FULLCOUNTの1128ー2 Herringbone Moleskin Farmer Trousers

やっと春めいてきたと思いきや、真夏日を観測するエリアもあるほどなかなか不安定な気候。そんな季節が変わろうとしている兆候と同時に洋服が欲しくなってくる。個人的にほとんど流行とは関係の無い服を着ているので、毎年買い足さなくても売るほど服は持っているのに「季節の変わり目」と「新作」という言葉に誘われてついつい買い足してしまうのが私。
そのなかでも先日手に入れたのが本誌でもおなじみであるフルカウントのワークトラウザーズ。フルカウントといえばデニムに目が行きがちだけど、スウェットやその他のアイテムも見逃せないし、個人的にはデニム以外のプロダクツに昔から刺さることが多いブランドなのだ。
で、このワークトラウザーズ、フレンチワークの代表的な生地であるモールスキンながら、ヘリンボーン柄にストライプが入る「むむむ」な生地。聞けば、戦前のヴィンテージに見られた織り柄をプリントによって表現する手法(ウォバッシュ生地などもその代表)を踏襲して、昔ながらのシルエットで再構築したというもの。さらにオゾン加工によってヴィンテージさながらの雰囲気に。そんなトッピング全部盛りみたいな仕様と、昨今、注目度が高いフレンチワークの雰囲気に脱帽です。



(出典/「Lightning 2023年6月号 Vol.350」)
Photo/Y.Amino 網野貴香
関連する記事
-
- 2025.04.25
二代目コルテッツ、久しぶりの再会に歓喜。
-
- 2025.04.24
気兼ねなく着られる、至高のネイビーブレザー。
-
- 2025.04.23
レトロ×モダン。かゆいところに手が届く快適バッグ。
-
- 2025.04.22
男のモノ選びの本質がここにある。小林泰彦の『ヘビトラ大図鑑』