敷居は低く、香りは高く。スペシャリティコーヒーをもっとカジュアルに飲めるコーヒーショップ。

  • 2023.03.22
  •              

もはやコーヒー好きでなくても知れ渡ったスペシャリティコーヒーという言葉。そう聞くと、敷居が高くて、心して飲みに行かなくては、なんて思う人も多いかもしれない。でもそこは好きな人なら毎日飲むコーヒー。スペシャリティであろうが、自家焙煎であろうが、もっと気軽にこだわりのコーヒーを楽しんで欲しいと生まれたのがIron Coffee。その新店舗は焙煎所も兼ねたスタイルで登場した。

こだわりのコーヒーをラフで気軽に飲むのがここでも作法。

ここ最近、サードウェーブコーヒーの波も落ち着いてきた感はあるけれど、東京都内のコーヒーカルチャーはますます群雄割拠。味の方向性はもとより、バリスタや焙煎、それに豆のクオリティ、さらにはショップの雰囲気に至るまで、はっきりとした「スタイル」があるコーヒーショップが元気がいい。

もともとIron Coffeeは世田谷区、豪徳寺に2016年にオープンしたコーヒースタンド。オーナーが厳選した豆をエスプレッソやハンドドリップでていねいに淹れたコーヒーが飲める場所として生まれた。

その2店舗目として生まれた新店舗は、今まで別の場所でやっていた焙煎を店内でもできるよう、焙煎所も兼ねたスタイルとして、豪徳寺と同じ小田急沿線である千歳船橋駅の近くに、2022年秋に生まれた。

コンクリート打ちっ放しの無機質な空間にアンティークのファニチャーをコーディネイトした店内。カウンターの奥では焙煎やスコーンなどのフードを調理するスペースも設けられている。豪徳寺の店はコーヒースタンドというスタイルだが、こちらではテーブル席もある

焙煎は使っている豆の消費量を見ながら、オーナーであり、バリスタ、焙煎士でもある磯野さんが週に2~3回行い、新店舗ではスコーンやクッキーなども焼くことが可能になっている。

焙煎時にはショップからコーヒーの香りが漂い、すでにローカルたちで賑わっている。

焙煎は店の奥で。焙煎機は世界大会でも使用されるオランダのGIESEN(ギーセン)を使用し、中浅煎りから中煎りの焙煎が基本となっている。コーヒー豆そのものが持っている甘みを大事にしている。作業をするのはオーナーでもあり焙煎士でもある磯野さん

そのコンセプトは誰もが気軽にスペシャリティコーヒーを楽しめる場所。気軽に来て、気軽に飲んで、談笑するもよし、一息つくのもよし、それぞれの楽しみ方で飲んでもらえばとオーナーの磯野さんは語る。

「いろんな人との縁でこういうスタイルになったので、コーヒーを通じて自分も人にいろいろなきっかけを提供できる場所になればいいなと思っています。

だから気軽でデイリーに楽しめるスペシャリティコーヒーというスタイルは大事にしていきたいですね」と語る。

扱う豆はシングルオリジン(単一農園・単一品種)のスペシャリティコーヒー。季節によっても変わるが、だいたい4〜5種類を常時販売している。それぞれ香りを確かめられるだけでなく、細かい説明があるのも優しい。豆は200gで1600円から。200g以上購入すれば、500円分のドリンクをその場でオーダー可能
店内にはヴィンテージのファイヤーキングなどをディスプレイ。オーナーの磯野さんは旧車ハーレーに乗っていて。アメリカンカルチャーにも強い。店のサインペイントはアーティストのSketchさんが描いている
ハンドドリップのコーヒーは500円から。写真のラテはミルクが一番甘く感じるという55〜65℃で提供し、時間をかけずに飲んでもらえると一番美味しく感じるという。一杯一杯にさり気ないこだわりがある。600円
お店のキャラクターであるピストン君もSketchさんのデザインによるもの。店内でも使っているオリジナルのマグカップは販売もしている。2100円

もちろん、使用する豆も明確な産地がわかるシングルオリジン。焙煎は中浅煎りから中煎りをメインに、コーヒー豆そのものが出す甘さを感じるだけでなく、毎日飲んでも飽きることがない味や香りにこだわっている。

今後は独自のブレンドもやっていきたいと計画中だとのこと。

一杯のスペシャリティコーヒーから生まれる様々なストーリーの媒介として、Iron Coffeeはこれからもローカルたちに愛されるコーヒーショップとして存在していく。

【DATA】
IRON COFFEE ROASTERY
東京都世田谷区船橋1-38-10
営業/8時~18時(平日)、9時~18時(週末)
休み/木曜、第1、3、5水曜日
https://iron-coffee.com

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

モヒカン小川

Lightning

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ADちゃん

Lightning

ストリート&ミリタリー系編集者

ADちゃん

めぐミルク

Lightning

手仕事大好きDIY女子

めぐミルク

イスカンダル功

Lightning

街乗り車輪系

イスカンダル功

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

20代断然革靴派

パピー高野

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

傳田達朗

塊根植物案内人

傳田達朗

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

黒野 智也

ブレザー偏愛家

黒野 智也

内藤真依子

CLUTCH Magazine

フォトグラファー

内藤真依子

杉村 貴行

Dig-it

商品開発ディレクター

杉村 貴行

サカサモト

Lightning

アメカジ系動画ディレクター

サカサモト

Lightning 編集部

Lightning

アメリカンカルチャーマガジン

Lightning 編集部

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

PREPPY 編集部

PREPPY

美容のプロのための業界誌

PREPPY 編集部

Men's PREPPY 編集部

Men's PREPPY

プロ向けメンズビューティ誌

Men's PREPPY 編集部

ThunderVolt 編集部

ThunderVolt

デジタル系WEBメディア

ThunderVolt 編集部

Dig-it編集部

Dig-it

ライフスタイル提案メディア

Dig-it編集部

こだわりのある暮らしを追求するライフスタイルマガジン

休日のカジュアルスタイルを提案し、語れる洋服を集めたファッション誌

豊富な海外記事を盛り込んだ世界基準のスタイルカルチャー誌

手で書くことの楽しさ、書く道具としての文房具の魅力を発信する季刊雑誌

美容のプロのためのヘア&ビューティトレンド情報メディア

男性のヘア、スキンへの美意識に応える理美容師向けメディア

ガジェットやウェブサービスなどの最新情報をお届けするWEBメディア

アナタが何かにのめり込むキッカケとなる読み物を提供するWEBメディア