書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

自動運転は、まず水上から! エバーブルーテクノロジーズの水上ドローンのテストを取材

水上ドローンの実用化に向けて、開発中のスタートアップ、エバーブルーテクノロジーズのテストを取材に行った。

エバーブルーテクノロジーズは最終的には『帆走の自動化技術』をテーマにしている。『風力』という再生可能エネルギーを利用して、輸送を行うのだ。帆船の自動運転が可能になれば、時間がかかるという点をのぞけば大量の物資を化石燃料を消費せずに輸送できるようになる。これは画期的な技術だ。

詳しくはこちらの記事を参照いただきたい。

自動化帆船は、エネルギーイノベーションの夢を見る【エバーブルーテクノロジーズ】

自動化帆船は、エネルギーイノベーションの夢を見る【エバーブルーテクノロジーズ】

2025年10月27日

パワフルな無人ドローン『AST-181』

『帆走の自動化技術』も『eb-NAVIGATOR2.0』として、すでに実現しているが、ビジネスとして立ち上げていくのには、どうやって収益を挙げていくのかという問題もある。そのために現在開発中なのが、同じ『eb-NAVIGATOR2.0』で動作する『AST-181』だ。

これは、トーイング用大型ラジコンボートをドローン化したもの。ジェットスキーのような水流ジェットを2機搭載した水上バイク。最高速度35km/hで、12kmの航続距離を持つ。

バッテリーは、43.2V 35Ah出力のものを2個搭載する。つまりは合計3,024Whだ。巡航速度は15km/h以上(滑走時)。

スマホで目的地を指定するだけで、その場所に急行

エバーブルーテクノロジーが開発した『eb-CONNECT』の画面上で、目的地をタップすれば、『AST-181』は自動的にターンして、目的地を目指す。

いくつかの目的地・経由地点を設定すれば、ターン時に外側に流れたりする(陸上と違って思ったようには曲がらない)ことも考慮に入れながら、経由地点をたどって目的地を目指す。

LiDARセンサーで障害物を感知して停止

この日、テストが行われたのは、LiDAR(iPhone Proにも搭載されている測距センサー)を使っての障害物の検知と停止の実験だ。

自動運転していても、実際には海上の障害物などを避ける必要がある。そのためLiDARで常に前方をスキャンしており、障害物があったら停止するのだ。

陸上と違って水上では、『AST-181』自体ピッチ方向(前後の上下)に動くから水面に反応したり、波が高ければ波に反応してしまったりと、実際にテストしながらチューニングしなければならないことは数多いのだそうだ。

この日の実験では、差し出した段ボールを前に見事に停止して見せ、段ボールをどけると再スタート……と見事に成功していた。

開発を主導するCEOの野間恒毅さんによると、速度を上げなければ6時間以上の航行が可能とあって、沿岸の巡視や、ダム湖の巡回、監視などさまざまな用途が見込まれるという。

自動操縦だけでなく、着岸時などさまざまな事態に対応したい場合はプロポでの遠隔操縦も可能である(写真は遠隔操縦時のもの)。

価格は400万円(税別)〜を予定

ハイエースに搭載可能で、そこから下ろしたり、終了後ハイエースに積んだりする作業も、ジェットスキーよりは小型なので簡単。

販売希望価格は400万円(税別)〜とのことだが、救難用設備や巡視用設備としては、高いとはいえないだろう。

早期の販売開始が期待されるし、帆船型ドローンの発展も楽しみだ。

(村上タクタ)

エバーブルーテクノロジーズ
https://www.everblue.tech/

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

Pick Up おすすめ記事

前代未聞! “自立する”ジーンズ。「EIGHT’G」から職人泣かせならぬトラウマな超極厚ジーンズ登場。

  • 2026.02.04

前代未聞。エイトジーがまたしてもやってくれた! 超ヘビーな27.5オンスのジーンズの登場。生地の厚みと重量感はデニム史上でも圧倒的で、まるで穿く甲冑のような迫力。縫製は熟練職人の手作業のみで行われ、普通のジーンズでは味わえないタフさと存在感を誇る。穿くだけで男の背筋が伸びる、気合十分の究極仕様、“自...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...