FJクルーザーはどんな悪路でも走れてしまう、キャンパーたちの最強ツール。

かつてトヨタが手掛けていた四輪駆動車の名車、FJクルーザーを愛するキャンパーたちの集いがあるという。そこは決してマニアな空間ではなく、クルマを通じて本格的なキャンプを楽しむ趣味人たちの日常だった。そこで、実際に参加してファンミーティング×キャンプの魅力とともに、参加者たちのこだわりの愛車を見せてもらった。

キャンプと四駆好きが集うイベント。

トヨタが北米市場専用車種として2006年から製造していたミッドサイズのSUV。日野自動車羽村工場にて一貫して製造され、当初、日本向けには販売の予定がなかったFJクルーザーだが、左ハンドルの逆輸入車が日本でも支持され、国内販売も開始。惜しくも後継車を出すことなく2018年に生産終了となってしまった

クルマのファンミーティングと聞くと一般人には理解し難いマニアックな世界が広がる集まりを想像してしまうもの。もしくは走り屋的なものなのか、はたまたスーパーカーのパレード的なものか。やや敬遠したくなる集まりなのでは? と身構えてしまう。そんな不安が拭えないまま、FJクルーザー乗りが集まるキャンプがあると聞きつけ、富士山麓山中湖畔のキャンプ場へ。

聞けば年に1回、全国のFJクルーザーファンを集め、キャンプイベントを主催しているクルーたちによるプライベートなキャンプとのこと。現地に到着するなり、まずFJクルーザーの迫力に圧倒されたが、それよりもどのサイトも本格的なキャンプ装備に驚かされた。

「FJ CAMPERS DAYS」とは、彼らが主催するFJクルーザーのキャンプイベントで、もともとFJクルーザー乗りでキャンプを趣味としていた山崎さんと岡本さんの声掛けから始まった。

「FJクルーザーをメインに集めたキャンプイベントではありますが、厳密にFJクルーザーに乗っていなくてもキャンプが好きで、四駆好きが集まるゆるいイベントです。単純に共通の趣味を持つもの同士が集まってキャンプをすれば面白いはずと腰を上げたのがきっかけですが、毎年、だいたい200台ほど集まります。同車種がそこまで集まれば、なかなかの絶景ですよ(笑)」

山崎さんと岡本さんは大のキャンプ好き。道具へのこだわりも強く、話題の高性能なものからクラシックな名作までひと通りそろっている。彼ら的にはFJクルーザーもキャンプに必要な道具のひとつ。左ハンドルの北米仕様の車両はもちろん、アメリカから直接取り寄せたFJクルーザー専用のカスタムパーツだったり、どこを切り取ってもキャンパー目線でのカスタムが施されている。

そしてなにより子供や奥様とともにライフスタイルとしてファミリーキャンプを楽しむ様子は最高の一言。趣味を家族で共有できるのは素敵なことだ。さっそくそんな参加者たちのFJクルーザーを拝見しよう。

1.カスタムパーツはすべて海外から直接取り寄せた。|「Def Hair BRAND」オーナー・山崎哲郎さん

北米でFJクルーザーが2006年に発売されてから少し時間を置いて、どうしてもこのクルマが欲しくて、悩んだ挙句、並行輸入で購入したのが約10年前。

「どうせならと本国仕様でFJクルーザー専用に作られたカスタムパーツを使ってカスタムをしたいとアメリカから直接そろえて、足回り、大型のフォグランプ、フェンダー、ルーフキャリアなど、もう施しようのないほどカスタムし尽くしましたね。10年乗っていますがいまだに大きな故障などありません。いかついフェイスですが普段は妻も運転しています」

キャンプには奥様とふたりで参戦。メスティンにあらかじめ白菜などの野菜を詰め、肉を乗せてバーナーにかけるだけという簡単、楽チン、温まるプチ鍋で新しい夕食スタイルを披露してくれた
オフローダーらしいシュノーケルとカーボンボンネットを装備
ヘッドライトが飛び石などで割れない様に装着するヘッドライトカバー
チューブバンパーはメタルテックのもの。また塗装はアメリカ軍が認めた最強塗装で知られるラインエックス
サイドにもチューブバンパー
プロコンプのメンバーダウンリフトアップキットなど計6インチアップ
スタッドレスタイヤもゴツい
この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

Pick Up おすすめ記事

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...