野球アイテムがファッションになった理由とは? 少年たちの憧れがそこにはあった。

  • 2022.11.28

ベースボールからファッションへ昇華したきっかけのひとつは、子どもたちがスター選手たちへ憧れて、真似したことだった。そんな背景を「ウエアハウス」の藤木氏のアーカイブとともに振り返る。

「ウエアハウス」プレス・藤木将己さん

1974年生まれ。京都府出身。小学生から野球を始め、ピッチャーとして活躍。大学まで野球を続け、卒業後の1997年にウエアハウスに入社。アメリカの野球文化にも精通している。

【藤木さんコレクション】Tシャツ編

BBキャップと並んで、ファングッズとして人気であったTシャツ。藤木さんはMLBだけでなく、リトルリーグのユニフォームTシャツまで網羅している。

これはファングッズではなく、実際にリトルリーグで使用されていたTシャツ。旧いもので’50年代のヴィンテージが確認できる。審判やマネージャー用にも製作されていたのがおもしろい。

MLBを代表する守備職人のひとりであるオジー・スミスがセントルイス・カージナルスに所属していた時のオフィシャルTシャツ。

【藤木さんコレクション】ベースボールシャツ編

藤木さんが蒐集しているベースボールシャツはファングッズではなく、実際に使われていたもの。レアなミリタリーのゲームシャツから、なんと日本の出版社のものまで網羅。

なかなか出てこないUS NAVYの野球チームもの。おそらく海軍兵学校(ネイバルアカデミー)で使われていたゲームシャツだろう。ロサンゼルスにあったARMSTRONG’Sというメーカーが製作。

出版社の野球チームのユニフォームは、元気堂というショップが製作。1960年代頃と推定。コットン製でとても丁寧な縫製仕様が印象的。

【藤木さんコレクション】ヴァーシティジャケット編

日本ではスタジャンのネーミングでお馴染みのヴァーシティジャケットも様々な年代を蒐集している。レアなチームジャケットからカレッジの実物、ファングッズまで揃っている。

レッドソックスのウォームアップジャケットは’50年代頃のもの。レッドソックスをフォーカスした写真集にも掲載されており、選手やスタッフが実際に着用していた希少なものである。

一見クラシックだが、実は2000年代に製作されたレターマンジャケット。脈々と受け継がれる伝統を感じる。

【藤木さんコレクション】BBキャップ編

野球のファングッズをファッションに昇華させた立役者であるBBキャップ。’70年代よりプロとまったく同じ品質のグッズが登場し、多くの少年を魅了した。

アメリカを代表するベースボールキャップメーカーであり、MLBの公式でもあるニューエラのキャップ。メジャーだけでなく、いち早くマイナーリーグのファングッズも手掛けた。

MLBのオフィシャルキャップを手掛けていた老舗ブランドであり、現在はなくなってしまったローマンプロキャップ。クリーブランド・インディアンスは今年からガーディアンズに名称を変更。

【問い合わせ】
ウエアハウス東京店
TEL03-5457-7899
http://www.ware-house.co.jp

(出典/「Lightning2022年11月号 Vol.343」)

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