2ページ目 - 百車繚乱! 展示車両は購入も可能。オートモビルカウンシルに集った世界の稀少車たち

1989 Ferrari Testarossa

オールドフェラーリの代表的なモデルであるフェラーリ・テスタロッサ。やはりフェラーリと言えば真っ赤なボディがよく似合う。リトラクタブル式のヘッドライトやミッドシップのエンジンを冷やすために設けられたボディサイドの大きなエアインテークが特徴的。ミニカーでしか見たことがない子どもたちのまなざしを集めていた。日本ではバブル世代憧れの1台。1872万円

1969 Alpine A110 1300S

FRPのモノコックボディにRR(リアエンジン・リアドライブ)という機構で数々のラリーで好成績を収めた名車であるアルピーヌA110。現車は売約済だったけど、1450万円のプライスだったとのこと。世界の名車の高騰はとどまるところを知らないけれど、しっかりと売れているっていう事実がスゴイ。おじさんたちはA110を「えーひゃくとう」と呼ぶ。

2023 Volkswagen ID.Buzz Cargo

EVとして生まれ変わったVWタイプ2の後継モデルであるID.Buzzが特別展示。初めて現車を見るという人も多かっただけに多くの人の足を止めていた。これはカーゴモデルなのでボディサイドがパネルになっているのが特徴。こんな働くクルマだったら仕事も楽しくなるってもんだ。

1963 Chevrolet Corvette

今回の企画展のひとつである「アメリカン・ヘリテージの名車たち」に登場した’63年式シボレー・コルベット。これは第2世代の最初のモデルで、リアウィンドーが2枚のガラスで構成されるスプリットウィンドーを持つ1年しか製造されなかった稀少モデル。アメリカ車も欧州車と変わらずその価値は高騰中である。

1970 Dodge Challenger R/T Convertible

初代ダッジ・チャレンジャーの高性能モデルであるR/Tは440 V8エンジン(7200cc)を搭載した大食漢。アメリカン・マッスルカーを代表するモデルのひとつである。アメリカ車が日本やヨーロッパとは違う独自の進化をしていたことが再確認できる。これでも当時のアメリカではポニーカーと呼ばれるコンパクトなボディのカテゴリーに属していた。ちなみにR/Tとはロード&トラック(公道&サーキット)という意味。

1991 Jeep Grand Wagoneer

稀少色であるハンターグリーン(写真では表現しにくい色)のグランドワゴニアはフルレストアされた美車。アメリカでは当時の最高級ジープだったワゴニアも高騰物件のひとつで、フルレストアが10万ドルスタートというのも当たり前なところ、現車は国内でレストアされて1280万円というプライス。意外と良心的かもと思う人たちが数多く詳細を聞いていた。これは最終年式で製造は当時製造権をAMCから引き継いだクライスラー製。

1991 Volkswagen Golf Country

ゴルフ2をベースに4WD化することで生まれた車高の高いゴルフカントリーも今や稀少車の部類。今で言うクロスオーバーSUV的な発想で生まれたモデルで、そのベースになるのはラリー用に開発された4WDのゴルフ。普通のゴルフじゃおもしろくないという人にはうってつけの稀少モデルである。599万8000円

1960 Austin Healey Sprite Mk-1

ぽっこりと出たヘッドライトが特徴的で「カニ目」の愛称で親しまれている名車オースチン・ヒーレー・スプライト。英国車らしいコンパクトなスポーツモデルで、当時の英国製スポーツカーのなかでももっともコンパクトな車格だった。小排気量ながらその運動性能の高さはさすが英国生まれのスポーツカーといったところ。ちなみに本場英国ではフロッグアイという愛称。650万円

2012 Land Rover Defender 90 UK Limited Edition

英国限定で販売された特別仕様のランドローバー・ディフェンダー。よく見るとフロントマスクの表情などに違いがある。2トーンのボディカラーもカッコいい。田舎よりも都会が似合うディフェンダーである。日本には正規輸入が無かったモデルなので、乗っていたら目立つこと間違いなし。2ドアの90モデルってのがこれまた通好み。1078万円

1970 Nissan Fairlady Z 432

当時のフェアレディZのなかでもホットモデルとして生まれたZ432は、今や歴代Zの中でも希少性もあってか高値なモデルに。ここまできっちりレストアされたモデルとなるとお値段3500万円! もはや自動車の歴史を買うくらいの意気込みが必要な価格となっている。

1962 Toyopet Crown

ドアが観音開きになっていることから「観音クラウン」の愛称で呼ばれるトヨペット・クラウンはクラウンの初代モデル。性能では現行のクラウンには負けるけど、雰囲気や味わいではこちらの勝ちでしょ。その価値もいまやフルレストアで800万円。小さなアメリカ車みたいなデザイン。初代はトヨタではなく、トヨペットのブランドで発売されてたんだと勉強。

1966 Maserati Sebring

それまであったマセラッティ3500GTの後継モデルとして登場し、セブリング12時間レースでのマセラッティの活躍を賞して名付けられた4座のGTモデル。ミケロッティによるデザインは往年のカッコ良さ。3500ccの直列6気筒エンジンを搭載し、その走りの力強さはいうまでもない。気になるお値段は2200万円。

1971 Porsche 911S

制作途中ながら出展されるナローポルシェはオリジナル重視ではなくモダンで戦闘的なスタイルにカスタムされる。内外装まできっちりと手を入れた仕上がりはさすが。クラシックカーを普段使いで乗るならこんなスタイルも悪くない。1650万円からだけどオーダー可能だということ。

1968 Lamborghini Islero

ランボルギーニのなかでもコアなモデルでもあるイスレロは4座のGTモデル。フロントに約4000ccのDOHC V12エンジンを搭載し、4座モデルながら300馬力オーバーというハイスペックだった。カウンタックやミウラよりも大人っぽいデザインが逆に通好みなランボルギーニである。お値段は生産台数が少ないモデルのおかげか驚愕の7000万円。

History of Volkswagen Golf

ゴルフの生誕50周年を祝した特別展示には歴代ゴルフがずらりと並ぶ。もはや初代ゴルフも立派なオールドモデルといってもいい年式。ヤングタイマー好きにはゴルフ2が大人気。クラシカルなモデルは昭和レトロブームと連動して若い世代にも注目を集めている。

1979 Mercedes-Benz 450 SEL 6.9

初代SクラスであるW116型のホットモデルである450 SEL 6.9はその名の通り、6.9LのV8エンジンを搭載した当時のトップモデル。当時のメルセデスの技術を惜しげも無くつぎ込んだモンスターマシンで、4ドアセダンながら驚くほど速いというのが魅力。かつてはコワモテの人たちが乗っていそうなイメージだったけど、今やクラシックカー好きの紳士の乗るモデル。価格は1320万円と、今や4桁万円を越える価値に。

【DATA】
AUTOMOBILE COUNCIL
https://automobile-council.com

この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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