2ページ目 - レッドウィングのサイズ感とは? 直営店ではワイズも選べるってホント?

正しいサイズがわからない! そんな時は自分で測ってしまおう。レッドウィングのサイズ表の見方も教えます。

サイズを知る上で必要なのは、かかと~つま先までの「足長」、ワイズを決めるのに必要な、親指の付け根と小指の付け根を結ぶ「外周」と「幅」だ。さらに、測る時間は足のむくみを考慮して、「朝」「夜」2回、左右ともに計測する。

これで、例えば26㎝だったら、ブーツの場合、「26㎝」を選べば問題ない。ブーツはつま先に「捨て寸」といって通常10~15㎜以上余裕を取っているので、足長に関してはジャストを選択してもほぼ間違いない(前述のとおりレッドウイングは大きめの作りなので加味しよう)。また、靴を選ぶときに指の長さなどつま先を気にする人が多いが、実はかかとが重要。かかとが小さいと靴ずれを起こし、健康に害をもたらすことも。これを合わすにはカスタムオーダー、もしくは中敷きやソックスでフィッティングを高めるというワザもある。

では順を追って、サイズの測り方を紹介しよう。その前に、レッドウィングが採用しているUSサイズの見方をチェック!

レッドウィングのサイズ表(ワイズは基本的にD)

US5.0 約23.0cm
US5.5 約23.5cm
US6.0 約24.0cm
US6.5 約24.5cm
US7.0 約25.0cm
US7.5 約25.5cm
US8.0 約26.0cm
US8.5 約26.5cm
US9.0 約27.0cm
US9.5 約27.5cm
US10.0 約28.0cm
US10.5 約28.5cm
US11.0 約29.0cm
US12.0 約30.0cm
US13.0 約31.0cm

1.まずは外格線をなぞっていく。

上から見た足のフォルム「外格」を測る。写真ではスクライバーという専用の器具を使っているが、鉛筆を立てるようにすれば器具を使わなくても測ることができる。この外周のかかと~つま先が「足長」となる。

2.次に内角線を出す。

続いて鉛筆の先を斜めにして、足と地面の接地面をなぞるようにして「内格」を測る。土踏まずやかかとなど、上から見た外周と、実際に接地している内周の差を見ることで足の特徴などがわかってくる。

3.ワイズは2回計測。

ワイズを決定する「外周」と「幅」を計測。足の親指の付け根と小指の付け根付近の、最も幅が広い部分をメジャーで測る。ゆるい状態と、少しキツメの状態の両方で測り、キツメを採用。幅は外格線から計測。

4.このデータをもとにラスト(木型)を決定する。

カスタムオーダーの場合は、このデータをもとに木型を決定。既製品を買う場合は、1~3でわかる「足長」と「幅」を知っておくことでサイズが見つけやすくなる。

店舗でいろいろ履いてみるというのが一番だが、自分で正確なサイズを測ることができれば、ネットでの買い物の際に安心できる。自分で測ったデータをもとに、公式のサイズ表と照らし合わせれば、自分の足にフィットした一足を手に入れることができるだろう。

それでもサイズが合わない。もっとフィット感が欲しいなら……靴下で調整!

肉厚で吸湿、速乾性に優れたウールを主素材とし、アクリル、ナイロンで強度、耐久性を高めたブーツ専用に開発されたソックス。足をしっかりとホールドしてくれるため、クッション性やフィット感は抜群。2,200円

ブーツを履くうえで重要視される履き心地。特にワークブーツは堅牢性を求めた作りのものが多いため、革が硬く、重量があるものがほとんどだ。そのため、履いていると靴擦れや足の疲れの問題が多かれ少なかれ発生するもの。侮ることなかれ、ソックス選び。ソックスはフィット感、微妙なサイズ調節、靴擦れなど大いに活躍してくれる有効なアイテムで、ブーツの履き心地に大きく左右する。

そこで、おすすめしたいのはレッドウィングのオリジナルソックス。ブーツ同様、強度と耐久性に長けた作りはブーツ愛好家必見のアイテムだ。

ブーツ着用時に欠かせないソックス。ブーツ専用のソックスとしてリリースされるこのソックスは、ブーツ着用時、足へのフィット感を高め、快適な履き心地を約束する。 100回以上洗っても伸びることのないヘビーユースに絶えられる作りも嬉しい

このほかにも、インソールや紐の結び方でフィット感を増すこともできる。まずは自分のサイズをよく理解した上で、一番合ったブーツのサイズを見つけるのが先決だ。

▼そのほかのフィット感を高める方法の詳細はこちら!

ブーツの履き心地が変わる! フィット感を高める3つの方法。

ブーツの履き心地が変わる! フィット感を高める3つの方法。

2022年12月05日

※情報は雑誌掲載時のものとなります。

(出典/「別冊2nd「ザ・レッド・ウィング・ブック」、「別冊Lightning「RED WING BIBLE」、Lightning特別編集「THE BOOTS BIBLE」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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