ボードを積んで、毎日早朝の海まで走る。
サーフィンは日々変わる気候や波の状況によってベストなエリアを探すことが必要なマリンスポーツだ。そして、そのベストポイントまで大きなボードを持って移動する機動性も重要だったりする。大きなアメリカンバンにボードを積んで移動するスタイルはカッコいいが、日常的に波に乗りたい人だと、やはりそのサイズを持て余してしまうことも。
そのためローカルの人の中には、自転車やバイクにキャリアを装着し、そこにボードを積んで移動する人いる。そんなスタイルをもつ人のひとりが明本さん。愛車はヤマハのトリシティ125だ。
「海に近いところに住みたくて、2020年に湘南に引っ越してきました。そのタイミングで、昔からトライしてみたかったサーフィンを始めたんです。今はほぼ毎日、早朝の海に入っていますよ。
このトリシティ125に装着しているのはVAGABONGでオーダーしたサーフボードマウントです。これ、すごく頑丈で実用的なんですけど、デザインもよくて気に入ってます」
バイク乗りとしてもXSR700を所有し、日帰りツーリングなども楽しんでいる明本さん。行きたいサーフエリアまでの移動をトリシティにしたのは当然のこと。クルマを止めるところのない場所でも、トリシティなら入っていけるのが強み。海沿いの街に住んでいるからこそのベストな選択だ。
ボードを積めるトリシティ125の全貌を紹介!
サーフィン仲間でもあるVAGABONGでフルオーダーしたサーフボードマウント。違和感なくサーフボードを積載できるのがポイント。ボードとバイクの位置も、絶妙なバランスで調整されている。
サーフボードを外してしまえば、街乗りができるスクーター仕様へ。U字型のマウントも特殊工具などを使わなくても取り外しができるようにオリジナルのアイボルトで固定できる。
サーフボードマウントは車種に合わせたオーダーメイド。トリシティ125の足元のステーはステップから立ち上げられた部分にサーフボードマウントが装着できるように加工されている。
サーフボードマウントのパイプを固定するステーはトリシティ125のキャリアを取り付けるネジ穴に合わせて製作されている。パイプの位置固定はアイボルトのため工具不要。
(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)
Text/Y.Takahasi 高橋祐介 Photo/Y.Okuyama 奥山祐太
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