1971年に本池秀夫氏が立ち上げたレザーアーツ&クラフツモトが昨年に50周年を迎えた。コロナウィルスの感染拡大の影響で休止していた50周年プロジェクトが今年に本格化。その全容は、アートとクラフトマンシップに溢れた魅力的ものばかりだ。
本池秀夫の人生が凝縮された濃厚な空間。
モトの創業者である本池秀夫氏は、日本における革人形作家の第一人者であり、道なき道を切り開いてきた。2016年にはその実績が評価され、鳥取県の無形文化財保持者に認定されている。
そんな本池秀夫の’70年代から現在までの作品を収蔵したミュージアムがオープン。本池氏自らが設計に携わり、国内で唯一の革工芸作品を展示する美術館となっている。本池秀夫氏の歴代の作品だけでなく、ここでしか買えないスペシャルなアイテムも展開している。
まるで旧きよきアメリカの片田舎にひっそりとありそうなミュージアムを体現した館内。
外装からファサードのデザインまで、すべて本池秀夫氏がディレクションしている。
本池秀夫氏を象徴するアニマルシリーズの最新作とともにポートレートを撮影。この作品は、最終仕上げを館内で行い、その制作風景を見られるインスタレーションを行った。
【問い合わせ】
MOTOIKE MUSEUM OF LEATHER ART
鳥取県米子市大篠津町4841
TEL0859-25-0550
営業/10:00~ 17:00
休み/水・木曜
http://www.motostyle.jp/
LEATHER& SILVER MOTO
TEL03-3407-5836
http://www.motostyle.jp
(出典/「Lightning2022年12月号 Vol.344」)