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わずか約325gと、超軽いモバイルディスプレイVAIO Vision+はMacでも使える

「軽い! めちゃくちゃ軽い!」手にした取材メディアの人たちが、口々に驚きの声を上げるほどVAIO Vision+は軽い。筆者は、仕事をする時には絶対に外部ディスプレイが欲しいタイプなのだが、本日発表されたVAIO Vision+はなんと重さ約325g。これならパソコンと一緒にいつでも持ち歩ける。Macでの利用にも支障はなさそうだ。価格は5万4800円(税込)。

安曇野のVAIO社から、久々の本体以外の新製品

パソコンの性能が上がり、モバイル性能も向上。働き方改革も進み、いろんな場所で仕事をするようになった。会社で外付けディスプレイを使っていると、リモートワークや出張先でも、広いワークスペースが欲しくなるものだ。

その点を重く考えて作ったのが、このモバイルディスプレイ『VAIO Vision+』だという。

VAIO Vision+
https://store.vaio.com/ec/feature/VJ5VP141/

この2024年7月でVAIOは設立10周年。

10年前に、SONYから分離独立してからのVAIOは、製品ラインと、マーケティングの対象を絞って、地に足のついたビジネスを展開してきた。一般の方にはまだまだSONY時代のVAIOのイメージが根強いと思うが、現在のVAIOは従業員数約340人(同社サイトより、2024年4月1日現在)の長野県安曇野市にある会社である。

10年前にSONYには、「大きな収益は見込めない」と切り離されたパソコン事業だが、VAIOというブランドを大切にし、地方都市での『日本のモノ作り』を大切にし、そして何より顧客を大切にして、この10年という歳月を生き抜き、成長してきたということは、我々取材メディアもよく知っている(だから応援姿勢のメディアが多いのだと思う)。

そのVAIOがパソコン本体以外の商品を出すのだから、これは『満を持して』という商品だといっていいだろう。そして、まさしく『VAIO Vision+』はその1歩に相応しい商品になっている。

約325gという驚異的な軽さ

MacBook Pro 14インチと組み合わせた状態。本体との間に少しすき間が開いてしまう。

冒頭に書いた通り、ワークスタイルの変化によりモバイルディスプレイが必要とされているが、『これはバッチリ』というモバイルディスプレイは少ない。

『拡張』を考えると、15〜16インチのディスプレイが欲しくなるが、現状、15〜16インチクラスのモバイルディスプレイの重さは、約560〜800gぐらいとなっている。拡張性の高さは魅力的だが、日常に持ち歩くには重い。

そこで、VAIOが作ったのは同社の14インチモデルにフィットする14インチディスプレイだ。スペックが派手になる横長の16:9ではなく、書類が見やすい16:10比率にしたのも、日本のビジネスシーンを真摯に見てきたVAIO Vision+ならではといえるだろう。

なんといっても驚異的なのは、その325gという軽さだろう。

これは驚きだ。

その分、脚はシンプルなプレート1枚になっている。

接続と、電源供給は、USB-Cポートから。2ポート存在し、VAIO Vision+を電源に繋ぐことで、VAIO Vision+側からパソコンに電源供給することができるので、ポートが少ないモデルでも安心だ。

驚異的な軽さを実現した『立体成型カーボン』

約325gという軽さを実現させているのが、背面パネルに使われている立体成型カーボン』。

軽さと強度、生産性の高さを兼ね備えた部材となっている。

リブや、ネジ穴の受けなども成形できるので、素材としてだけでなく、形状としての強度の確保も可能になっているというわけだ。

この技術なしに、この軽さは成立しなかっただろう。

上の3枚の写真は、無塗装のカーボン部品を撮影したものだが、取材に行った他のメディアからは『クリア塗装でこのカーボン地が見えるモデルが欲しい』との声も上がっていた。筆者もそう思うが、これを見えるようにするとなると、カーボン地の見た目も不良が出ないように生産しなければならないなどの別の手間が発生するから、なかなか実現は難しそうだ。

スタンドは、Macユーザーにはフィットしないところが悩ましい

評価が悩ましいなぁ……と思うのはこのスタンドだ。

この製品には、カバーを兼ねたスタンドが付属する。

ご覧のように、製品を包んでバッグの中で守ることができると同様に、折り畳むことで製品のスタンドとなるようになっている。カバースタンドの上部に、本体のスタンドを差し込むことで、上下画面配置が実現するというわけだ。写真のようにMacだとすき間が空いてしまうが、14インチサイズのVAIOだと、当然ながらピッタリとフィットする。

ちなみに、このスタンド、非常に難産だったらしく、内覧会会場にもさまざまな試作品が展示されていた。

最後のギリギリに、現在の製品の原型となる形状を思いついたのだそうだ。

VAIOと一緒に使うなら、このスタンドがジャストフィットだろう。ケースも兼ねるのだから申し分ない。

なんとか別の持ち歩き方法を考えたい

しかしながら、Macと使うとなると高さが合わない。

また、このカバー、実はディスプレイ本体より重い。筆者の実測で約414g。ケーブルが約42g。つまり、本体と合計で、約781gとなってしまう。

デリケートなディスプレイを守るためには仕方ないのだが、実際に使うとなるとこの重さはなんとかしたくなるところ。

まぁ、このあたりは、Macと一緒に使うのなら、ユーザー側が工夫するべきところなのだろう。

たとえば、MacBook Pro 14インチとピッタリ重ねると、画面は保護できる。この状態でサンボル布に包むとかなんとか、軽く持ちは運ぶ方法はないだろうか?

また、ケーブルもDisplayPort対応のケーブルをちゃんと規格に沿って作るとなると、太く固いケーブルになるのはわかるが……せっかくの軽いディスプレイにフィットしない。これも実際に使うとなるとなんとかしたいところ(これは他のモバイルディスプレイでも共通の悩み)。

高さの問題は、WING BINDERを使えばご覧のようにピッタリフィットになるのだが……。

わずか、約325gという軽量を考えると、ディスプレイ側に固定する方法はないのかと考えてしまう。

Macと組み合わせて活用してのレポートは後日

とりあえず、Macと接続可能で、十分な明るさがある。解像度は1920×1200が最大だが、筆者が標準解像度のMacと繋いで使った時は、1600×1000が最適だった。

ディスプレイの色味については、まだフィットする設定を見つけられていない。

というわけで、まだお預かりして日がないので、Macと一緒に使ってみてどうだったかは、また後日レポートしたいと思う。

とりあえずは、ずば抜けて軽い。Macとも繋がる。輝度も十分。ケースとケーブルをどうするかは悩ましい……というのが、現時点でのレビューだ。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。