価格高騰の一途を辿る、チャンピオンのミリタリー系“リバースウィーブ”に注目!

長年の歴史と共に熟成された「経年美」が宿るヴィンテージのミリタリースウェット。個性豊かなデザインが時を経て、味わい深く変化した表情に絶対的価値が生まれるのだ。そんなヴィンテージ市場で唯一無二の存在となりつつある逸品のひとつが、チャンピオンが過去に手掛けたヴィンテージの“リバースウィーブ”。その中でも、特にミリタリー系デザインは、優れた品質に加えて歴史的背景と希少性が相まって、単なるファッションアイテムを超えた、コレクターズアイテムとしての市場価値を生み出している。そこで、注目したいアイテムを厳選して紹介する。

1980s|82nd AIRBORNEA DIVISION

1917年に創設された米陸軍第82空挺師団。通称“オール・アメリカン”と呼ばれる「AA」のエンブレムが特徴。市場でも珍しいデザインだ。8万3500円(コズミックジャンパー TEL042-726-0610)

1980s|U.S. AIR FORCE ACADEMY

多くのアメカジブランドがリプロダクトしている、米空軍士官学校(USAFA)のオリジナルフーディ。ボディは1980年代製のトリコロールタグで、ブラックリフレクターのプリントが入る。16万2800円(スラット TEL03-5913-8470)

1970s|U.S. ARMY

アーチ型にデザインされた通称“デカ文字アーミー”と呼ばれるトレーニング用スウェット。ボディはチャンピオンが1970年代に使用していた単色青タグとなっている。現在では希少品だ。11万円(ステップアヘッド原宿2 TEL03-6427-5150)

1980s|AIR FORCE ATHLETICS

ブルーの油性ラバープリントで「AIR FORCE 109 ATHLETICS」と3段プリントされた米空軍のフィジカルトレーニング用スウェット。4万2900円(コモン TEL04-7166-5433)

1980s|USMA WEST POINT

こちらは陸軍士官学校のトレーニング用スウェットは、“前V”がデザインされた特別仕様のリバースウィーブボディが使われる。中でもフーディタイプは市場でも高い人気。11万円(ステップアヘッド原宿2 TEL03-6427-5150)

(出典/「Lightning 2025年4月号 Vol.372」)

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ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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