巷で話題のチェーン刺繍ワッペンが作られるアトリエへ。

ハンドルミシンを使用したオールドスクールなチェーン刺繍ワッペンが、アメカジアパレル界隈で人気を博しているようだ。手掛けるのは、ハンドル刺繍家の早川修治さん。doodle50を屋号に、昔ながらのアメリカンな雰囲気を持つワッペンを日々作り続けている。ここでは彼の作品とともに素顔に迫ってみた。

自身の落書きをモチーフにしたアメリカンなワッペン工房兼ショップ。

壁面には、ワッペンよりも大判の刺繍作品が額装され飾られる。多色使いのカラフルな作品は、インパクト大で部屋のインテリアとしても活躍してくれそう

「doodle」とは落書きという意味。早川さんがハンドルミシンを使って作るチェーン刺繍のワッペン。モチーフとなるのは自分の落書きだ。

長年、グラフィックデザイナーとしての勤務歴もあることから、PCを使ったグラフィック制作には慣れているはずなのだが、あくまでも落書き。もちろん現在も手描きだ。これまでに描き貯めた落書きは、B6サイズのリングノート13冊分。手の空いた時間に過去の落書きを見ながら、おもむろに描き始めることも少なくない。

「刺繍や絵の完成形はボクにしか分かり得ない」と話す早川さん。これまでに描き貯めた落書きは数百種以上。現在もワッペンを制作するにあたって定期的に見返すのだとか

「実はハンドルミシンを購入したのは、裁縫・手芸を趣味としていた妻なんです。ところがスタイルに合わなかったのか、ミシンは放置されたまま。代わりにちょっと遊んでみようかなってノリで始めたのがきっかけで、徐々に没頭していくようになったんです」

早くも2、3カ月で習得した早川さん。現在はミシンの修理やメンテも全て自分で行う。奇しくも彼が操作できるのはハンドルミシンのみ。普通のミシンを踏むことはできないのだという。

ハンドルミシンでワッペンを制作するようになり、7年ほど。コロナ禍になる以前は年間15ものイベントに出展
チェーンステッチの仕上げは奥様の仕事。裁縫・手芸を趣味とする奥様の手際の良さや仕上がりの綺麗さには早川さんも脱帽
ワッペンだけでなく、ウエアへの刺繍ももちろんお手のもの。アトリエ兼ショップでは、チェーン刺繍を施したジャケットや古着のサンプルなどが置かれる
幼少期から絵を描くことが好きだった早川さん。普段、褒められることがなくても絵に限っては褒められていた

「doodle50」の作品の一部を紹介!

作品はファッションに気軽に取り入れられそうなワッペンから、インテリアとして飾りたい刺繍作品までさまざま。その一部をご紹介。

Clown(H78 ㎝×H68 ㎝)27万5000円(額装)

Rock of Age’s(H85㎝×W103㎝)44 万円(額装)

サイコロくん(H12㎝×W16㎝)4950 円(額装)

MC Dog(H23㎝×W25㎝)1 万7600円

Red Devil(H31㎝×W22㎝)1万3200円

Peanut Jr.(H11㎝×W7㎝)4950 円

Eagle(H11㎝×W15㎝)5500 円

Coffee(H10.5㎝×W11㎝)4950 円

【DATA】
doodle50
埼玉県さいたま市南区曲本5-6-3 1F
TEL048-607-0252
http://www.doodle50.com
休み/不定休

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年6月号 Vol.338」)