エンジニアブーツを履き続けた俺の“終着駅”は、「メイカーズ」のホース・エンジニアだった。

  • 2021.10.18  2020.01.10

気が付けば、30年近くエンジニアブーツを履いてきた。雑誌「ライトニング」の創刊は、俺が大学4年生だった’94年。その時、すでにエンジニアが俺のユニフォームだった。

初めてエンジニアに足を通したのは、18歳の時。その時はチペワを買い、その後、バイトをしてレッド・ウィングのエンジニアをゲットした。20歳の時に大学を1年休学し、そいつを履いてオーストラリアやインド、ネパールを放浪した。エンジニアを履いてエベレストのベースキャンプ(標高5364m)まで行ったのは、もしかしたら、人類初の“快挙”だったのかもしれない。

あれから、俺は何足のエンジニアを潰してきたんだろう。昔はスティールトゥ入りのゴツい奴が好きだったが、空港でピーピー鳴るので、最近ではトゥが薄めの、クラシカルスタイルが断然好み。シューストアや展示会に行っても、俺の眼は絶えず新しいエンジニアを探しているのだ。

「メイカーズ」のホース・エンジニア

1940年代のロングエンジニアをベースに、木型のラインを生かすために無駄を省いたデザ インが美しい。(写真はダークブラウン)HORSE ENGINEER 9万1800円(メイカーズ http://makers-s.jp)

で、本題。この凛とした佇まいのエンジニアを見てほしい。俺は、メイカーズの展示会でこのエンジニアと出会った時に、「これだ」と思ったね。普段は謙虚さを心掛けているが、今回だけはエラそうに言わせてもらいたい。

「数十足のエンジニアをリアルに履いてきた俺だからこそわかる、この美しさ」。

クラシカルなタイプは昨今多いが、これほど艶めかしいフォルムには、なかなか出会えない。素材の良さからくる品のいい光沢感、仕上げの丁寧さ……俺にとってこいつは、エンジニアではなく「ドレスブーツ」なのだ。今年48歳・年男。現時点で、このエンジニアが、俺の中の「最終到達地点」と言える。

メイカーズの作るブーツは、その佇ま いの美しさに定評がある。デザインに無駄がなく、履き込む程に色気が増す
グッドイヤーウェルテッド製法で堅牢な作りが特徴。素材はイタリア製ホースバットの特注ラッカー仕上げ
ソールはBILTRITEを採用。クラシカ ルな雰囲気溢れるセパレートソール で、しっかりとグリップする

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【問い合わせ】
メイカーズ
http://makers-s.jp

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2019年4月号」)

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