エスプレッソに最適なローストにこだわった。
コーヒータウンとして定着した清澄白河。その起爆剤となったのが、海外のコーヒー店の存在だ。2014年、ブルーボトルコーヒーと共に出店を果たしたのがニュージーランドから来た「オールプレス・エスプレッソ」。当時の清澄白河は観光スポットとして途上であったにも関わらず、海外の両コーヒー店がほぼ同時期にこのエリアを選んだことは興味深い。
焙煎機を置くには、天井の高さは必須である。だからこそ、偶然清澄白河で見つかった材木置き場は最適な物件だった。日本家屋の外観はそのまま生かし、内装は基礎の梁だけを再利用してフルリノベーション。
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代表マイケル・オールプレスのこだわりはそれだけではない。カウンター後ろの焙煎室はガラス張りで、一般客から見えやすいように段高位置に。入口からフロア全体が見渡せるようにして透明性を確保している。
エスプレッソにはそれに合う豆がある。エスプレッソのスペシャリストであるマイケル氏が求めたのは甘味とのバランスを兼ね、毎日飲んでも飽きないミディアムロースト。昨今の浅煎りのムーブメントに左右されずに、自身の風味を大切にしてきた姿勢こそ30年間続いてきた理由だろう。
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