日本人職人による日本製WHITE’S(ホワイツ)の第3弾としてハンドメイドのローカットモデルが登場!

  • 2024.11.20  2024.09.02

150年以上の歴史を持ち、その長い伝統と歴史を誇るWHITE’S BOOTS。ブランドの信頼性と高品質なプロダクツの新しいシリーズとして、WHITE’S BOOTSのファクトリーにて修行を積んだ日本人職人による超絶技巧を誇るジャパンメイドのラインナップが“100 WHITE’S BOOTS MFG.”だ。今回はその初公開となる最新作「W300」を紹介しよう。

日本人ブーツメイカーが手掛けるフルハンドメイドブーツ。100 WHITE’S BOOTS MFG.

ホワイツブーツは、ハンドクラフトによるハンドソーンウエルテッド製法を誇るブランド。伝統は南北戦争以前のバージニア州に遡り、150年以上にわたってアメリカメイドの精神を守り続けており、当時の労働者の足元を守るためにオーダーメイドの堅牢なワークブーツを提供していたことがブランドのルーツとなっている。

現在はワシントン州スポケーンにて熟練の職人によって生産されており、創業当初から今も変わらぬ製造工程を守り続け、手作業にこだわり続けているのも特徴だ。
アッパーに使用するレザーの選定にも徹底したこだわりを持っており、品質やバリエーションに優れ、肉厚でありながら経年変化を楽しめる良質な原皮を使用し、厳選されたレザーを用いている。

また、ウェルト部分のステッチワークにも特筆すべきこだわりがある。森林降下消防士のためのブーツでは、水や火の厳しい環境下でも耐久性の高い糸を使用しており、どんな状況でも耐えうる強靭さを実現させているのだ。
そんな伝統と格式のある米国ワシントン州スポケーンにあるホワイツブーツのファクトリーにて修行を積んだ日本人職人が、習得した確かな技術と独創的なアイデアを駆使して生み出したのが、このジャパンメイドの「ワンハンドレッド・ホワイツブーツ・マニファクチャリング」というブランドだ。

今回、そのシリーズに新作が登場する。前作のモデルと異なり、ローカットデザインとなっているのが特徴だ。ホワイツが創業当初から守り続けているハンドソーンウエルテッド製法は、履き心地を追求するために手間とコストを惜しまないブランドの理念を体現しており、その精神をしっかりと受け継ぎ、さらに履き心地を向上させるために、職人は独自の手作業による製法を取り入れて、フルハンドでブーツを製作する。

その結果、月産10足未満という非常に限られた生産量となるが、緻密に仕上げられた一足は、品質を追求する人々にふさわしい逸品となるはず。

気になる最新モデルの細部をチェック!

満を持して“100 WHITE’S BOOTS MFG.”の最新モデルとして登場するのがこの「W300 LOW CUT」だ。熟練の日本人職人が一足ずつ手仕事によって丹念に作り込むため、至高の仕上がりなのは間違いない。その注目すべきディテールを見てみよう!

100 WHITE’S BOOTS MFG. W300 LOW CUT

ワークブーツの特性を持ちながら、着脱が簡単な履き口となっているローカットタイプのデザインを採用するW300。一般的にオックスフォードと呼ばれる短靴に比べ、履き口のカットが深くなっており、ブーツらしさも感じられるフィット感になっているのが特徴だ。価格未定。

ビブラムソールを採用したアウトソールは、日本人職人による手縫いによる出し縫い。踏まず部分も美しく絞り込まれたシェイプとなっており、まるでドレスシューズのようなワークブーツとなっている。

トゥキャップを採用したW300は、そのつま先とバックステイ(かかと)部分には鏡面磨きが施されており、ワークブーツながら上品でエレガントな雰囲気に仕上がっている。

W300はローカットながらしっかりと足を包み込むようなフォルムとなっているのがサイドから見て取れる。また踏まず部分も、つま先側の横幅に対してシェイプされていることがよくわかる。

さらにディテールを深掘りしてみよう。

パーフォレーションを施したトゥキャップ。

トゥキャップ部分に装飾的なメダリオン(穴飾りやデザイン)を施したクラシックなデザインを採用。これにより、シンプルながら洗練された趣が加わり、目を引くスタイルになった。

5ホールシューレース。

ワークブーツ独特の無骨さをそのまま生かしつつ、ブーツをそのまま3inch程短くしたようなモデルとなっており、とても脱ぎ履きしやすい。ハードワークとドレスの中間的スタイルだ。

屈強なアッパーステッチ。

アッパーには強度の高い糸を使用し多重ステッチやかんぬきが施されることで、縫い目がしっかりと固定される。それによりアッパー部分の形状が安定し、耐久性はもちろん、足とのフィット感も向上する。

特別仕様のレザーインソール。

“100 WHITE’S BOOTS MFG.”の刻印が施されたレザーインソール。レザーは自然な柔軟性があり、足の形に合わせて馴染んでいく。これにより、足の負担が軽減され、快適な歩行が可能だ。

兄弟モデル“W100”と同様にハンドソーンウエルテッド製法。

新作「W300」も兄弟モデルであるW100と同様に、ホワイツの伝統であるハンドソーンウェルテッド製法を採用しながらも、職人独自で編み出した手作業による製法を取り入れたフルハンドで作られる。その為、1カ月で10足未満の極小生産となる。

手仕事による質の高い仕上げ。

フルハンドで作る為、仕上げの工程にもこだわりを感じさせる。ヒール部分など光沢とピッチを整えるために昔ながらの手法であるガラスを使い整える。また踏まず部分には飾り車を使い焼きを入れながら連続した美しい装飾模様を施していく。

INFO #01 「スタンプタウン10周年記念イベント」にて 新作“W300 LOW CUT”を初お披露目!

今年10周年を迎えるスタンプタウン。それを記念したアニバーサリーイベントが9月21日(土)18時から開催される。そのイベント中に“100 WHITE’S BOOTS MFG.”の新作「W300」をユーザーに向けてお披露目するとこと。実際に手に取ってブーツの作りを見られるのが嬉しい。他にもトークショーやノベルティ配布、抽選会などを予定する。詳しくはスタンプタウンのインスタグラムをチェック!

スタンプタウン渋谷店
東京都渋谷区神南1-11-5 2F
イベント開催日時:2024年9月21日(土) 18時〜21時
Instagram@stumptownjapan

INFO #02 革好きの祭典「レザーズデイ」にて新作“W300 LOW CUT”の受注販売を開始!

革にまつわるモノが集約された、革好きの祭典である「レザーズデイ」が、今年もYOKOHAMA COASTにて10月5日(土)と6日(日)の二日間開催される。そのイベントにWHITE’S BOOTSも出店するのだが、なんと新作「W300」の受注販売を開始する。9月21日のスタンプタウン10周年イベントと合わせて、ぜひ会場に足を運んでいただきたい!

YOKOHAMA COAST
神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル2F
開催日時:2024年10月5日(土)11時〜18時、6日(日)10時〜16時
https://www.leathersday.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年10月号 Vol.366」)

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