スカイライナーに始まるダウン文化の黎明期、1940~50年代のアウター事情をプレイバック!

1920年にアメリカ・シアトルで創業したアウトドアブランド 「エディー・バウアー」。ウール全盛の時代に軽くて暖かいグースダウンを封入した、アメリカ初のアウトフィッターによる発明は革新をもたらした。さらに、そこから端を発した偉大なブランドヒストリーは1世紀を超えても止まることはなく、[スカイライナー]を始め様々なアイテムを生み出してきた。そんなダウン文化の黎明期を支えた 「エディー・バウアー」の名品を紹介する。

【Original_1951】Polar Light(ポーラーライト)

右/米空軍で採用されていた[B-9]モデルのデザインと性能を一般市場向けに落とし込んだモデルで、1951年登場の名作。以降、ディテールや名前を変えながら定番として君臨。2万9800円(テスコTEL047-437-6556)

左/[ポーラーライト]の襟は、3種類から選べるようになっていた。これは「エアコープスタイプ」と呼ばれ、フード付きで内側がムートンファーの60年代製。6万3800円(バックストリートTEL042-720-0355)

前立てがボディと一体化する[ポーラーライト]。スタンドカラーではなく、ムートン襟が縮んだ60年代製。2万1780円(ジャムTEL042-723-8284)

1956年に極寒地用の[ポーラーパーカ]が追加

60年代製には無かった、胸の両側にポケットが付く70年代製[スペリオールポーラーパーカ]。8万8000円(ミスタークリーンTEL090-2206-1755)

ジッパーを隠す比翼部分が独立している[ポーラーパーカ]。ネームに®️が入る前の50年代製。5万円(コズミックジャンパーTEL042-726-0610)

1956年に登場する[アークティックパーカ]は、[ポーラーライト]のフード口にウルフファーをあしらった極寒地仕様の襟型が特徴。後に名称が[ポーラーパーカ]に変更された。

【Original_1944】Down Pants(ダウンパンツ)

サイドジッパーが大きく開く仕様で、スタイルを変えず作られ続けていたモデル。70年代製の個体。1万5400円(ドラセナ吉祥寺本店TEL0422-26-9366)

【Original_1945】Yukon(ユーコン)

当時[スカイライナー]と人気を二分した黎明期の代表作。スクエアキルトのデザインは1944年に米国で特許を取得した。こちらは工場名の「ARCTIC FEATHER&DOWN」ネームが付く、50年代製の個体(参考商品)

レディス用[レディユーコン]。コットンを高密度で織りあげることで撥水性を高めた。40年代製。2万7280円(ピグスティ 原宿店TEL03-6438-9969)

【Original_1948】Down Vest(ダウンベスト)

脇下がニットリブになったダウンベスト。当初は、フロント左右のポケット口が水平で、1960年に入るころにはハの字になる。つまり写真は60年代製。2万7390円(バックストリートTEL042-720-0355)

【Original_1951】Northwind(ノースウィンド)

街でも使えるダウンコートとして1951年の登場時は、写真下のレギュラーカラーのみだった。後にファー仕様の襟も追加。写真左は60年代製。上/参考商品、下/2万8490円(ドラセナ吉祥寺本店TEL0422-26-9366)

【Original_1952】Down Cap(ダウンキャップ)

ツバ部分は、ボディと共地になっているものと、柔らかなファー仕様のもの、2種類がラインナップされていた。9980円(テスコTEL047-437-6556)

【Original_1953】Sports Vest(スポーツベスト)

袖にニットを採用することで、動きやすさを追求。ボディはチェック地の内側にグースダウンが内蔵される。1960年ごろに、[パドックベスト]という名称に変更(参考商品)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年2月・3月合併号 Vol.202」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

Pick Up おすすめ記事

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...