乗りやすい、パワーもすごい。トコトコ走ってもよし。
ラインナップが多いメーカーって、1台や2台「これってどうなのよ?」といいたくなる車種がある。でもトライアンフって、どれを乗っても「これ欲しいかも!」ってなる。例えばライトニング5月号に登場したスピードトリプル。コスパなんて言葉は使いたくないけど、あの価格であの個性はコスパ最強だし悩まず買いでしょ。
ボンネビル系は言わずもがな。誰もが排気量を900か1200にするか必ず一度は迷うというほど、そのどちらも甲乙つけがいたい魅力を持っている。自分もその中のひとり。T100を乗ったら、軽快だしサウンドもいいし、試乗車を返却する時は購入をほぼ決めていた。でも1200も乗らないことには決められない。そこでスピードツイン1200を借りた。
もう行数もないし、言いたいことはわかるんじゃない? 乗りやすい、パワーもすごい。トコトコ走ってもよし。アクセルを開ければ脳内麻薬物質がドバドバ出てくる刺激的な加速。あとはバーチカルツインの鼓動と音。4発じゃ無理でしょ、あのフィーリングは。
というわけでスピードツイン1200がいいなってなったが、今度はT120やスラクストンRS、ボバーと悩んでしまうわけ。バイクは悩んでいる時が楽しいというけど、さすがにもう辛いっす。
【問い合わせ】
トライアンフコール
TEL03-6809-5233
(出典/「Lightning 2023年5月号 Vol.349」)
Photo/D.Katsumura 勝村大輔
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