフレイバーと旨みが感じられるビール。蜂蜜とビールの相性って素晴らしい。

ジャクソンバーガー

グリルドトマト、レタス、チーズ、オニオンスライスと肉汁感たっぷりで歯ごたえのあるパテを、ゴマペースト入り自家製バンズで挟んで食べると美味い!

アメリカンフィッシュ&チップス

ジャガイモは北海道のニセコひらふ産の物を使用。一度塩茹でしてから揚げていてふわふわ。魚は塩麹に漬けていて旨味がしっかり。

【DATA】
ジャクソンホール
東京都調布市布田1丁目3-1
TEL042-486-3951
営業/16:00~22:00(火~木曜、祝前日)、16:00~23:00 (金曜)、11:30~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)、16:00~23:00 (土曜)、11:30~15:00、16:00~22:00 (日祝日)
休み/月曜

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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