カート・コバーンに学ぶ、モヘアニットの魅力。

今の若者には「モヘアって何?」と言われてしまう、オジサマ世代なら「懐かしいなぁ」と感じる、それがモヘアニット。だが、今シーズン、注目度上昇、復権中である。

「ジェラード」が今シーズン発表した新作モヘアは、毛足が長くて上質感と抜け感を併せもつ1枚。かつて、伝説のロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカル兼ギタリストであるカート・コバーンが、モヘアカーディガンにダメージデニムというスタイルで、グランジファッションを確立させた……。今、あの時代のリバイバルブームがやってきているのだ。

カート・コバーンも愛用した、モヘアニットの魅力とは?

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近年、世間では太リブのニットが注目を集めていたけれど、あえて逆張りのモヘアニットを提案するのが人気アパレルブランド「ジェラード」。現在、モヘアは巷でも注目を集めているアイテムで、肩肘張らない力の抜けた印象が◎。アメリカンカジュアルにもピッタリで、素材もウールよりも上質で柔らかい印象を受ける。

しかし、その“ゆるふわ感”を女性的と捉え、敬遠する人もいるかもしれないが、ちょっと昔を思い出して欲しい。ピストルズに憧れたかつてのパンクキッズも、ニルヴァーナに傾倒したグランジロッカーたちもみんなモヘアを着ていたのだ。

そもそも現在のリバイバルブームの中心は’90年代。まさにグランジファッションが台頭した時代でもある。代表的なグランジスタイルといえば、やはりカート・コバーンは外せないだろう。モヘアカーディガンにダメージデニム、そしてスニーカー。コーディネイトは懐かしさを感じるが、アイテムだけで見ると決して古臭さは感じない。

高級素材のモヘアを贅沢に使った「ジェラード」のニットカーディガン。

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ココアブラウン 4万1040円
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リバーグリーン 4万1040円

JELADO “BASIC COLLECTION” Cobainのモデル名の通りカート・コバーンが着用していたモヘアカーディガンがモチーフとなっているプロダクツ。希少なアンゴラ山羊の毛を原料としており、一般的なキッドモヘアよりさらに細かい繊維の原毛で編みたてたという超贅沢な逸品。そのため肌当たりも少なく、Tシャツの上から着てもチクチクしない着心地が特徴。カラバリは迷彩を連想させる配色のアーガイル柄と、コバーンも愛していたであろうグリーンも展開している。

「飾らないスタイルがカッコいい」というアメリカンカジュアルの根底にあるモノに久々に気付かせてくれるアイテムは、意外にもジェラードのモヘアニットなのかもしれない。

(出典/「LIGHTNING 2018年12月号 Vol.296」)

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めぐミルク
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めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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