西海岸スタイルのイケてる机をDIYで作る!(後編)【カリフォルニア工務店】

デスクを作ってほしいという友人の依頼を受け、カリフォルニアスタイルの特製D.I.Y.デスクを作ろうと意気込んだ「カリフォルニア工務店」クリエイティブ・ディレクターのロック岩切。設計、材料調達も完了し、いよいよ組み立て作業へ。さて、どうやって形にしていくのか…? 順を追ってレポートしよう!

▼前編の材料集めの様子はこちら!

西海岸スタイルのイケてる机をDIYで作る!(前編)【カリフォルニア工務店】

西海岸スタイルのイケてる机をDIYで作る!(前編)【カリフォルニア工務店】

2021年11月01日

1.使用するパーツはこちら!

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_03

主な使用パーツは「バローブランド」の木製作業台、ワークライト、水道管、そして天板。今回はより手軽に作業できるよう天板をカットする手間を省くため、サイズを“900×1800㎜”に。これはホームセンターなどで一般的に販売されているサイズだ。総額3万円ほどで作れてしまう。

2.デスクの足回りのパーツをカット。

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_04
今回の先生……「カリフォルニア工務店」クリエイティブ・ディレクター “ROCK”岩切。お堅いイメージの一級建築士ながら、根っからのカリフォルニアスタイルを体現するクリエイティブ・ディレクター。カリフォルニア工務店を取り仕切り、住宅設計からカフェの内装、ガレージ作りまで全国津々浦々を駆け巡る。「カッコいいモノがないなら作ってしまえ!」というロックな思考の持ち主

デスクの足回りとして流用する既成の木製作業台を2分割にカット。一般的なのこぎりでもカットできる。切断面をヤスリ等でバリ取り(切断後の表面を滑らかにすること)しておくと、より美しく仕上がるうえ安全だ。

3.天板と足のパーツを接合。

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_05

今度は切断した木製作業台を天板に装着。その際、装着面の周りを木材で補強するのを忘れずに。補強が有るのと無いのでは安定感が段違いなのだ。

4.インダストリアル感を増すペインティングを。

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_06

水道管やワークライトのサッシは無垢のままだとなんだか味気ない。そこで黒いスプレーを使い塗装することに。このひと工夫でインダストリアル感がさらに増す。

5.エイジングの裏ワザ! ブラッシング。

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_07

塗装後に金属パーツである水道管をヤスリで軽くブラッシング。すると塗装が程よく剥がれ、長年使い込んだようなエイジング感を出せる。

6.各パーツを順次組み立てて……

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_09

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_08

天板に電動ドリルで穴を開けて、ワークライトの電源を逃がす部分を作り水道管を組み立てる。そしてワークライトを組み立てれば……。

7.完成! これがカリフォルニア工務店の特製デスクだ。

【カリフォルニア工務店】D.I.Y.でデスクを作っちゃいます!(後編)_10

900㎜の奥行きはパソコンを置いてもまだスペースに余裕があるので、仕事や趣味の作業効率はかなり高い。建築雑貨のワークライトを完備しているので、手元を照らす明るさも抜群。このサイズ感や雰囲気はまさに「カリフォルニアスタイル」!

さらにオリジナル感を出したい人は、天板にロゴステッカーを貼ったり、ペイントしてみるのもアリだ。アイデア次第で自分の“本当に欲しいモノ”を作れるD.I.Y.。こんなにわくわくする遊びを、やらない手はない!

カリフォルニア工務店公式サイト/http://www.cal-co.jp/

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...