新しい6色に、M4搭載。追加フィーチャー多し
現行ボディは2020年6月に発表されたM1搭載モデルからで、昨2023年10月にはM3搭載機が登場しており、iMacにしては比較的早いサイクルでの更新が続いている。ディスプレイは24インチの4.5K。
ボディカラーは、このボディになってから初めて刷新され、シルバー以外の6色がより鮮やかな色に更新された。
最大の変更点は、先にiPad Proに搭載されていた3nmプロセスで製造された先進的なプロセッサーであるM4チップをMacの中で一番最初に搭載したということ。
8コアCPU、8コアGPUの19万8800円からのモデルと、10コアCPU、10コアGPUの23万4800円からのモデルがあり、前者は2ポート、後者は4ポートのThunderbolt 4ポートを持つ。
従来の4ポートモデルは2ポートがThunderbolt 4で、のこりの2ポートがUSB-Cポートだったが、今回は4ポートともThunderbolt 4ポートとなっている。
チップセットが更新されたことで、処理能力は大幅に更新されており、Excelでの処理能力はM1より1.7倍、M3より1.3倍高速だとされている。
M1の登場は衝撃的でまだ十分に現役で使えると思っていたが、これだけ速くなると、そろそろM4に更新してもいいかなと思わされる。
また、今回はじめて、すべてのモデルが16GB以上のユニファイドメモリを搭載するようになった。8コアCPU/GPUの上位モデル3万円を追加することで、24GBにアップグレードすることができる。ストレージの最小容量は256GBで、3万円追加することで512GB、さらに3万円で1TBにすることができる。
10コアCPU/GPUの上位モデルに、32GBメモリ、2TBストレージを搭載可能で、その場合の価格は41万4800円となる(32GBメモリは512GBストレージ以上で選択可能)。
また、3万円の追加で、反射の少ないNano-textureガラスを利用可能(設置場所にもよるが、これは非常に価値が高い)。
おそらく、iPhoneの超広角に近いカメラを搭載
FaceTimeカメラは、従来の1080pカメラから1200万画素のセンターフレームカメラにアップブレードされた。
このカメラはセンターフレーム対応で、かつデスクビュー(机の上を俯瞰で撮影したように見せる機能)も利用可能ということなので、iPhoneでいうところの『超広角』並の画角を持っているようだが、普段はレンズの中央部分を利用するようで、大きな歪みはなさそう。
また、付属するMagic Keyboard、Magic TrackPad、Magic Mouseなどは、ようやくUSB-C充電が可能になった。Magic Mouseの充電がいまだ裏側からかどうかは不明だが、ボディデザインは変わっていないので、今回も裏側にポートがあるのではないかと思われる。
ワイヤレスでTouch IDが利用可能なMagic Keyboardは便利。なお、ボディカラーと同色のカラフルなMagic Keyboard、Magic TrackPad、Magic Mouseは、本体と一緒に買わないと手に入らず(保守部品としては入手可能)、一般に販売されているのは黒と白のみ。
お楽しみはこれから!
Apple Intelligenceはまだ日本語では利用できないということで、日本においてはインパクトは少ないが、それでもM3に続いてのM4搭載で価格据置、さらにユニファイドメモリ増量、ポートとカメラがアップデートというのはお買い得だといえるだろう。
このあと、明日、明後日も新製品の登場が予測されており、それぞれMac miniとMacBook Proだと予想されている。楽しみだ。
(村上タクタ)
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