今やオールドカーにも「経年変化」が見直されている!? Vol.1

  • 2023.07.05

使い込まれて色褪せたり、独特のヤレた雰囲気になっていくプロダクツの経年変化。

それまでは劣化というネガティブな評価がされていたものも、その時代を経ているからこそ生まれる味わいが最近ではヴィンテージ価値として見直されてきた。そんな一例がクルマ。

見た目は汚いけれど、それこそが価値という見方もあり、それが今注目されていたりする。

そんな経年変化したクルマを旧車天国であるアメリカのロサンジェルスでスナップする第一弾。アメリカ車が中心になるのはご容赦ください(笑)。

オリジナルペイントも”パティーナ”というひとつの価値になってきている。

経年変化というワードはヴィンテージジーンズやブーツ、レザージャケットなどによく使われるもので、デニムやレザーといった使い込むことで風合いや雰囲気が増すアイテムでポジティブに愛好家たちに歓迎されてきた。

現代のアイテムでもとくにジーンズやレザープロダクツは、新品から使い込んで、経年変化を楽しむ人は数多い。

そんな風潮からか、今はヴィンテージ古着はもとより、時計やクルマ、モーターサイクルまで経年変化というキーワードもひとつの価値基準になってきた。

いわゆるクルマなどは「パティーナ」とか「サバイバー」と表現されるスタイルが近年注目されてきている。その意味は「年月を経て使い込まれることで生まれた風合いそのまま」という意味。

クルマやモーターサイクルはレストアして塗装を塗り直すことが多いプロダクツ。だからこそ、オリジナルのペイントのまま生き残っている個体が、ある意味希少価値があるという判断基準だ。

もちろん、「あえて」という人もいるけれど、「仕方なく」という人もいる。

とくにクラシックカーの世界では、当時のペイントのまま、あえてヤレた塗装そのままで乗っていたり、エンジンや足周りはしっかりとレストアやアップデートをして、ボディはそのままという楽しみ方(これはスリーパーと言われるスタイル)も生まれている。

その気候のおかげで、クルマのパティーナでは世界でも随一のアメリカ西海岸で、経年変化したクルマたちをスナップしてみる。

これを汚いポンコツと見るか、カッコイイと見るかはあなたのセンス次第ってわけだ。

1971年式シボレー・シェベル・コンコースワゴン。全体的に見事に色褪せたペイント。車高が低いのはローダウンしているのか足周りがくたびれているのかは不明。フルオリジナルでこの雰囲気はなかなか
ボディは艶が無くなって雰囲気抜群だけど、バンパーなどのメッキパーツはしっかりと輝きを失っていない。あえてメッキパーツだけをレストアしているところに「狙い」を感じる1957年式ダッジD-100。ピックアップトラックにはパティーナがよく似合う
1986年式AMCイーグルワゴン。4WDの腰高ワゴンの先駆者(車)的モデル。1980年代らしい2トーンペイントはオリジナルのままヤレてツヤ無し状態に。タフなアメリカ車も、塗装はカリフォルニアの日射しには勝てない模様
乾いた気候でなければこのような錆び方(表面だけに薄く錆びが生まれ、中までは腐らない)をしないので、見た目は錆び付いていてもボディは生きている。VWのレイトバスはもともとヒッピーなどにも愛されていたので、パティーナルックもサマになる
プライマリー(下地)塗装のまま塗られることがなく、そのままボディが経年変化した1932年式フォード・ピックアップ。ノスタルジックなホットロッド愛好家には、ボディをキレイに塗らないオーナーも多い。もともと走りを重視するカルチャーなので見た目は二の次。スタイルとしては間違ってはいないのだ。もちろん、時間とコストができればいつかはキレイに塗り直すとは思うけど
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