ヴィンテージ品と比較! アメリカの歴史を受け継ぐ眼鏡「DIGNA Classic」。

いまファッション通の間で高い人気を誇るのが、老舗眼鏡店『パリミキ』が手がけるブランド『DIGNA Classic』だ。1910〜1970年代欧米のヴィンテージフレームをもとに、当時ならではの魅力的なディテールを日本の職人の手で徹底的に再現しながら、できる限りリーズナブルな価格で提案しているのが人気の理由だ。さらに、欧米のフレームは日本人の顔にはフィットしにくいものが多いが、それを改良している点も大きな魅力。当時の風合いそのままに日本人の顔にジャストフィットするように絶妙にアレンジしているため、欧米人と鼻周りの形状が異なる日本人でも、往年のデザインの眼鏡をストレスなく楽しむことができるのである。そんな同ブランドでは、眼鏡だけでなく、ケースなど付属品まで徹底的にこだわり、当時の佇まいを現代に甦らせている。日本の職人技と最新技術を融合して生み出した傑作の中から、今回はアメリカにルーツを持つモデルをピックアップし、ヴィンテージ品と比較しながらそのこだわりを紹介しよう。

DIGNA Classic「968」

DIGNA Classic 968

1930年代のリムレスのモデルをもとにした1本。当時の繊細な手彫りの彫金を現代の日本の技術でどこまで再現できるか挑戦した渾身のモデルだ。無垢チタンのノーズパッドやチタン合金のゴムメタルなど最新技術を融合した傑作。5万1700円

ブリッジにも手彫りの彫金を再現したラインやミル模様が施される。

彫金風の模様を施したテンプルはチタン合金のゴムメタルを採用。

すべての面に彫金模様が入るヨロイは世界最高峰の技術の結晶だ。

ダキチョウ仕様のノーズパッドには無垢チタンを採用している。

1910~30年代のヴィンテージ

「DIGNA Classic」では、数多くのヴィンテージフレームをアーカイブ。中でも多いのが戦前のメタルフレームだ。同ブランドの代表的な#911もこの時代のものを踏襲している

アール・デコが流行したこの時代のメタルフレームは、細部まで手彫りの彫金が施され、金メッキが施されているものが主流だった。リムが丸型や角型だけでなく、レンズに直接テンプルを取り付けたリムレスのものもある。。

ブリッジやテンプルまで細かな彫金が施されているのがこの時代のモデルの魅力だ。無垢の金属製ノーズパッドも特徴的なポイント。

DIGNA Classic「311 15th Anniversary Limited」

シモカクと呼ばれる、下部だけ角型の特徴的なリムのモデルをもとにした1本。手彫りで彫金を施した金型を使ってプレスで製作しているため、風合いが非常に味わい深く、クラシックな佇まいだ。専用のクリップオンサングラスが付属する。5万9400円

ヴィンテージならではの手彫りの彫金の風合いを忠実に再現したリムが最大の特徴。

無垢チタンを採用したノーズパッド。ヴィンテージの佇まいを現代の技術で再現。

テンプルはチタン合金のゴムメタルで軽量でしなやかで変形しづらいのが特徴だ。

ヴィンテージモデルと同様の繊細な彫金を再現したヨロイの細工が非常に美しい。

付属するクリップオンサングラスのリムにも彫金を再現した細工が施されている。

1910~30年代のヴィンテージ

テンプルだけでなく、こちらは多角形のリムの表裏にまで美しい彫金が施されている。戦前の手の込んだ仕様がこの時代のメタルフレームの大きな魅力である。

DIGNA Classic「Hard Case」

DIGNA Classicの眼鏡に付属するハードケースは、1930〜40年代のヴィンテージをもとにしている。当時よりサイズを大きくして様々なモデルを収納できるようにアレンジしているが、佇まいは非常にクラシックだ。右下がヴィンテージ。

DIGNA Classic「982」

1950年代初頭に作られたブロータイプのコンビネーションモデルを再現。政治家から俳優まで様々な人たちに愛されたアメリカを代表する存在で、知的で上品な佇まいとワイルドな雰囲気を兼ね備える。当時の手の込んだ仕様やクラシックな佇まいを再現しながら現代技術と融合した。4万4000円

見た目の印象に大きく影響する飾りリベットには、10Kやサンプラチナを使用。1950年代らしいゴージャスで繊細な風合いを再現している。

カシメ留めされた蝶番の仕様も当時を踏襲しつつ機能性をさらに向上させている。

1950年代の雰囲気をアセテートとチタンを組み合わせた最新技術で再現。

繊細なラインやミル模様が施された豪華なブリッジの仕様も見逃せないポイント。

絶妙なブリッジの形状も当時のヴィンテージを踏襲。強度はさらに向上させた。

ダキチョウ仕様の無垢チタンを使ったノーズパッドでクラシックさと機能を両立。

テンプルの形状も踏襲。テンプルエンドのアイコンオーナメントがゴージャスだ。

1950年代のヴィンテージ

ゴールデンエイジと呼ばれるアメリカ黄金期に人気を博したモデルは、最もアメリカらしさを感じられるものが多く、現代のファッション界でも広く支持されている。DIGNA Classicでは1950年代をオマージュしたものも多く、ブランドの象徴的な存在になっているモデルもあるほど。

1950年代に作られたコンビネーションタイプ。知性的な面とワイルドな面を持ち合わせる、アメリカを代表する王道モデルのひとつだ。

DIGNA Classic「955E Jimmy」「958 Jack」

955E Jimmy(下)

DIGNA Classicのアイコンとして人気を博すモデルのひつとが、Jimmyと呼ばれる955だ。1950年代に誕生したオーセンティックなウエリントンをもとに、当時らしい風合いと現代技術による最良のかけ心地を両立させた、普遍的なスタンダードモデル。3万9600円

ダブルダイヤの飾りリベットは、1950年代らしさを象徴する仕様。エッジの立った生地の質感も抜群だ。

7バレルのカシメ留めした蝶番もこだわり。横から見た時の逆スラントした角度まで徹底的に再現した。

958 Jack(上)

1950年代を象徴するウエリントンをもとに、DIGNA Classicが独自の解釈でアレンジしたモデル。当時のファッションや音楽などカルチャーをより強く感じさせる1本を、鯖江の熟練工のハンドメイドで仕上げている。圧倒的な質感と風合いが魅力。4万700円

腐食しないサンプラチナを使ったダイヤ型の飾りリベットは、スタイリッシュな印象をさらに高めている。

カシメ留めされた蝶番も1950年代のものを踏襲。横から見ると逆スラントした角度まで徹底して製作した。

DIGNA Classic「Alumi Case」

1950年代にアメリカで作られていたアルミ製の眼鏡ケースを踏襲。繊細なラインや内装のメタルオーナメントまで徹底的に再現しているだけでなく、紙製の外箱まで当時のものに倣い、神の質感からプリントの風合いまで再現している。細部まで徹底するDIGNA Classicのこだわりと心意気が感じられる逸品といえるだろう。4950円(右下がヴィンテージ)

【問い合わせ】
DIGNAHOUSE 原宿
TEL03-5843-1612
https://www.digna-classic.com/

(出典/「Lightning 2025年5月号 Vol.373」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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