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キヤノンのVlogカメラ『PowerShot V10』誰が買うべき? 買おうかな?

キヤノンから、Vlogにフォーカスを絞った『PowerShot V10』が発表された。

スペックは、広角19mm単焦点、1.0型センサー搭載で、チルト液晶付き。5万9950円(税込・キヤノンオンラインショップ)。

キヤノンにしてみると『新規カテゴリーに参入』というところではあるが、すでにVlogをやってる人からすれば「DJI Pocket 2でいいんじゃね?」とか、「GoProでいいんじゃね?」とか、そもそも「スマホでいいんじゃね?」とか、「ソニーのZV-1があるじゃん」とか、いろいろ意見があるところだと思う。

そこで、この記事では、本機のスペックを紹介しながら、どういうユーザーに向いてるかを考えてみよう。ちなみに、筆者は購入したいなと思っているが、ちょっと迷ってる部分もある。最終判断は、試用記事を書いてからかな(笑)

簡単に撮影できて、自撮りや人物撮影に向いていて、音声も良好

まずは、製品を理解してもらうために、公式動画をどうぞ(笑)

キヤノンはVlogというカテゴリーにどうやって参加しようかと一生懸命考えているようだ。この製品はVlogカメラの『PowerShot Vシリーズ』の最初の一歩だということだ。

おそらく、今後、さまざまなVlog用カメラが登場するのだろう。最初の一歩として登場したV10はとにかく、手軽にVlogを撮れるカメラにしようと工夫されている。

センサーは1.0型で、写真を撮ると1,520万画素になるからそこそこの画質だ。動画だと1,310万画素、4K UHD 30p、もしくはフルHD 60p/30pでの撮影に対応するので、そこそこ高画質。5万9950円という価格も頑張っているといえるだろう(本当は5万円を切りたかったようだが、昨今の円安ではなかなか……)。

ソニーのZV-1よりはだいぶ安い。DJI Pocket 2や、GoProなどのアクションカム系よりセンサーサイズが大きい。大口径のノイズキャンセリングマイクを2個搭載し、ステレオで録音できるのが特徴的。また、キヤノンの高性能な顔追尾AFを利用できるというのも大きなメリットだろう。

上面に大口径のステレオマイクを装備。実は『Canon』のロゴが正面から見えないというのも、中の人にとっては意図したものがありそう。

つまりは、簡単に撮影できて、自撮りや人物撮影に向いていて、音声も良好。まさにVlogに向いているというスペックだ。

キヤノンが考えた『手軽にVlogするための製品』

レンズは19mm(35mm換算)で、F2.8。つまりかなり広角で、明るい。自撮りや、風景を入れ込んだ人物の撮影に向いている。反面、ひとつのテーマにスポットを当てたような映像や、歪みの少ない説明的な映像には向かないということである。

キヤノンの分析によると、Vlogをしているユーザーは『カメラVlogger』と『スマホVlogger』に分かれており、スマホVloggerは『もっと高画質で撮りたい』『スマホのバッテリーや容量を消費したくない』というニーズがあり、カメラVloggerには、『機材が多い・重い』という悩みがあるらしい。

5万9950円という価格の本機は、そのすき間のニーズに応えたいらしい。もちろん、これまでVlogをやってこなかった人にも、本機で始めて欲しいという期待もあるようだ。

実際に手に持ってみると、コンパクトさ、操作の簡単さには確かなものがある。重さは211gなので、大画面スマホぐらい。

もうひとつ特徴的なのは、180度チルトする液晶と、どこにでも「ひょい」と本体を立てることができるスタンドの存在だろう。特にスタンドが、本機を愛らしい存在にしているような気がする。

ちなみに、スタンドはハンドルのように使って縦画面の動画を撮ることもできる。

また、オプションでトライポットグリップキットも用意される。こちらは本体とセットで6万5450円(税込・キヤノンオンラインショップ)。

グリップとしても使えるし、リモコンもセットになっている。これはぜひ一緒に買って活用したいアイテムだ。

どんな素晴らしい映像が撮れるかは、大川優介さんの動画をどうぞ

さて、本機のプロモーションには動画クリエイターの大川優介さんが大きく関わっており、彼のYouTubeチャンネルにはすでにプロモーション動画が上がっている。発表会でもショートバージョンの動画が公開された。この動画が本機の性能の上限をよく表現しているので、ぜひご覧いただきたい。これが撮れるなら欲しい……と思える動画だ。

旅に、人との会話に、自撮りに……いろいろな日常をアクティブに撮ることができそうだ。画質も音質も6万円弱のカメラで、これだけ撮れれば十分な気がする。

反面、この映像は大川さんだからこそ19mmのみという画角の限界を上手くカバーするための工夫が満載されている(グッと寄ったり、アクティブに使ったり、動かしたり)けれど、一般ユーザーが日常的に使うと19mmという広角だけだと絵は単調になるだろうから、そこの工夫が勝負どころになりそうだ(もしくは、後述するが、一眼のサブとして使えば非常に使いどころがありそう)。

大川さんのYouTubeには、上記映像のロングバージョンと、レビュー動画が上がってるので、ぜひ参考にしていただきたい。

Yusuke Okawa大川優介
https://www.youtube.com/@yusukeokawa

ライトユーザーはもちろんだが、コアなユーザーにも案外良いかも

さて、長々と語ってきたが、結論から言うと5万9950円という価格なりに手軽で、多くのユーザーにとって手軽にVlogを楽しむ良い助けになるのではないかと思う。

19mmという画角も考え尽くされたものなのだと思う。アクションカムとは違うが、もっと身近な日常的な(たとえは、二人で対談するだけとか、町歩きするとか)そういう動画にも向いてると思う。

筆者は、もうiCloudの2TBストレージがいっぱいいっぱいなので、『動画は撮影したくない(笑)』となっているが、本機で撮影して別ストレージに保存しておくなら、撮影できる。

『多くの人にVlogを』という意味では、本機は良いところを突いているのではないかと思う。

ただ、それなら本体色は白にするとか、もうちょっと柔らかいプロモーションもあるのではないかと思うが、まずはクオリティ感のあるところから入ってくるのがキヤノンらしさか(笑)

あと、カメラVloggerや、一眼を持ってる側からいうと、本機はサブカメラとして非常に便利だと思う。

たとえば、本機でワイド側をずっと押さえながら、一眼で、アップを撮るなどしたら、クオリティ感のある絵が手軽に撮れるのではないかと思う。

もっと言えば、日常をずっと長回しするとか、筆者の用途でいえばインタビューを全部これで記録してしまうとかいう使い方もあるかなと思う。

また、USB-Cで接続してビデオ会議用のカメラとしても使えるし、本機単体でスマホアプリと連携してYouTubeやFacebookライブをすることもできる(確認し忘れたが、スマホアプリからだとYouTubeライブはチャンネル登録者数1000人超えてないとダメなのだろうか?)。

そういう意味では、エントリーユーザーではなく、既存ユーザーにとっても使い道のあるVlogカメラなのではないかと思う。

近日中に製品をお借りできると思うので、その際にはまた試用レポートをお届けしたい。

(村上タクタ)

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この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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