長年コレクションしてきたアンティークの天然石をジュエリーにして後世へ。
LaViolaのデザイナーであるYukieさんは、世界的なヴィオラ奏者だった父を持つ家庭に生まれた。そこには父親が世界中を演奏旅行で旅をしながら、趣味でコレクションしたアンティークの天然石がいつもあったという。
「父は世界中を演奏で訪れるたびに、その地でアンティークの天然石を見つけてはコレクションしていました。父が亡くなって、この膨大な天然石コレクションを多くの人に受け継いでもらいたいと思ってジュエリーブランドを立ち上げようと思ったのがブランドのスタートになります」
自身、父の影響を受け、学生時代にジュエリーカレッジに通ってジュエリーメイキングを学んでいたことで、現在になって運命的かのように、その経験が花開くことになったという。そんなLaViolaの作品は、時代を経ても価値の変わることの無いゴールドをメインとすることに。
「ヴィオラはバイオリンの主旋律を支える存在。このアクセサリーも身につける人に寄り添って支えてくれる存在になるよう、ブランド名にも思いを込めています」と、Yukieさんは語る。
デザインは極めてシンプル。作品はレディースだけでなく、メンズやジェンダーレスなデザインのアイテムも展開する。
クリスタルやトパーズ、それに淡水パールなど、天然石を用いたアイテムには、すべてYukieさんの父のコレクションを使っているので、すべてがアンティークになる。
それぞれのジュエリーとして転生した天然石たちが、新しい作品となって身につける人たちのライフスタイルのなかで受け継がれていく存在に。
シンプルな作品にストーリーとロマンがいっぱい詰まったジュエリー。アクセサリーひとつにもそんな背景のあるものを身につけていたい。
【DATA】
La Viola(ラヴィオラ)
https://laviolajewelry.com
https://www.instagram.com/laviola_tokyo?igsh=ZHM5N3Vpc2ZtY3Ro
関連する記事
-
- 2024.12.03
世界でも類を見ないレザーアーティスト「MOTO」創業者、本池秀夫の革と歩んだ50年。
-
- 2024.11.18
純金なのにギラギラしない、「市松」の“純金属”アクセサリーならトラッドスタイルにも馴染む