正しいサイズがわからない! そんな時は自分で測ってしまおう。レッドウィングのサイズ表の見方も教えます。
サイズを知る上で必要なのは、かかと~つま先までの「足長」、ワイズを決めるのに必要な、親指の付け根と小指の付け根を結ぶ「外周」と「幅」だ。さらに、測る時間は足のむくみを考慮して、「朝」「夜」2回、左右ともに計測する。
これで、例えば26㎝だったら、ブーツの場合、「26㎝」を選べば問題ない。ブーツはつま先に「捨て寸」といって通常10~15㎜以上余裕を取っているので、足長に関してはジャストを選択してもほぼ間違いない(前述のとおりレッドウイングは大きめの作りなので加味しよう)。また、靴を選ぶときに指の長さなどつま先を気にする人が多いが、実はかかとが重要。かかとが小さいと靴ずれを起こし、健康に害をもたらすことも。これを合わすにはカスタムオーダー、もしくは中敷きやソックスでフィッティングを高めるというワザもある。
では順を追って、サイズの測り方を紹介しよう。その前に、レッドウィングが採用しているUSサイズの見方をチェック!
レッドウィングのサイズ表(ワイズは基本的にD)
US5.0 | 約23.0cm |
US5.5 | 約23.5cm |
US6.0 | 約24.0cm |
US6.5 | 約24.5cm |
US7.0 | 約25.0cm |
US7.5 | 約25.5cm |
US8.0 | 約26.0cm |
US8.5 | 約26.5cm |
US9.0 | 約27.0cm |
US9.5 | 約27.5cm |
US10.0 | 約28.0cm |
US10.5 | 約28.5cm |
US11.0 | 約29.0cm |
US12.0 | 約30.0cm |
US13.0 | 約31.0cm |
1.まずは外格線をなぞっていく。
上から見た足のフォルム「外格」を測る。写真ではスクライバーという専用の器具を使っているが、鉛筆を立てるようにすれば器具を使わなくても測ることができる。この外周のかかと~つま先が「足長」となる。
2.次に内角線を出す。
続いて鉛筆の先を斜めにして、足と地面の接地面をなぞるようにして「内格」を測る。土踏まずやかかとなど、上から見た外周と、実際に接地している内周の差を見ることで足の特徴などがわかってくる。
3.ワイズは2回計測。
ワイズを決定する「外周」と「幅」を計測。足の親指の付け根と小指の付け根付近の、最も幅が広い部分をメジャーで測る。ゆるい状態と、少しキツメの状態の両方で測り、キツメを採用。幅は外格線から計測。
4.このデータをもとにラスト(木型)を決定する。
カスタムオーダーの場合は、このデータをもとに木型を決定。既製品を買う場合は、1~3でわかる「足長」と「幅」を知っておくことでサイズが見つけやすくなる。
店舗でいろいろ履いてみるというのが一番だが、自分で正確なサイズを測ることができれば、ネットでの買い物の際に安心できる。自分で測ったデータをもとに、公式のサイズ表と照らし合わせれば、自分の足にフィットした一足を手に入れることができるだろう。
それでもサイズが合わない。もっとフィット感が欲しいなら……靴下で調整!
ブーツを履くうえで重要視される履き心地。特にワークブーツは堅牢性を求めた作りのものが多いため、革が硬く、重量があるものがほとんどだ。そのため、履いていると靴擦れや足の疲れの問題が多かれ少なかれ発生するもの。侮ることなかれ、ソックス選び。ソックスはフィット感、微妙なサイズ調節、靴擦れなど大いに活躍してくれる有効なアイテムで、ブーツの履き心地に大きく左右する。
そこで、おすすめしたいのはレッドウィングのオリジナルソックス。ブーツ同様、強度と耐久性に長けた作りはブーツ愛好家必見のアイテムだ。
このほかにも、インソールや紐の結び方でフィット感を増すこともできる。まずは自分のサイズをよく理解した上で、一番合ったブーツのサイズを見つけるのが先決だ。
▼そのほかのフィット感を高める方法の詳細はこちら!
※情報は雑誌掲載時のものとなります。
(出典/「別冊2nd「ザ・レッド・ウィング・ブック」、「別冊Lightning「RED WING BIBLE」、Lightning特別編集「THE BOOTS BIBLE」)
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