【喫煙室の密談◎第1話】雑誌ライトニングの歴史を語ろう!

  • 2021.10.24  2020.12.01

昨年、創刊25周年と通算300号を迎えた雑誌ライトニング。気が付けば現在発売中の最新号は321号と、あっという間に月日は流れるもので、編集部もすっかり大人(おじさん)。記憶に残る企画は数あれど、誕生から中身までそのグダグダっぷりでよくも10年も続いたものだと語り継がれているのが、連載「喫煙室の密談」だ。

弊社社内の喫煙室で実際に行われていた密談(というか雑談)をそのまま誌面に載せてしまうという伝説の企画を、WEBでひさびさに復活! 第一回は「ライトニングの歴史」。ライトニング編集部の一員になった気分で読んでみてほしい。

▼第2話・第3話もチェック!

【喫煙室の密談◎第2話】アメカジの祭典「稲妻フェスティバル」を語り尽くす!

【喫煙室の密談◎第2話】アメカジの祭典「稲妻フェスティバル」を語り尽くす!

2021年10月24日

【喫煙室の密談◎第3話】編集部高齢化問題!?ライトニングの行く末は……?

【喫煙室の密談◎第3話】編集部高齢化問題!?ライトニングの行く末は……?

2021年10月24日

突如空いてしまったページを埋めるために始まった連載「喫煙室の密談」。

ラーメン小池(以下小池) いや~、久々の喫煙室の密談だよ。

モヒカン小川(以下小川) あの伝説の連載ね。毎回グダグダのトークで1ページ使っちゃうやつ。

松島親方(以下松島) あれ、2004年2月号から始まったんだよ。伝説は突然始まるもんだな。で、2014年7月号で、惜しまれつつ打ち切り。

こちらが2004年2月号に掲載された、『喫煙室の密談』の記念すべき第1回目。モノクロページが空いてしまい、急遽作られた“やっつけページ”だったが、その後、約10年間続くことになる。

小川 誰も惜しんでねぇよ。

小池 そもそも『喫煙室の密談』が始まったきっかけは、モノクロページが1ページ空いちゃったからでしょ? あれが伝説と言われている所以は、ページの埋め草にしても、力業過ぎるところだよ。

小川 そうそう、オチもなんもないからね、あれ。全国誌の誌面を、こんなくだらない記事に使っちゃっていいんだ、という伝説。

松島 君たち、うるさいよ。だいたい君たちの会話に、オチなんてないじゃん。それをそのまま文章にしただけ。文句があるなら自分たちのトーク力に言えよ。俺悪くない。

小池・小川 ……。

松島 それはそうと、俺この前、ある人と新幹線で名古屋に行ったの。待ち合わせは品川駅の新幹線改札口。

小池 ほう。

松島 一緒に行った人は、とっても目上の人で、しかも非喫煙者。

小川 最悪のパターンだな。タバコを吸うタイミングが見つからない。

松島 そうなんだよ。だから、会う前にタバコを吸い貯めしようと思って、喫煙所を探したの。でもさ、新幹線の改札内には喫煙所はあるんだけど、待ち合わせるまでは入れないから、JR駅構内を探し回って、ようやく見つけたわけ。

小池 あったんだ、よかったじゃん。

松島 駅構内にあるカフェの中にあったんだけど、そこの喫煙所、加熱式タバコのみOKなんだよ。加熱式タバコ、持っててよかったーという話。

小川 今どき多いよね、そういう喫煙所。マジめんどくせー。

松島 ちなみに、ここも加熱式タバコのみだからね!

小池 そうなの? ま、俺たちいつも持ち歩いてるからね、加熱式タバコ。

小川 今どきの喫煙者の必需品だよね。

いろんな意味でぶっ飛んでたあの頃……今は徹夜はできません。

松島親方(以下松島) 小池ちゃんがライトニングに入ったのって、いつだっけ?

ラーメン小池 俺1997年。大学生バイトから始めたんだよ。1994年3月にライトニングが創刊したから、ちょうど3周年の頃。

松島 さすが最古参。俺は2000年9月だな。競馬雑誌からの華麗なる転身。ちなみに小川さんが入った時のこともはっきり覚えてるよ。

小川 俺もはっきり覚えてる。俺がライトニングに入ったのが2002年5月なんだけど、朝10時に編集部に行ったら、誰もいないんだよ。あれ?と思ってたら、突然、地面から松島さんが生えてきた。

小池 おじさん、地べたで寝てたのね。

松島 ちょうど校了中で、疲れ果てて寝てた。

小川 マジで「ヤバいところに来ちゃった……」って後悔した。で、その日に社長のところに挨拶に行ったら、「お前、来週からLAに行け」だもん。どんな会社だよ(笑)。

松島 あの時って、ライトニングが創刊100号のタイミングだったんだよね。編集部総出でLAに行った記憶がある。

2002年8月号が、ちょうど100号記念号だった。モヒカン小川は、この号からライトニングに参加。編集部のほぼ全員がロサンジェルスに渡り、現地のトレンドを総力特集し、好評を博した。

小池 その頃、俺は「Daa(ダー)※アメリカ車専門誌」を作ってたからな。

松島 この人、その頃モヒカンじゃなくてスキンヘッドなの。笑えない?

小川 モヒカンだったら面接受からないだろ、フツー。それを言うなら、小池さんだって、金髪だったよね。

小池 そうそう。で、松島さんはちょっと痩せてた。でもすでに「松島関」って呼ばれてたけどね。

小川 会社で偉くなって松島親方と呼ばれるようになってから、急に貫禄でたよね、人間性じゃなくて、腹部が。

小池 松島理事長って呼ばれる日が楽しみだな。

松島 でも気付けばライトニングも次の2021年1月号で321号だよ。俺の腹も出るわけだ。

小川 入った時は31歳だったけど、もはやアラフィフだもん。もう徹夜なんてできねぇよ。

小池 あの頃は、みんなで編集部に住み込んでたからね。もう絶対に無理。次の日はおろか、その週いっぱい、使いもんにならなくなっちゃう。

松島 いまは「働き方改革」の時代ですから。

小川 あの頃も「労働基準法」はあったけどな。

小池 そういえば、この前松島さん、編集部で吠えてなかった? 相変わらずアツいな~と思ったよ。

小川 それ、知ってる。俺、出張先の京都で酒飲んでる時に編集部に別件で電話したんだよ。そしたら受話器の向こうから、松島さんの物凄い怒号が……酒がまずくなるから電話切っちゃった。

松島 あれは、新人教育の一環だよ。たまにはビビらせないと、若人は大きくならないの。俺、昔は毎日のように叫んでたじゃん?

小池 うん。隣の編集部から「動物園」って言われてたよ、俺たち。

松島 でも130号あたりから、叫ぶのをやめて、あえて優しいキャラに変えたんだよ。

小池 130号で何があった?

小川 調べてみると、130号の特集は『夏を求めて南へ向かう』、売れなかった号です。

これが問題のライトニングvol.130(2005年2月号)。この頃は、沖縄やハワイなど、ビーチサイド系のライフタイル取材がよく行われていた。ちなみにこの号は、あまり売れなかった。

松島 違う! だいたいその頃という意味だよ。だけどさ、たまには若い奴を怒鳴らないとダメだね。ピリッとさせないと。すべて教育のための演技なんだよ。

小川 そういえば、たまにピザ食いながら電話で叫んでる時あるよね、完全にポーズで。目が笑ってるんだもん。

松島 まぁ、歳をとってもさ、丸くなっちゃいかんのよ。たまには演技してでも尖がらないと。

小池 てかこの話、ライトニングの歴史っていうより、俺らの老いの話になってない?

松島 いいんじゃない? 経年変化っていうことで。

小川 ……やっぱりオチがねぇな。

ちなみに松島親方の愛用は……

プルーム・テック・プラス/メビウス・ゴールド・クリア・ミント・プルーム・テック・プラス専用

「デスクで仕事していると、一口だけ吸いたいってタイミングがあるんだよね~。そういう時にこれは最適なんだよ。」

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部