惚れちまったぜ、真の進化系ネイキッド。|TRIUMPH SPEED TWIN1200

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「クルマは国産の旧車が大好きだけど、バイクは新車のインポート物がいいんだよな~。その中でもトライアンフはお気に入り。現行車種、みんないいんだもん!」と語る、TOY&旧車担当のイスカンダル功がお届け!

乗りやすい、パワーもすごい。トコトコ走ってもよし。

ラインナップが多いメーカーって、1台や2台「これってどうなのよ?」といいたくなる車種がある。でもトライアンフって、どれを乗っても「これ欲しいかも!」ってなる。例えばライトニング5月号に登場したスピードトリプル。コスパなんて言葉は使いたくないけど、あの価格であの個性はコスパ最強だし悩まず買いでしょ。

カッコよく疾走するライダーは元ライトニング編集で、今は弊社映像部で活躍しているサカサモト。彼もスピードツイン1200のパンチのある走りには驚いていた。でも彼はボンネビルT100やスクランブラー900が気になっていた。確かに1200はちょっとパワーがありすぎるかも。でも見た目のカッコよさはコイツが一番。172万5000円~

ボンネビル系は言わずもがな。誰もが排気量を900か1200にするか必ず一度は迷うというほど、そのどちらも甲乙つけがいたい魅力を持っている。自分もその中のひとり。T100を乗ったら、軽快だしサウンドもいいし、試乗車を返却する時は購入をほぼ決めていた。でも1200も乗らないことには決められない。そこでスピードツイン1200を借りた。

もう行数もないし、言いたいことはわかるんじゃない? 乗りやすい、パワーもすごい。トコトコ走ってもよし。アクセルを開ければ脳内麻薬物質がドバドバ出てくる刺激的な加速。あとはバーチカルツインの鼓動と音。4発じゃ無理でしょ、あのフィーリングは。

というわけでスピードツイン1200がいいなってなったが、今度はT120やスラクストンRS、ボバーと悩んでしまうわけ。バイクは悩んでいる時が楽しいというけど、さすがにもう辛いっす。

兄弟車のスラクストンRS。セパハンだったりと、より走り指向に振った一台。セパハンだと背中と首がね(笑)。歳はとるもんじゃないな
強烈な個性のバーチカルツインエンジン。エンジン周辺の造形やマテリアルの使い方も見事。安っぽいところがないってスゴい!
最近はひとつのメーターに集約するバイクも多いが、コイツはスピードとタコがそれぞれ独立。メーターの質感もよく、所有感も大満足
スタンダードなネイキッドスタイルにモダンな要素を取り入れたエクステリアデザイン。マットカラーのオレンジ色のタンクがいいんだな

【問い合わせ】
トライアンフコール
TEL03-6809-5233

(出典/「Lightning 2023年5月号 Vol.349」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

Pick Up おすすめ記事

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...