クラシカルで完成したスタイルとシングルサウンドに心躍る「YAMAHA SR400 Final Edition」

  • 2021.10.21  2021.07.09

免許を取得したばかりのビギナーから数々のバイクを乗り継いできたベテランまで多くのライダーを魅了してきたSR400だが、この「Final Edition」をもってその長い歴史に幕を閉じる。

クラシカルで完成したスタイルと、日常を彩る、シングルサウンド。

永遠のスタンダード――。リーバイス501、ヘインズのTシャツ、レッドウィングの#8875といったアメリカンカジュアルのアイコンと同じく、SR400はバイク界のスタンダードだ。

排ガス規制の影響で、’08 年に一度生産を終了したが、’09年の年末にキャブをフューエルインジェクションに変更して、SR400は再び僕たちの前に帰ってきた。だが、「Final Edition」が表すように、残念ながら今年を最後に生産終了となる。

永遠のストリートバイク――SR400。どんな格好でも似合う、どんな場所にも行きたくなる……SRは日々の生活を色鮮やかにしてくれる、気のおけない友達のような存在だ

SR400のクラシックな外観に惹かれる人は多い。だが、初めて乗る人はその乗り味に最初はとまどうかもしれない。基本は1978年に登場したバイクなので、イマドキのバイクと違って高回転域では振動が発生するし、アクセルのレスポンスもシュンシュン回るというよりは、ひと呼吸おいてダララッと回る感じ。でも、せかされないから等身大で付き合える。これが多くのライダーを魅了し続けてきたSRの味に他ならない。

ファイナルエディションは43年間というSRの歴史の最後を飾る一台だが、復活を願う人たちがいる限り再び僕らの前に姿を現すに違いない……と本誌は勝手ながら期待している。でも、復活したとしてもそれは今のSR400とは似て非なる物かもしれない。だからこそ、もしSR400を新車で手に入れたいと思うのなら、ショップによってはまだ入手可能なのでこの機を逃さないほうがいいだろう。

新車で手に入れ、10年、20年と乗り続けていくことができる――そんな日常に寄り添ってくれるバイクはSR400をおいて他にはないのだから。

伝統のキックスタートは、この最後のモデルまで継承された。インジェクションエンジンのため、キャブレターのような気難しさはない。ビギナーでも2~3回ほど練習すれば、簡単に始動できるようになるのでご安心を

43年間というSRの歴史の最後を飾る「YAMAHA SR400 Final Edition」を拝見!

【スペック】

  • 全長:2085mm
  • 全幅:750mm
  • 全高:1100m
  • シート高:790mm
  • 車両重量:175kg
  • 最高出力:18kW(24PS)/ 6500rpm
  • 最大トルク:28Nm / 3000rpm
  • 価格:60 万5000 円

クラシカルなホワイトメーター。オドとトリップもアナログ式なのがうれしい。警告灯と表示灯も両メーターの下部にシンプルに配置。

音叉マークが貼られたダークグレーのタンク。シックな色合いは街の雰囲気に違和感なく溶け込んでくれる。大人のカラーリングだ。

43年間の歴史をもつ、日本が誇る空冷ビッグシングル。最高出力は24馬力。でも、それで十分だと感じさせてくれる乗り味をもつ。

オイル注入口もずっと変わらずにこの位置のまま。車体のチェックやメインテナンスを自分ですることで、より愛車との距離は近くなる。

昔はマフラーを交換して個性を出していたが、今ではノーマルの姿が一番美しく感じるようになった。完成された造形のマフラーだ。

視認性のいい大型のテールランプ。SRのずっと変わらない個性のひとつだ。ウインカーも昔ながらの形状だが、今はこれがカッコいい。

【問い合わせ】
ヤマハ カスタマー コミュニケーション センター 
TEL 0120-090-819
https://www.yamaha-motor.co.jp/

(出典/「Lightning 2021年8月号 Vol.328」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部