01…ミリタリー起源でありながらも丁寧に仕立てられ上品な印象に。|ORGUEIL_Cossack Jacket
かつてアメリカ軍騎兵隊が着用していたと言われているコサックジャケットをイメージし、上質で柔らかなステアハイドレザーをマテリアルに仕立てた。ミリタリー起源のジャケットではあるが装飾が施されたナットボタンやショールカラー、そしてすっきりとしたシルエットが上品な印象を与えてくれる。14万800円(マリジュアン横浜元町店 TEL045-232-4610 https://www.orgueil.jp)
02…着用し続ける喜びを感じてもらいたい1着。|TROPHY CLOTHING_TR-YL08 Humming Bird Horsehide Jacket
1940年代頃のヴィンテージのスポーツジャケットをモチーフに、オリジナルレシピで製作した上質なホースハイドを使用したトロフィークロージングが手掛けるレザージャケットの代表作。接ぎがなく美しい銀面の背面は目利きの職人が部位を厳選して手断ちした贅沢な1枚使い。ブランド刻印入りのオリジナル扇型ファスナーのほか、柄入りオリジナル鉄バックルを両サイドのストラップで採用。袖口カフス内には、冷気の侵入を防ぐために隠しリブを装備し、防寒性にも長けた秀逸なレザージャケットに仕上がっている。21万4500円(トロフィー ジェネラルストア TEL03-6805-1348 http://trophy-clothing.com/)
03…ライダースジャケットになる以前のスポーツジャケットを再現。|ADDICT CLOTHES JAPAN_AD-00 DEER SUEDE HUSKY JACKET / BROWN
1950年代後半~1960年代中期に作られたイギリスのセンターファスナーデザインをモチーフにしたレザージャケット。袖口にファスナーが装備され、いわゆる定番として浸透するライダースジャケットデザインになる以前のスタイルで、よりクラシックに仕上げているのが特徴。マテリアルは柔らかくしなやかなディアスウェードを採用しているため、着用しはじめから肌馴染みの良いのも大きな魅力だ。ライニングには英国の伝統的なレッドウールタータンチェックを付けることで、より洗練された大人のジャケットを印象付けてくれるはずだ。20万9000円(アディクトクローズ info@addict-clothes.com ※BLACKも12月に同時発売予定)
04…洗濯可能で、ラフに着られるレザージャケット。|MOTOR feat.MISSION_WASHABLE COWHIDE ROUGH OUT JACKET
昨年の「LEATHERS DAY」に出演していたネイティブジャパニーズとの出会いで実現した世界初の“洗える馬革のGジャン”をワードローブに取り入れた彼らが、ヴィンテージのGジャンをベースにディテールやカラー、革の厚みなどを再考し、細部までこだわった1着を作りたいという要望から、姫路市内の若手タンナーと共に実験を重ね、瀬戸内産の牛革を使用した独自の鞣しによるウォッシャブルカウラフアウトがついに完成。デイリーに着こなし、布帛のように洗えるレザージャケットはレザー界にとってエポックメイキングなアイテムとなるはずだ。16万5000円(モトイケギャラリー TEL03-6447-1613 https://www.motostyle.jp)
05…特殊加工により身体に馴染みやすく、すぐに着込んだかのような雰囲気に。|Pherrow’s_24W-SJ88
1930年頃のヴィンテージスポーツジャケットをベースにしたレザージャケット。時間をかけ丁寧にタンニン鞣しにて仕上げられたホースハイドをピグメント処理によって表面強度を高め、さらにワックスオイルを含ませることで当たり皺を残しやすくした特殊加工を施こすことで、一般的なホースハイドと比較して早く関節跡が残りやすくなり、長年着込んだかのような風合いを演出することができる。フロントはシングル仕立て、胸ポケットのボールチェーンや背面のアクションプリーツなど、クラシカルに仕上がっている。19万8000円(フェローズ TEL03-5725-9577 http://www.pherrows.com)
06…レザーラバーなら誰もが1度は憧れる熊ジャンがココにある。|BILTBUCK_Lot.500 Grizzly Jacket -Black × Black-
2013年の発売から10年の節目を超えたビルトバックの代表作。レザー&ヴィンテージファン垂涎のスペシャルと言われる1930年代のグリズリージャケットをベースに、ラッカーフィニッシュのフルベジタブルタンニング・ホースハイドに美しい毛並みのリアルシープムートンを前面、背面、襟と惜しみなく使用した豪華絢爛なジャケット。ライニングは千鳥格子のコットンライニングでクラシカルさを演出。そのほかベリリウム素材のオリジナルフロントバックル。コ字ハトメエンドのWALDESファスナーなど、語りたくなるクラシカルなディテールばかりだ。27万5000円(アトラクションズ TEL03-3408-0036 https://attractions.co.jp/)
(出典/「Lightning 2024年12月号 Vol.368」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/S.Omura 大村聡志
関連する記事
-
- 2024.12.03
AVIREXの本気を見よ。今季手に入れたい、主役級フライトジャケット7選。
-
- 2024.12.02
「赤」と聞いて色めくのは、航空ファンの証です。
-
- 2024.11.29
まるで実物!? 遂に完成した「ミリタリーガチャ」が12月8日稲妻フェスティバルに登場。
-
- 2024.11.26
レザーにこだわる稀有なバイクメーカーの、純正ウエアコーディネートをご覧あれ