スタイリングにおいては、伝統とモダンの掛け合わせが重要です。
「自分のスタイルはよく周りから『プレッピー』と見られることが多いですが、私が意識しているのは80年代アイビースタイルがベース。そこに現代の要素を取り入れています。それがプレッピー的と見られているだけですね。今日着ているジャケットは、ボックス型のシルエットやボタン感覚など、オーセンティックな意匠を踏襲しています。特にいまはセオリーに反して、ラペルの返り位置がふたつ目のボタンであることが多いですが、これはひとつ目で返るよう意識してオーダーしたものです。
着方としては、ボタンを一番下で留めています。この着方はジャケットの作りとは逆に、セオリーに反しています。このバランス感覚は映画や雑誌から得た知識と経験から身につけたものです」
【ポイント①】アイテムのバランス。
「千駄ヶ谷のテーラーにオーダーしたシアサッカージャケット。胸に挿すのはチーフでも万年筆でもないカランダッシュがほどよいです」
【ポイント②】腕時計をアクセントに。
「ジラール・ペルゴはマニュファクチュールで、モダンっぽくないオーソドックスな顔つきが好き。ベルトはスタイルに合わせて付け替えます」
【ポイント③】ホワイトデニムをロールアップ。
「スニーカーはヴァンズしか履きません。パンツはプレッピーを意識していて、ホワイトデニムをロールアップして穿くのがキモです」
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)
Text/Kazuki Ueda
関連する記事
-
- 2024.11.22
ワークモードのスイッチが入るプロが仕事で愛用するワークエア。【渋谷ECW SHOTO編】
-
- 2024.11.22
カバーオールが主役のアメカジコーデ8選。ワークスタイルが僕らのスタイル!