アメリカ発祥の奥深きホビー、ハンドメイドのバスフライの世界を紹介!

  • 2023.02.21  2022.09.25

ブラックバスといえばルアーで釣る魚。そういうイメージをもつ人も多いだろう。ここではバスフライという奥深き世界を紹介。日本ではまだ少ないバスフライ製作者である中山さんのユニークかつカラフルな作品はコレクションしたくなるものばかりだ。

中山勝さん

日本における数少ないバス用のフライ=バスバグ製作者。鹿の毛の密度の高さ、緻密な成形、独創的なカラーリングはまさに芸術作品。

ルアーにはない魅力を持つバスフライ。

奇抜なカラーのフライに食いついたブラックバス。「こんなフライで!?」という意外性も魅力なのだ

バスフィッシングといえばルアーというのが日本でのイメージである。しかし、フライでブラックバスを狙う者もいる。中山さんもそんな一人だ。多くのバスアングラーがルアーで釣りをする中、なぜフライなのだろう。

「僕も以前はルアーでバスを釣っていたんですよ。でも、毎度同じルアーを使って同じような釣り。気がつけば、ルアーボックスに同じ色の同じようなルアーばかりになっちゃって、それに飽きてしまったというのが理由です」

釣具メーカーによって敷かれた線路の上を走っているだけのような釣りに疑問を感じていたのだ。

「そんな時に知ったのがバスのフライフィッシングだったんです。でも、日本にはやっている人もほとんどいないし、フライの巻き方の教本もない。だから、最初は見様見真似で巻いていました。ルアーと違って、自分の趣向を入れられるところも魅力ですね」

しかし、見様見真似だけでは行き詰まることもあった。そこから、アメリカのバスフライ製作者にDMを送り、教えてもらうようになる。偶然にも、その相手がアメリカでトップクラスのバスバグタイヤーだったこともあり、高いフライ製作技術を得ることができた。この独創的な色彩のフライはこうして生まれたのだ。現在では、Youtubeを使って、その手法を広める活動もしている。

「バスのフライには、ルアーにはない魅力がいっぱいあります。難しい面もありますが、趣味としては最高だと思いますよ」

中山さんのフライを見ただけでもその魅力が溢れ出している。

色鮮やかなバス用のフライは、こうしてハットに取り付けおしゃれに使用することもできる。6月11日には毛ばりカフェを開催。詳しくは「毛ばりカフェ」で検索!

カラフルなハンドメイドバスフライを紹介。

フロッグポッパー

背中のカエルのような模様が特徴的なポッパー型フライ。形状的には製作の基礎となるものだが、ここまでの複雑なカラーリングは相当な熟練を要する

バレットヘッド・スライダー

弾丸型のヘッドを持ったフライ。勢いよく引けばダイビング、その後揺れながら浮上しバスを誘惑。鮮やかかつ複雑でテクニカルなカラーリングは、中山さんならでは!

タップスバグ

フライ前面のフラットな部分で水飛沫を上げバスを誘うポッパー型のミニフライ。世界平和を願って、イエロー、ホワイト、ブルーというウクライナの国旗カラーを採用している

ラウンドフロッグ

ボックスに入れておくだけでも楽しくなってしまうコミカルなカエル型のフライ。これだけ可愛らしいとバスに食べられるのが可哀想になってしまう

フィッシャブルバード・スパロウ

ヘッドとボディが別になった2連結のスズメ型フライ。製作するのも難しいが、キャストするのもかなりの修練が必要。使い手を選ぶ、わがままな一品といえるだろう

フィッシャブル・スワロー

ツバメの形をした遊び心満載のフライ。タワシ状に束ねた鹿の毛をカミソリで丁寧に成形していく。本来バスの餌ではないツバメをフライにしてしまう自由さも楽しいところ

ウッドアイ・メッセンジャーフロッグ

メッセンジャーフロッグの目玉に木製のアイを使用。フライ製作において、素材選びも製作者の個性。料理同様、独自の味付けを加えられるのもバスフライの魅力

ポップン・ドット

そのままアクセサリーにもなりそうな発砲素材を使用したポッパー。色鮮やかなドットパターンは見ているだけで楽しくなる。小型なのでブルーギル釣りにも適している

(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部