BRIO 300はフルHDだがパンフォーカス
大掛かりな会議室用のビデオ会議ソリューションも提供しているロジクールが、個人向けのウェブカメラとヘッドセットをリニューアルした。
まずはビデオカメラ。
昨秋に、上位モデルBRIO 500が発売されたが、このたび、もう少しリーズナブルなラインナップであるBRIO 300が発表された。
BRIO 300はリーズナブルとはいえ、フルHD 1080p/30fps & 720p/30fpsの高解像度。視野角は70度。固定フォーカス。ノイズ除去機能を持つモノラルマイクも内蔵している。ノートパソコン、もしくは外部ディスプレイの上に載せられる形状となっており、グラファイト、オフホワイト、ローズの3色がラインナップされる。この3色は、最近のロジクールのマウスやキーボードなどの周辺機器とコーディネートできる配色となっている。接続はUSB-C。
また、物理的にカメラのレンズを隠すプライバシーシャッターが付いてるのも安心なポイント。
価格は1万0890円(税込)で、2月2日発売となっている。
ちなみに上位モデルのBRIO 500は秋に発売されており、フルHD 1080p/30fpsは同じだが、 720p/60fpsが可能で、90°、78°、65°に視野角を変更可能で最大4倍のズームができる。またオートフォーカス機能も持つ。マイクもデュアルノイズ除去ステレオマイクを内蔵しており、1万9580円。
H390は3960円とリーズナブル
H390はすでにブラックが発売されていたが、オフホワイトとローズという新色が追加された。
USB-Aケーブルで接続し、ボリュームとミュートを手元で調整可能。マイクはノイズキャンセリング機能を持ち3960円とリーズナブル。
こちらにも秋に発売された ZONE VIBE 100という上位モデルがあり、こちらはBluetooth接続のワイヤレス。1万6500円となっている。
BRIO 500/300とZONE VIBE 100は、新しいLogi Tuneというアプリで調整が可能となっている。
有線で繋がるH390の安心感は大きい
短期間だが、BRIO 300とH390を試すことができた。
H390は、3960円とリーズナブルなのに、大変優秀。マイクもスピーカーもほどほどに良い。音楽を聞くわけではないのだから、会議をするならこれで十分。
ビデオ会議は繋がる、繋がらないで手間取るのが一番困るから、ケーブルを挿せば繋がるというシンプルさが便利。また、ケーブル途中のボタンでボリュームを調整したり、ミュートできるという手軽さがいい。
パソコン内蔵のマイクやスピーカーで会議に出ている人は、ぜひ本機を購入していただきたい。
BRIO 300の方は、筆者的にはパンフォーカスなのが不満。特に最近のMacを使ってる人なら内蔵のFaceTimeカメラが優秀(少々加工し過ぎかもしれないが)だから、あえて本機を購入する必要はないかもしれない。古いパソコンを使ってる人なら、もちろんBRIO 300の効果はあると思うが。
Logi Tuneというアプリで明るさなどが調整できる。照明の加減か、筆者はホワイトバランスが気になることが多いのだが、ホワイトバランスはオートのオン/オフのみ。手動で調整できると、顔色を良くしたりできるので良いのだが。なお、Logi Tuneは筆者手持ちのロジクールStream Camでも動作した。これは嬉しい。
筆者的には、(試してはいないが)どうせ外付けのカメラを使うなら、オートフォーカス付きで、画角も調整できるBRIO 500をチョイスしたいと思う。また、機会があったら、試してレポートしたい。
お勧めはBRIO 500とH390の組み合わせ
というわけで、筆者のお勧めチョイスは、BRIO 500(試してないが)とH390なのだが、いずれにしても、ビデオ会議を頻繁に行うようになって3年も経つのだから、そろそろ相手に不快な思いをさせないレベルのカメラとヘッドセットを用意してもいいのではないだろうか? どうしても、自分の音声は聞こえないし、自分の画像を子細に見ることはないと思うが、この時代、快適なコミュニケーションのために良いツールを導入するのは大切なことだと思う。
もはや緊急退避ではなく、今後もビデオ会議は続くのだから、この投資は無駄にはならないはずだ。
(村上タクタ)
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